2014年12月21日日曜日

河口のハシゴ


12月21日 0600起床 (---)
天気 曇り
気温 5℃

我が家の近くに湯田川が流れている
上流7㎞には川内高城温泉がある
この川、さして大きい川ではない。川幅は20mほどの二級河川
以前はウナギが良く下っていた。夏の終わりから秋、もう晩秋と云っていい時期までウナギ
が大挙して海に下っていた
もう見られない光景だ
今、この時期は、ウナギの稚魚「シラスウナギ」の採捕の時期に当たる
河口に梯子が下がっている
今日の様な北西風で時化た大潮の晩、シラスウナギが湯田川河口に入る
何もなければすんなりそのまま上流に向かうのだが、河口には採捕の許可を受けた人々が防寒着に身を固め、梯子に腰掛け電球を水中で灯し待ち受ける
シラスウナギは電球に導かれるように浮上する
其処を手網でヒョイと一掬い
シラスウナギは半透明、それでも姿かたちは立派なウナギだ
絶滅危惧種の指定を受けたので採捕の期間は短くなった
新聞報道によると、今年の「シラスウナギ」1㎏が93万円だという
夏、湯田川の石垣にミミズを付けた針を差し入れて、悪がき同士が競争してウナギを釣っていたころが懐かしい。
食べるための釣りと云うより、ウナギ釣という遊びだった気がする
そんな時代が還ってくるんだろうか

1 件のコメント:

  1. お疲れ様です。
    うなぎといい、イワシといい、キスもそうですが、いなくなったのは、根こそぎ網で漁をしている底引き網のせいでは?と思ってしまいます。
    併せて、山の栄養不足など複合的なものもあるかもしれませんが、本当に戻る日が来るんでしょうか?

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