2017年10月27日金曜日

五箇山でただ一座台風禍を免れた「大笠山(おおかさやま 1821.8m)」に登る


10月26日(木) 0430起床 (---)
天気 晴れ
気温 9℃

境川ダム左岸の桂湖ビジタ―センター先の駐車場を出発したのが0635時、一時間早く出たかったのだが登山口から階段・鎖と云うので慎重を期す。
出だしからの急登3時間最近に無い登りを強いられ、コースタイムに追いつかないのではと自分の足の衰えを慌てる。この設定されたコースタイムは日の短いこの時期ゆっくり登っていたら下りは「ヘッドライト」と云う事になりかねない。
しかし、「大笠山(おおかさやま 1821.8m)」は、一度は登って欲しい山である。山の奥深さ、急峻な谷、雪崩に磨かれた山肌、剣から穂高、乗鞍、御嶽、白山の展望は、この山の位置だからこそ見る事が出来る

「大笠山(おおかさやま 1821.8m)」
歩行距離 14.6㎞ 歩行時間 8時間55分 総上昇量 1531m 移動平均速 3.2㎞(全体平均速 1.6㎞)

0635時 桂湖ビジタ―センタ―駐車場発
0645時 登山口
0900時 1300m地点
0906時 山頂迄3.6㎞ポイント
0941時 前笈ヶ岳(まえおいがたけ 1522.1m)
0954時 山頂迄2.5㎞ポイント
1010時 アカ毛ノ頂
1037時 山頂まで1.4㎞ポイント
1050時 避難小屋跡
1126時 山頂迄0.5㎞ポイント                     
1141時~1201時 「大笠山(おおかさやま 1821.8m)」山頂
 1215時 山頂迄0.5㎞ポイント                     
1231時 避難小屋跡
1240時 山頂まで0.5㎞ポイント
1306時 アカ毛ノ頂
1318時 山頂迄2.5㎞ポイント
1326時 前笈ヶ岳(まえおいがたけ 1522.1m)
1358時 山頂迄3.6㎞ポイント
1406時 1300m地点
1513時 登山口時
1530時 桂湖ビジタ―センタ―駐車場発

駐車場から800mで登山口の吊橋に到着














対岸の吊橋の支柱地点が登山口で、鋼製階段が何段も上方に掛かっている


















取り付きは殆ど壁である。鋼製階段と鎖が連続して伸びる
一段一段確実に登り、鎖を掴んでトラバースして一直線一気の登り
両側がスパッと切れた稜線に上がり慎重に通過し、急登をひたすら登る













緩みの無い一直線の登りである、両手両足を使う場所が随所に現れる



















登山口から2.6㎞、山頂まで残り3.6㎞地点で2時間21分経過(コースタイムは2時間)













この地点から前笈ヶ岳(まえおいがたけ 1522.1m)までも急登は緩まない
前笈ヶ岳(まえおいがたけ 1522.1m)地点で2時間56分経過










登山口から3.5㎞、山頂まで2.7㎞地点で3時間9分(コースタイムは3時間)、急登がようやく終わる。











冠雪した白山が見える。















山頂も漸く見えた













ここから小ピークのアップダウンを繰り返し、登山口から4.8㎞、山頂まで1.4㎞地点で3時間52分経過












更にアップダウンを繰り返し山頂下のコルに残る「避難小屋跡」に到る、此処まで4時間05分経過(コースタイムは4時間30分)












避難小屋跡からロープの張られた最後の急登を立ち止っては休憩、

















雪崩で磨かれた山肌、深く入り込んだ谷を眺めながら登るり上がる














登山口から5.7㎞、山頂まで0.5㎞ポイント地点で4時間41分経過
















山頂周辺には雪が残っている。一昨日の雨は高い所は雪で初冠雪である



















その雪が、北アルプスから白山を白く見せている












山頂下コルの避難小屋は、山頂に建て替えられている



















建物内部には、食料や水が準備されている


















「大笠山(おおかさやま 1821.8m)」山頂着、所要時間4時間56分(コースタイムは5時間25分) 
山頂から全周の展望がある














冠雪した「白山」
















尖がった小さなピーク「籾糠山」の遥か先に冠雪した「御嶽山」












冠雪した「剣山・立山」















冠雪した「槍ヶ岳・穂高」













冠雪した「薬師岳」













冠雪した「乗鞍岳」













下りは登りより神経を使う。
登る時点で台風が残した「落枝」を登山道脇に除けながら登ったとは云え、小さな「落枝」と落葉が厚く登山道を覆っている。登山道のステップが隠れているのでスリップが怖い。
下山時、テント泊準備中のご夫婦と行き会う。
「大笠山」一泊二日の山行も有りだ。なお一層この山を楽しめそうである
「山旅三昧」を紹介すると「参考にしてます」と仰る
是非、北海道、東北の山へとお誘いした
クサリを握り、鋼製階段も無事下りて一直線に温泉である
温泉を出たのが1730時、残った五箇山周辺の山は次の機会にする
五箇山I.Cに入り80㎞走り荘川I.Cで下りて岐阜県に入る

4 件のコメント:

  1. でかい五箇山豆腐のお陰か、天気睨みの根性登山と無事の下山で安心した。台風来てるので用心・用心!

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  2. 五箇山の山は深いです。立派です。沢登りの遭難事故があった沢を見下ろしながらの登り、急と云う言葉は当たらない絶壁山稜です。しかも一気一直線の両手両足の登りだから、雪崩が削る山は別格です。そうこう頑張っている所に「台風」だから尖がった気力も萎えます。三日の雨を山中ではなく「街中」で狙っているところ

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  3. おはようございます。
    出張が多く、拝見しているのですが、コメント出来ず申し訳ないです。
    台風一過で極端に寒くなりました。
    そちらも寒いと思います。

    一気に雪になり山旅も難しい季節になりますね。

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  4. 朝方冷え込んでいるので、夏シャツでは寒い。冬山用の毛のシャツを着て出発する。気温は低くても汗は出る、そこに日差しが加わると結構暑い。朝は冬支度、陽が出ると夏支度が良い。しかし着たきりで着替えは無いから、朝の支度次第で一日が決まってしまう。ここらあたりが今の季節の難しいところなのである

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