2023年11月8日水曜日

「水ヶ沢山(みずがさわやま 323.4m)」「烏帽子岳(えぼしだけ 719.6m)」に登る



11月8日(水) 0430起床 (ーーー)
天気 雨のち曇
気温 7℃

 「水ヶ沢山(みずがさわやま 323.4m)」は、陸奥湾の最奥に張り出した夏泊半島の山で展望の山であるらしい。その半島中央の山にはアンテナが建つ、田んぼの中の一本道を入っていく。



田んぼの一本道は林道になり昨日の台風並み大嵐による落枝を片付けながら上がっていく



林道終点手前に駐車スペースを見つけ用心して此所の山旅号を止めて歩き始める



「水ヶ沢山(みずがさわやま 323.4m)」
歩行距離 2.0km 所要時間 58分 総上昇量 174m 移動平均速 3.7km(全体平均速 2.1km)

0735時 山旅号駐車地点発
0741時 林道終点
0810時~0813時 「水ヶ沢山(みずがさわやま 323.4m)」山頂
0829時 林道終点
0833時 山旅号駐車地点着

林道終点には、東北電力水ヶ沢中継所の小広い駐車場がありその少し下に「水ヶ沢山 遊歩道入り口」の小さな案内板が立っている


入り口の急斜面を少し上がると緩やかな山の斜面に「ブナ」「ナラ」「赤松」の混交林が広がる。大小様々な太さの森だが妙にその太さが均一である。

いわゆる二次林で 伐採された後に再生した森である。手を加えなくとも森は元の森の還っていく、その森が実に美しい

歩く先に「ヤマサンショウ」が黄色く色付いている、此れを指で手のひらで潰すと爽やかな香りが辺りに広がる。香りも楽しむのが山旅三昧流である。



登り上がった山頂に立つのは「漁業無線アンテナ」と「県土木事務所無線アンテナ」、色気など無い無骨丸出しの山頂で展望も無い



アンテナフェンスの脇に三角点が有るのみ、津軽半島と下北半島が抱く陸奥湾見たさに登る輩も多いだろう、叶えてやって欲しいものである



しかし、たった1時間の山歩きながら津軽の山の雰囲気は十分に味わえる
低いとか、林道使いとか、たった1時間とか云う勿れ。
好いものは好いのです


「烏帽子岳(えぼしだけ 719.6m)」
1012時 山頂下駐車場発
1018時~1021時 「烏帽子岳(えぼしだけ 719.6m)」山頂
1026時 山頂下駐車場着

ヒバの巨木とブナが混交する山、且つ津軽・下北半島が陸奥湾を両手で抱きかかえる展望と八甲田山を望む、山頂の展望が売りの山らしい
が、今日は里も山も大荒れで所謂「時化日より」で山歩きの天気では無い
よって、山頂直下まで上がる林道を山旅号で上る
その林道脇にも「ヒバの巨木」が立つから嬉しい。幹の肌はすべすべだが、素直でなく右に反時計回りに大きく捻るから幹本体はネジの切られた木に見える



そのヒバの森からひょっこり出てきたのは「ヤマドリ」、山旅号を恐れることも無く写真を撮る時間さえどうぞという悠長だから驚く、悠々は山だけでは無く生き物さえそうだという事かも知れない。



登り上がる林道脇のブナも「白神のブナ」に負けていない、高い、太い、真っ直ぐ、且つ明るい森、これは好い堂々なブナ群である


林道を上り上がった終点には、青森県のテレビ全てのアンテナ群が建っている。
そうだろうと思って林道を上がってきたので失望は無い



が、山頂直下の小さな岩場を越すと何かが待つと思わずにはいられない




今日はそれも無い、ガスの中の山頂


自慢の展望は無い
次回が有るならば山旅のお世話にならず、巨木のヒバとブナを愛でつつ登りたいと思う山である
此所まで思わせる山はそうそう無い、と云うのも「ヒバ」の森も巨木も実に綺麗且つ美しい、好いのである

4 件のコメント:

  1. やぎちゃん2023年11月8日 19:01

    いよいよ南下されますか。すっかり山々は冬支度にはいりだしましたね。ゆっくりと楽しみながら南下して下さい。近畿の山々はやっと紅葉もピークを迎えそうです。これから冷え込みが始まるみたいです。

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  2. 毎年の事ながらこの秋と冬のギリギリの見極めは」難しいです。今日は快晴暖かいという翌日に雪が降る。今日は晴れていますが明日は雨予報です、よって太平洋岸を南下の予定ですがそれでも「雨のち雪かも」と云うから恐ろしい。ぼちぼち下ろうかと算段中です。

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  3. お疲れ様です。
    奥様も厳しい環境のなか登られたのですね。
    ここにきて時化日和がつづきますね。
    南下されるなら、日本海側よりも東側のうほうが良いのでは??

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  4. 遂に最高気温が一桁台の予報が出て所によっては雪らしい。雪を被った笹をかき分けて登るなど、濡れに行くようなもので辛い行動になります。南下を急ぐしか手が無い。低気圧が通過し予報通りの天更になんかでしょう更に南下でしょう

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