2017年6月30日金曜日

雨北上本格化、南下する


6月30日(金) 0430起床 (131/82)
天気 雨
気温 21℃

朝から雨である
新潟県は、今日から一週間雨予報である
長野県は、7月2日から天気が安定する
南下するしかない
日本海側が雨、太平洋側が晴れの予報である
柏崎市で、コインランドリーを済ませて、高速道路に乗る
取り敢えず、長野県上田市の道の駅「上田 道と川の駅」まで下る
次の山を決めるのも、天気次第である
7月1日 雨
7月2日 曇り 降水確率40%
7月3日以降 晴れと曇り 降水確率30%
最低でも7時間は歩くから、出来れば晴れが約束された天気が欲しい
山梨県境の山もある
中央アルプスもある
行き先はたっぷり持っている
最大の障害は、「雷」である。
突然来るから避けようがない。
それも何処で来るか、いつ来るか、皆目見当も予想もつかない
「雷注意報」「雷雨注意報」が出ている中を登る勇気はない
天気予報から目が離せない
茹で卵を茹でてビールを飲む
腰を据えて天を眺める

2017年6月29日木曜日

米山(よねやま・992.6m)・刈羽黒姫山(かりわくろひめやま・889.5m)に登る


6月29日(木) 0430起床 (141/90)
天気 曇りのち晴れ
気温 19℃

昨夜は、妙高市の道の駅「あらい」で泊、ここは「ラーメン」「牛丼」のみならず「お寿司」「和食」「ピザ」「カフェ」のお店が軒を並べる珍しい道の駅です
「ラーメン」屋さんで「お酒」、流石に新潟です
飲んだお酒が、上越産「寒中梅(一合445円)」やや甘口、私には旨口、ほっこりと酔いました
飲んだ翌朝の血圧は上がります。用心、用心







米山(よねやま・992.6m)
歩行距離 5.0㎞ 所要時間 2時間13分 総上昇量 450m 移動平均速 3.4㎞(全体平均速 2.0㎞)

0710時 林道終点登山口発
0730時 やくしの森
0743時 下牧・水野両登山ルート合流
0749時 しらば避難小屋
0818時~0830時 米山(よねやま・992.6m)山頂
0850時 しらば避難小屋
0854時 下牧・水野両登山ルート合流
0923時 林道終点登山口着

(一) 米山さんから雲が出た 今に夕立ち来るとやら
    ・・・

(二) 柏崎から椎谷まで 会いたい荒浜荒砂
    ・・・
と謳われる「米山」に登る
林道終点登山口まで道の駅「あらい」から高速道路を使って60㎞走る





薄日が登山道を射す
その登山道は、雪に押された灌木のトンネルの中だから助かる
とは言っても、気温がぐんぐん上がるので汗まみれである

















急斜面を登り上がると「やくしの森」、ブナの森である
稜線には、ブナが立っている
















というブナも、急な稜線に立つブナは根曲がりのブナである












米山薬師は、日向の法華岳薬師、三河の鳳来寺薬師と並んで日本の三大薬師とある
往時、提灯が参詣道で連なったという
その昔の参詣道、下牧・水野両道と合流する












その米山の「米山伝説」が此れである














雪崩が削った山には、クサリやロープを張る細尾根が必ずある。
慎重に通過する











往古から歩かれた参詣の登山道は、頂上直下ではかくも抉れた道となっている
















山頂には、薬師が祀られ頂上小屋が立ち展望は360度である
が、今日は視界が数㎞だから遠望は効かない
薬師如来をお参りする












山頂に立つ薬師如来の豆知識をどうぞ













山頂小屋から海岸と日本海が見えたのが今日の展望である
下山中、二組に声を掛けて頂く
一組目
「300名山登っているの?」
「いえ、手当たり次第」
「・・・、」
二組目
「何処から、おやまー新潟に来てもらってありがとう、記念写真良いですか」
記念写真は初めてであった



刈羽黒姫山(かりわくろひめやま・889.5m)
歩行距離 3.9㎞ 所要時間 1時間22分 総上昇量 405m 移動平均速 4.2㎞(全体平均速 2.5㎞)

1104時 磯之辺ルート登山口発
1017時 鬼殺しの清水
1128時 五合目
1145時 九合目鵜川神社
1152時~1200時 刈羽黒姫山(かりわくろひめやま・889.5m)山頂
1203時 九合目鵜川神社
1212時 五合目
1217時 鬼殺しの清水
1226時 磯之辺ルート登山口着

「米山」を下山した足で、刈羽三山の一つ、信仰の山「刈羽黒姫山(かりわくろひめやま・889.5m)」 に向かって走る。走る事60㎞で磯之辺ルート登山口。
「ようこそ黒姫山へ」が迎えてくれる

登山口にカウンターが設置されている
私は「563人目」である








登って行くと「鬼殺しの清水」とある











ただならぬ清水なので「現地確認」
僅かにぽたぽた落ちる「清水」だから、「鬼殺し」なのであろうか?













登山道はブナの森の中である
登山道は広く快適な登行、あっという間に五合目である












登って行くと石の階段がある、登った先が九合目「鵜川神社」が祀られている
山行無事を願う












頂上稜線を暫く歩くと刈羽黒姫山(かりわくろひめやま・889.5m)山頂である











「このように見えます」というパノラマが立っているが、今日は皆目見えません











視程は5㎞あるでしょうか
霞み過ぎています
山頂が俄かに曇り暗くなってきた
「今日も雨か」と急ぎ下る
走り下って一息、その雨が降らなかった










磯之辺とは最終集落名、標高が480m、棚田が並んでいる
その棚田のチョイ先の谷には「黒々とした雪渓」が詰まっている
雪渓と稲田が共存、初めて見る景色であった
残雪と早苗、良い組み合わせである

2017年6月28日水曜日

黒倉山(くろくらやま・1242m)・鍋倉山(なべくらやま・1288.8m)に登る


6月28日(水) 0500起床 (136/89)
天気 曇り
気温 17℃

長野中部は雨予報なのでゆっくり起床するも、何処か登れないかなどと考えながら歯を磨く
有明山も燕岳もガスの中稜線は見えない
雨の日の朝一の狙いは「朝ラーメン」、ネット検索で松本市の「寸八」が0700時~朝ラーメンである
25㎞南に下って朝ラーメンメニューの中から「醤油ラーメン(540円)」を頂いた
先客一人、後客4人、食べながら隣の体重100㎏超えの後客の注文を聞いて驚く


「朝ラーメン大盛りに○○○トッピング」+「目玉焼き御飯にチャーシートッピング」
出てきたラーメンと御飯どんぶりを見て、魂げたのなんの、私の朝ラーメンは「味噌汁茶碗」みたいであった。
「寸八」の駐車場で、行き先を思案するも北上するしかない
新潟に北上するとして、北上するだけでは勿体無いので長野新潟県境の「黒倉山(くろくらやま・1242m)・鍋倉山(ねべくらやま・1288.8m)」 を登って新潟は入りすることに決める。
ラーメン経由155㎞走って県道95号関田峠登山口着

黒倉山(くろくらやま・1242m)・鍋倉山(ねべくらやま・1288.8m)
歩行距離 6.4㎞ 所要時間 1時間44分 総上昇量 312m 移動平均速 4.5㎞(全体平均速 3.5㎞)

1105時 県道95号関田峠登山口発
1121時 筒方峠
1146時 黒倉山(くろくらやま・1242m)山頂
1151時 久々野峠
1203時~1208時 鍋倉山(ねべくらやま・1288.8m)山頂
1214時 久々野峠
1219時 黒倉山(くろくらやま・1242m)山頂
1236時 筒方峠
1249時 県道95号関田峠登山口着

信越トレイルの一部であるこの登山道は、昨日の有明山の登山道とは全く違う「ゆったりした山稜に手入れの行き届いた広いトレイル」であるからノンビリ歩きである
先着2台、時間も遅いので素早く準備をして出発する
トレイルに入って暫く歩くと大好きな「ブナの森」になる
新緑のブナの森は何とも言えない豊かさがある




そんな思いで歩いて行くと「重たい雪に圧し拉がれたブナ」の道に突然変わった
立っているブナの方が奇跡的な山なのである
日本海から吹付ける雪雲が最初にぶつかる山がこの山である
たっぷり水分を含んだ重たい雪が、一冬中これでもかと積もる
立ち上がるブナは本当に奇跡なのである



ブナを跨り越えつつ潜って進むと黒倉山(くろくらやま・1242m)山頂、上越市方向が切り開かれているが靄で霞み町も見える筈の日本海も靄の中である










トレイルとしての標識設置は完璧である
各ポイント間の距離表示がしっかりしていると歩いていて安心である













豪雪の山である証拠に黒倉山(くろくらやま・1242m)山頂直下の登山道脇に雪が残っている
他の山より500mは低い標高に雪が残る、厳冬期の雪の暴れようが怖くなる










黒倉山(くろくらやま・1242m)山頂は灌木の中展望はない
南側の切り開きから千曲川の水面が白く見えるばかりである
山頂にいる5分の間に、空が急速黒くなってきた
濡れない為には走って下るしかないと決める















信越トレイルをトレイルランするとは思いもしなかった
圧し拉がれたブナを越えつつ潜りながら走りに走る
久し振りに本気で走った









新潟側に下りながら振り返ると「山はガス」の中である
走って大正解、ニンマリ

2017年6月27日火曜日

有明山(ありあけやま・2268.3m)に登る


6月27日(火) 0200起床 (124/84)
天気 曇り
気温 14℃

昨夕の天気予報では、午後の降水確率は40%であった
午前中で登れないことはないので、早起きして準備する
中房温泉登山口で電波が無ければ再度電波がある地点まで戻り、0500時の予報を確認する積りで最奥の中房温泉登山口に0430時着
秘境で有名な温泉地は電波完璧でした
降水確率40予報が20%予報になっていた
いざ出発

有明山(ありあけやま・2268.3m)
歩行距離 7.4㎞ 所要時間 5時間30分 総上昇量 854m 移動平均速 3.3㎞(全体平均速 1.3㎞) 

0525時 中房温泉有明山(ありあけやま・2268.3m)」三段ノ滝コース登山口発
0538時 有明荘コース合流点
0620時 標高1860m尾根乗越し
0800時 頂上稜線
0825時~0845時 有明山(ありあけやま・2268.3m)山頂
0902時 頂上稜線
1003時 標高1860m尾根乗越し
1048時 有明荘コース合流点 
1055時 中房温泉有明山(ありあけやま・2268.3m)」三段ノ滝コース登山口着

登りがいきなり木製ハシゴで始まる、それも難所の梯子と云う訳では無く「斜面が急すぎて」足場が切れないのでハシゴである
登山口から山頂までこの傾斜が基本であると思って間違いない



ガイド本には、「傾斜が急で登る人は少ない、静かな山歩きが楽しめる」とある
ところがが傾斜が急なだけではない
岩場のクサリ場
















崩壊地の桟橋













あまりの急傾斜に、木の根とロープ















露岩のクサリ場
「傾斜が急で登る人が少ない」訳では無く、傾斜が急すぎて山を楽しめないから少ない
これまでかなりの山を踏んできたけれど、ここまで傾斜の急な山を知らない
安曇野のシンボルで、毎年7月有明神社の参拝登山が行われるという
修行である












山頂には神社
神社の少し先に三角点














燕岳が真正面、表銀座コースの起点だ











北には鹿島槍と後立山の山々














山頂には長居できない
自分を中心に蚊柱ならぬぶよ柱が立つ
慌ててネットを被った
此処まで激しいぶよ攻撃は初めてである
山頂退散、とは言っても下りは登り以上に神経を使う
一歩一歩足元を確認しての下りである






登山口から山旅号で下っているとマイクロバスと行き会った
それも、刳り貫いた岩がオーバーハングしている箇所である
二進も三進もと思いきや、マイクロバスの運転手さんは馴れたもの「こっちさ来い」と手招き
山旅号を右側へ、マイクロバスも右側へ、つまりお互い右側通行で無事離合である。
この道路には特別のルールがあるらしい











山麓の、鈴虫が大勢で住んでいるという松川村の「すずむし荘」で温泉(500円)
何とも凄まじい山登りであった

2017年6月26日月曜日

鍬ノ峰(くわのみね・1623.1m)に登る


6月26日(月) 0230起床 (141/94)
天気 曇り
気温 13℃

昨夕の予報では、朝方まで雨が残るやも、昼間は晴れる
ならばと、大町市の「鍬ノ峰(くわのみね・1623.1m)」に決定
パンに、マスタードを塗ってスライスチーズを載せ、春巻きとイカリングのフライをダブルで合わせる。そこにマヨネーズを一書きする








これを肴に、地元信州のお酒を頂いた
爆睡

















鍬ノ峰(くわのみね・1623.1m)
歩行距離 4.4㎞ 所要時間 3時間53分(うち山頂待機1時間11分) 移動平均速 2.8㎞(全体平均速 1.1㎞)

0527時 登山口発
0545時 高瀬川No18送電線鉄塔
0613時 南尾根
0651時 南峰
0709時~0820時 鍬ノ峰(くわのみね・1623.1m)山頂:山頂で1時間11分待機
0832時 南峰
0855時 南尾根
0909時 高瀬川No18送電線鉄塔
0920時 登山口着

登山口先の車5~6台は停まる駐車場に置いて出発



送電線鉄塔の管理用通路は、広く刈り払いされ、階段も設えられ快適な登山道である。












しかしそれも鉄塔までである














鉄塔から上部の登山道は、笹が覆う登山道になる
昨夜の雨が笹に残っているので、腰下から足元はずぶ濡れ、ザックも木々から落ちる水滴でびしょ濡れ







それでも南尾根に登り上がると、
予想通りガスが切れて展望が広がる気配濃厚である













南尾根は余所見しながら歩くほど、暢気な尾根ではない。
東側が切れ落ちた細尾根で、露岩を越える難所

















岩峰東側の崖上をトラバースするロープ場が際どい
慎重に通過する












その後も笹に残る雨粒に濡れながら急斜面を登り上がる

















南峰に登り上がって「ほんの一瞬」残雪の稜線が見えた
「爺ヶ岳?」











鍬ノ峰(くわのみね・1623.1m)山頂からの展望はない
この時間、全周濃いガスが取り巻く











「ほんの一瞬」の再来を待つことにして、「昨夕のサンドイッチ」の残りを食しつつ待つこと一時間












遥か北に「火打・妙高・黒姫」の各山が雲の上に浮かんだ











遥か東に「四阿山・浅間山」が、ガスに霞みつつも見える













突然眼前に「爺ヶ岳」がくっきり残雪の山頂を見せた













「爺ヶ岳」がガスに隠れた瞬間、北に「鹿島鑓から五竜そして唐松」の峰々がポッカリ浮かんだ













そして最後の一瞬は、「爺ヶ岳」であった














シャクナゲの山と聞いていたが花の時期は終わっていた
其の中で一株だけに「花」は残っていた
雨に濡れた花弁が艶やかである









下山して安曇野の田圃から山を見ると、高い山々は雲の中であった
一瞬の展望は僥倖であった