11月6日(月) 0500起床 (ーーー)
天気 曇のち雨
気温 11℃
今日の一山目は、信仰の対象となってきた秋田県境に立つ巨岩「石ノ塔(いしのとう 500m)」、「高さ27m、周囲約50mの巨岩」、津軽地方では昔から「石ノ塔を見ずして大きな話をするな」と語り継がれてきたという。車で大鰐町から10km走り「早野瀬ダム」下の案内板は残り8.5km、其処の下に「土砂崩れのため・・・」、通行止めとある。
こんな日もある。
次に向かうのは、弘前市南郊、修験道の歴史を持つ里山「尾開山(おびらきやま 508.8m)」
りんご園の中の一本道を上っていく
と、又しても「通行止め」のバリケードが立つ、此所は名水「お茶の水」
「尾開山(おびらきやま 508.8m)」
歩行距離 4.0km 所要時間 1時間40分 総上昇量 307m 移動平均速 4.5km(全体平均速 2.6km)
0848時 お茶の水発
0917時 林道終点
0938時~0948時 「尾開山(おびらきやま 508.8m)」山頂
1005時 林道終点
1028時 お茶の水着
林道尾開線終点まで1.4km、歩いて登る路面はコンクリート舗装でさして車の通行に支障はないように思えるが何か事情があるのであろう、残り0.4km地点で再び通行止めのバリケード、理由は土砂崩れである。災害復旧工事した地点のすぐ先故に二段構えの通行止めらしい。
林道尾開線終点の傾いだ案内板に「熊出没注意」の断りがある
杉林を登り栗とクヌギの林の混じった登山道には「東北自然歩道」の案内板が掛かる
山頂稜線の下に上がると栗の「巨樹」、途轍もなく大きい。此所まで栗の木は大きくなるのかと目が点になる。
山頂稜線直下の急斜面には、お助けロープが張られている。通常なら握ることも無いのだろうが、こうも厚く落ち葉が散り敷いていると握った方が安全である
その急斜面を斜上して稜線に上がると三角点が置かれた「尾開山(おびらきやま 508.8m)」山頂
山頂のこの山の案内板の紹介は、「修験者が修行、忍者の修行、山頂下の巨樹は(種栗)で切らずに残した故の巨樹とある」
その「巨樹の種栗」の周囲に立つ栗の木の幹の先端に棚が幾つもある。熊が栗の木に登り枝を折り栗を食べつつ枝を尻に敷いた痕だ。一本の木には三カ所
もう一本の木には二カ所、その他の木にも一カ所二箇所と棚が残っている
栗が半熟から完熟に至る時期にこの山を登ると、頭上の栗の木で熊が食事しているかも知れない。
秋田県から青森県の県境は、山が深い浅いに関係なく熊の密度は相当に濃いのかも知れない
昨日、世界自然遺産白神山地「小岳」から林道20kmを下る途中「ツキノワグマ」と遭遇する、真っ昼間の車が通る林道で「ツキノワグマ」だからその濃さは半端ないかも知れない
この「尾開山(おびらきやま 508.8m)」は、最終人家から3kmほどだろう、りんご園等真下と云っていい。
山旅12年ながら此所まで熊の密度を感じる年は無い。
今日も「尾開山(おびらきやま 508.8m)」山中では、笛を吹きっぱなしである
明治天皇行幸の折お茶したという名水を汲み、今夜は一杯やる
明日は雨、以降も天気は思わしくない
東北は愈々冬に向かうらしい
ツキノワグマに遭遇ですか。今は林道だろうが里にまで降りてきていましから気をつけて下さいね。あしたから雨が降りそうですので温泉に入ってゆっくりして下さい。阪神が勝って日本一になりました。
返信削除北海道で一日に四頭のヒグマに出会って以来の「熊」遭遇、「やはり、出たか!」と納得でもありました。山中で出会う確率も格段に上がっていると思います。十分な覚悟と準備がいるようです。しかし、東北の温泉は格別、実に温まります
返信削除お疲れ様です。
返信削除出ましたね。。。やはり。
草木が茶色と黄色だから、黒色の熊は発見しやすいのでまだ良いが、朝夕の薄暮のときは本当に気を付けてください。
兎に角半端ない頻度で里に出ている。餌不足、ブナの実もドングリも登山道を歩いていて全く見かけない。異常といえる、通常なら登山道に積もるほどブナの実が落ちている。それが全くないのだから里に出てくるわけです。熊が里の味を覚えたら此れがまた大変だ
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