2018年10月30日火曜日

「虎子山(とらすやま 1183.2m)」「国見岳(くにみだけ 1126m)」



10月30日(火) 0350起床 (---)
天気 くもり時々雨
気温 9℃

揖斐川町春日、美束の集落から国見峠へ、この峠は美濃、揖斐川から近江への間道、交易路であったらしい
峠正面に「伊吹山」が黒々と見える筈であるが今日はガスの中である

「虎子山(とらすやま 1183.2m)」
歩行距離 3.8㎞ 所要時間 1時間44分 総上昇量 382m 移動平均速 3.0㎞(全体平均速 2.2㎞)   

0730時 国見峠発
0756時 稜線
0813時 ルート屈曲点
0823時~0838時 「虎子山(とらすやま 1183.2m)」山頂
0845時 るーと屈曲点
0855時 稜線
0914時 国見峠着

国見峠は岐阜県揖斐川町と滋賀県米原市を分ける。林道にはゲートがある。
このゲートの右手、夏草の藪の踏跡が登山口である。「国見岳」の案内標識はあるも「虎子山」の案内標識はない。













登山口の夏草の藪からいきなりの急登が杉林になっても変わらず直登標高差115mを一気に登る。東面は灌木西面は杉林、展望はないので頑張るのみ、やや傾斜が緩み脚休めも束の間再度の急登で稜線に上がる、ここまでの標高差が220m凡そ8分目程は登り切った感があるが未だ半ばである












緩くなると灌木が両側から差し掛かけそれが黄葉の道に変わる、秋山はこうでなくてはなりません。











更に緩く登って行くと「ブナ林」が現れる。こじんまりした林がこれまた憎いほどの景観を見せる。山中一人なれど思わず声が出る「やるなー」










上ばかり見て歩いていたら踏むところである。偶々登山道に目をやったらこの「菫」の花、一㎝にも満たない一輪。
もう直ぐ雪が降ると云うに「咲くか!君は」と云いたくなる
たった一輪に目が行ってよかった






「虎子山」山頂は、平坦な笹藪の先にある













三角点があり山頂標識が架かり、東面は展望が全開である
日本海から吹付ける風が雨雲となって山に掛かる。琵琶湖東の伊吹山辺りでもこの影響を受けるらしい。天気は上がると睨んで登ってきたが次第に雲が低くなる。







その雲の下、右手奥に「鍋倉山」が、黒々霞む













池田山は右手の鈍頂更に黒々半分ほど見える
この両山の間に広がる谷と尾根が織りなす模様が美しい。その模様の中に古から息づく村が点在する。暮らしが歴史となって行くことを眺めている。









「国見岳(くにみだけ 1126m)」
歩行距離 4.3㎞ 所要時間 2時間13分 総上昇量 386m 移動平均速 3.1㎞(全体平均速 1.9㎞)

0922時 国見峠発
0941時 鉈ヶ岩屋分岐
1000時 露岩帯
1010時 山頂広場
1016時~1032時 「国見岳(くにみだけ 1126m)」山頂
1040時 山頂広場
1046時 露岩帯
1058時 鉈ヶ岩屋分岐→1106時 鉈ヶ岩屋  
1122時 鉈ヶ岩屋分岐←1112時 鉈ヶ岩屋
1135時 国見峠着

「虎子山」からの下り真正面に灌木越しに丸い山頂の「国見岳」が見える。下って再度同じ標高差を登り返す













国見峠を挟んで「虎子山」の反対側が「国見岳」の登山口、ゲート脇の登山口を上がる。「国見岳」はこちらと大きな案内標識が架かっている。










杉林の中を登って行くと、倒木が至る所その倒木越しに急坂を従えた国見岳が直近にある











本当に突然、山中に不釣り合いな「鉈ヶ岩屋」の案内板に出会う
上人が隠れ住んだ岩屋は帰りに訪ねる










杉林は檜林に変わる。檜は可哀そうである、鹿が根元から1.5m程を剥いで食べ本体の幹が丸出し、きっと材にはならない。
檜林を越えて登ると落ち葉の道に変わる、サクサクとは行かないけれど黄葉を踏んで登る贅沢を味わう













「国見岳」の丸い山頂の直下が「露岩帯」である、苔むした露岩が昨夜の雨でぬれているのでツルツル、お助けロープが下がる理由が分かる。慎重に通過する。












その露岩帯を過ぎて振り返ると「虎子山」が真正面に平らな稜線と山頂を見せ、その下に急坂の登路を見せている
こうも鮮やかに見せられるとニンマリである








「国見岳」丸い山頂の入り口は茅の原である。相当に広い理由は。昔アンテナが建っていたらしい。











山頂に伸びる道が一時なのだが明るく開放感がある人気の理由かもしれない













山頂の灌木越しに伊吹山が写るはずであるのだが今日は山頂はガスの中である













「国見岳」から「伊吹山」に続く稜線越しに見える筈の「伊吹山」もガスの中である












国見岳山頂からの「鍋倉山」は、虎子山からよりもはっきり見えている
 










下り「鉈ヶ岩屋」に立ち寄る、急坂を大きく下る















急な崖の上に「大岩」が突き出ておりその根元が「岩屋」になっている












岩屋の奥には、小さな社が祀られさもなん雰囲気が漂う












大きな案内板に「岩屋」の謂れが書かれている
西暦1600年関ケ原の合戦の昔である
矢張り暮らしは歴史なのである













峠に降りたっても「伊吹山」はガスの中である。
時雨模様の、伊吹山も峠を挟んでの両山も色濃く京の都を映している











揖斐川の町に降りると田圃の先、山に虹が架かる
成程こういう下山も悪くない

 

3 件のコメント:

  1. 昨日に続き”一人山旅” ? ”連れさん”ひとりぼっち??

    返信削除
  2. おはようございます。
    確かに奥様の姿が、、、。
    登山のスピードはそんなに早くないので、一緒か?と思いつつ拝見してました。
    秋の山の風景になりましたね。

    昨日は一転、博多に!
    ソフトバンク対広島の日本シリーズのため、駅はごった返し。そうでなくても多い博多駅がさらに多い。

    先輩に言いながら血圧が上がる上がる。少しやばい数多に。。先輩のように有酸素運動をしてないので、血管が硬いようです。節制しないとです。

    返信削除
  3. * 勝手に「休養宣言」してお休み中です。山旅が山行中は山旅号で休息、休憩、昼寝で英気を養っているのでしょうか。「ならば鹿児島に帰れば!」と云うもその気はないようです。山に登らなくとも旅は楽しいらしい。
    * 一人旅は自由自在なのが良い。根っ子があるぞ、其の石は浮いているぞ、等々の気を使わない。なにが満足かと問えば「ブログ」で充分と云うから面白い。歩かないでも現地で「ブログ」を読めば十分、成程その手があったか。

    返信削除