2017年10月19日木曜日

「佐武流山(さぶるやま2191.5m)」に登る


10月18日(水) 0230起床 (137/94/78)
天気 曇りのち晴れ
気温 10℃

昨夕はキムチ鍋を食べ、残しておいた汁で今朝はキムチソーメンである
体の中からホカホカ温まるのが寒い朝には丁度良い
朝食の時間が0300時と云うのは仕方がない
此れから新潟県十日町から40㎞南下して「長野県栄村秋山郷ドロノ木平登山口」から「佐武流山(さぶるやま2191.5m)」に登る
それでも、 この早い時間であってもお腹は馴れたもので頗る美味しく頂く




「佐武流山(さぶるやま2191.5m)」
歩行距離 23.9㎞ 歩行時間 9時間53分 総上昇量 1569m 移動平均速 4.2㎞(全体平均速 2.0㎞)

0550時 ドロノ木平登山口発
0620時 分岐林道合流
0646時 檜俣川林道合流
0715時 檜俣川下降点
0727時~0735時 檜俣川渡渉
0833時 物思平
0940時~0950時 ワルサ峰
1026時 西赤沢源頭(苗場山・赤倉山分岐)
1043時 坊主平
1128時~1145時 「佐武流山(さぶるやま2191.5m)」(登山口から12.4㎞:歩行時間5時間38分)
1212時 坊主平
1220時 西赤沢源頭(苗場山・赤倉山分岐)
1250時~1255時 ワルサ峰
1332時 物思平
1404時~1411時 檜俣川渡渉
1427時 檜俣川下降点
1453時~1457時 檜俣川林道合流
1519時 分岐林道合流
1543時 ドロノ木平登山口発(歩行距離 23.9㎞:下り歩行時間3時間58分)

「佐武流山(さぶるやま2191.5m)」の登山口は二ヶ所ある
檜俣川林道起点ゲートの登山口とその手前の「ドロノ木平登山口」、「ドロノ木平登山口」に(近道)とある。皆さん此処から登る。
「ドロノ木平」登山口から灌木林とカラマツ林を30分登り上がると「檜俣川林道」から分岐した林道に出会う。ブルドーザーで路面整正された林道を36分歩くと檜俣川林道に合流する。路面整正された檜俣川林道を対岸の黄色と赤に色づいた山肌を眺め、高く立つ岩菅山を見ながら29分で檜俣川渡渉点への下降点に着く




檜俣川の渡渉点は小滝の上である、ロープが一本渡してある
このロープを手に、小滝の上の滑岩を渡れと云う事らしい
ロープに白いビニール袋が何枚も結んである、よくよく考えて分かった。恐らくこのビニール袋を登山靴に被せて水に濡れる前に一気に渡ろうと云う事なのだ。10m程の渡渉なので可能かもしれないと妙に納得した
渡渉しなければならないので今日は「スパイク長靴」、沢の水量も少なく余裕たっぷりで簡単渡渉である。とは云っても滑岩を流れ落ちる水流は思いの外早いので油断すると足を掬われる


落葉松林が急斜面の自然林に変わると登山道も岩累々の道に変わる
落ち葉が厚く積もっているので岩の隙間に足を突っ込み歩き難い、傾斜も一層増すので慎重に登るしかない。それでも黄葉したブナやミズナラの巨木を見上げての登りなので楽しい。



一時間登ると一旦傾斜が緩くなる。「物思平」の案内板がある、行程が長いので休憩する時間が惜しいそのまま登り続ける。











この地点から上部は針葉樹が混じるようになり、その根株が登山道を複雑に絡まり縦横に塞ぐようになる。根株を一つ一つ、一本一本越えるので時間が掛かるし根気が要る登りとなる
















更に傾斜が増すと根株が蔽い被さり、下がったお助けロープに頼って登り上がる
ワルサ峰までの一時間は、根株との格闘である
















ワルサ峰に上がると北から東の展望が一気に開ける
「苗場山」の巨大な山体と山頂の平が圧倒的である、そしてその山頂から「佐武流山(さぶるやま2191.5m)」に続く尾根も巨大で深い









登り上がったワルサ峰からも「佐武流山(さぶるやま2191.5m)」山頂は前衛の尾根に隠れて
見えない。此処まで山頂は見ていない。














ワルサ峰からは、稜線歩きとなり刈り払いされた快適な登山道に変わる
稜線東側は急斜面が一気に谷まで落ちているので慎重に歩く










ワルサ峰から35分で「苗場山・赤倉山」に分岐する西赤沢源頭に到る。水場まで10分とある。
この山と稜線で水が得られるのは貴重である。
この地点でも山頂は見えない









笹と針葉樹の中を登ると湿地の登山道に「坊主平」の案内板がある














「坊主平」から針葉樹と樺の林を登っていると、頭上からパラパラ落ちてくるものがある。
見上げると枝先がキラキラ輝いている、「霧氷」である
冷え込んだのだ










「佐武流山(さぶるやま2191.5m)」前衛の尾根に登り上がると、「苗場山」が一層巨大になる
途轍もない大きさである











前衛の尾根に上がると「佐武流山(さぶるやま2191.5m)」山頂が漸く姿を見せる
東は雪崩斜面で幾重の襞が一気に谷に落ちている












「佐武流山(さぶるやま2191.5m)」山頂は、低い針葉樹の林の中である
北から東の展望が効く、苗場山から谷川岳・巻機山そして越後北方の山が雲の上に浮かんでいる













山頂まで12.4㎞、5時間38分掛かった。此処まで遠く深い山は稀である。
苗場山から「佐武流山(さぶるやま2191.5m)」に連なる山の深さを堪能する
登山口に着いたのが15時43分、秋の陽が落ちるのは早い。
この時期の「佐武流山(さぶるやま2191.5m)」は、少しのミスも許されない時間ギリギリの登りである。秋山郷「小赤沢の赤湯」に入り外に出ると1700時、薄暗くなっていた。
歩行距離 12.9㎞ 歩行時間 9時間58分の山行は、足にも腰にもきたけれど「アキレス腱」が大丈夫でホッとする

2 件のコメント:

  1. お疲れ様です。
    10時間の登山訓練みたいですね。早朝から夕暮れまで、じゃぶじゃぶ川渡りありの、ロープ上がりがありの、帰りはスーパーダッシュで帰られたと察します。
    ウォーキングもそうですが折り返しのコースは帰りの時間が読めるのが良いですね。

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  2. 長距離を歩く山の下山は難しい。スピードと安全に慎重にの按配が上手く行くかどうかにかかっている。足首でも捻ろうものなら、所要時間が何倍にもなるから絶対に事故は避けなければならない。幸い「尻餅」をつく程度で済んでいる。木道の登山道など要注意なのです。朝露で濡れている時など、「滑って転倒骨折」が起こりやすい。用心していても「ツルッ」とくるんです。

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