2018年6月19日火曜日

「台倉高山(だいくらたかやま 2066.7m)」に登る


6月19日(火) 0200起床 (---)
天気 快晴
気温 

今日も晴れという天気予報に吃驚である。昨日もしも早く下山出来たならば単独でピストンしようかと思っていたのだが、1130時となってしまったので今日は二人でピストンする

「台倉高山(だいくらたかやま 2066.7m)」
歩行距離 9.2㎞ 所要時間 6時間16分 総上昇量 416m 移動平均速 2.9㎞(全体平均速 1.4㎞)

0500時     車坂峠「台倉高山」登山口発
06時40~0645時 三段田代
0807時~0830時 「台倉高山(だいくらたかやま 2066.7m)」山頂
0950時~0910時 三段田代
1116時     車坂峠「台倉高山」登山口着

車坂峠今朝も一番乗り、昨日と真反対の右手「台倉高山」登山口に入る














オオシラビソ、コメツガ、ダケカンバの深く静かな森を一歩一歩登る













突然開ける「三段田代」は小さな湿原であるが、この高さで出会うと嬉しい天界である













2000mの稜線の森の中を歩くその先に山頂が見える
森の中の道は一本道である、森が深いので展望は開けない。
それでも樹間から行く先が見えるのは励みである









その2000mの稜線は、シャクナゲの稜線でもある
シャクナゲの株が濃い









登山道の真ん中、足を置くその位置になんと「カタツムリ」まで迎えてくれる














2000mの稜線を軽くアップダウンすると開けた山頂が見えてくる












晴天の稜線で涼しい風が吹き抜けるのだが、厳冬の2000m稜線の厳しさは「コメツガの数百年の巨木」が教えてくれる。この山は豪雪と強風で倒木の森である













そして「台倉高山」は、シャクナゲの山である
登山道両脇、その奥にシャクナゲの株が高く低く広がる












「台倉高山」山頂、2時間のところ3時間かかって山頂着、山馴れ三日目にしては上出来です。
山頂からは、360度全周の展望である












燧ヶ岳から平ヶ岳、越後三山が一望














平ヶ岳が広く大きく広大圧倒的な存在感

















その先の越後三山は、この時期の残雪量が抜きんでて白い











黒々とした燧ケ岳と至仏山は対なのだが、ここから見ると尾瀬の存在は影も形もない














それにしても「台倉高山」2000m稜線のシャクナゲは儚げながら花の色は強い。












そこにも、ここにも咲く















やはりシャクナゲの山である














北斜面の日当たりの乏しい所のシャクナゲは、いまだ硬い蕾だから開花はもう暫らく先だろう。長期にわたってシャクナゲが楽しめる山は少ない。「台倉高山」は、やはりシャクナゲの山である










北斜面に「ムラサキヤシオ」の群落、そこに七分咲きの群落が一叢ある
登山道脇に楽しみが満ちている













三段田代のシャクナゲは固い蕾のまま、山頂の南斜面が盛りを過ぎていたのに比べると春の訪れは相当に遅いのだろう













今日は」「オサバクサ」に見送られる
展望のない森の中の歩きではあるが、オオシラビソ、コメツガ、ダケカンバの巨木の数百年の狂い立つ姿、シャクナゲの気丈な生きざま、その林床に群れ咲くオサバクサ、2000m稜線の生物相が圧倒的で思いっきりのいいことに感動である
山馴れにしては、良い物を見過ぎである

2 件のコメント:

  1. おはようございます。
    ホントに順調な回復に喜んでおります。良かったですね。
    確かに自分で歩いて得た景色じゃないと味わいも違う、別物ですね。私たち読者からすれば全て想像の世界にを山旅仙人のレポートを通して感じる事しか出来ない。

    現場の強味ですね。全ては現場にある!

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  2. 自分の足で山の一歩一歩を確かめる。そして見るものすべてが自分のものになる。
    久し振りの山行きで少しずつ取り戻してもらえればよい。足が痛い、筋肉痛だというのもそのうちになくなる、とはいってもかなり辛そうではある。
    二人っきりで歩く森も中々良いものです

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