2018年10月23日火曜日

「大倉山(おおくらやま 1443m)」


10月23日(火) 0430起床 (---)
天気 晴れのち曇り
気温 12℃

一昨日の「中山」は馬場島直下は早月川左岸の標高1255m、今日の「大倉山」は其処よりチョイ下早月川右岸急斜面の標高1443mと少し手強い。標準タイムは4時間、とても太刀打ちできるタイムではない。

「大倉山(おおくらやま 1443m)」
歩行距離 8.6㎞ 所要時間 7時間38分 総上昇量 747m 移動平均速 2.5㎞(全体平均速 1.1㎞) 

0657時 横断林道発
0707時 登山口
0800時 二本杉
0843時 稜線
1054時~1110時 「大倉山(おおくらやま 1243m)」山頂
1310時 稜線
1340時 二本杉
1423時 登山口
1434時 横断林道

馬場島に登って行くと道路左林道入り口に登山口の案内板が建つ















林道を上がり横断する林道と交差する。その先登山口までの林道は荒れて草茫々、今日は此処が登山口。荒れた林道を上がる事10分で登山口駐車場車であるが車で上がるのは無理。ここから草藪を分けて山に入る。








山の取付きからいきなりロープが張られた急坂が始まる


















ロープが無くても急坂、更に急坂でロープが張られているかと云えばそうでもない
木の根の階段がある箇所にはロープは無く、足元が覚束ない泥斜面、谷川に切れ落ちた斜面に張ってある。
頂上稜線まで緩むことのない急斜面が続く。
















慰めは「ブナの森の黄葉」












林間から透けて見え始める冠雪した「剱岳」と「立山連峰」
樹間には「大日岳」と「奥大日岳」は見える







最大の見所は「剱岳」の西面、それが近い。「中山」から見る「剣岳」とは角度が違う、池ノ谷が真正面迫力満点である












山頂直下がまた急斜面、最後まで許してくれない




















山頂は丈の低い灌木の中、三角点と石造りの小さな社そして鐘が下がっている











山頂の先に大展望が広がる
「剱岳」「剣御前」「立山連峰」「大日岳」「奥大日」
この並びはなかなか見る事は叶わない
この山「大倉山」の展望である





「剱岳」の西面を真正面に見る。どうでしょうかこれは、この西面を攻めた先輩達は心躍るかもしれない












「剣御前」「立山」「奥大日」のこの三山は、厳冬期は超が付く難山、春ならばなんとかなる











「奥大日」と「薬師岳」、山域が全く違う山をこの並びで見るのは初めてである。
春三月、四月の「薬師岳」の大雪原はこの山だけのものである。大きな山稜にたっぷり乗った雪は薬師岳でしか見ることは出来ない。
歩いたことが無いのは「大日岳」から「奥大日」、来年の夏の真っ盛り下界が35℃とか36度の時節に爽やかな風を浴びながらノンビル歩く積りである
その「奥大日」と「薬師岳」の西側に前衛の山々が広がる
これから暫く前衛の山々を登りつつ「奥大日」「薬師岳」を各方位からを眺める予定である


藪の上に「毛勝三山」が遠慮がちに立つ、毛勝三山の頂上稜線には小さな池塘が点々と続く。北アルプスでもこの三山だけは登った人だけしか見る事のない特別の自然が広がる




山頂からの下り富山の町と富山湾、そして霞む能登半島
天気が良ければこの展望が得られる。車で走ったり登ったりの能登半島、刺身三昧の富山湾だから嬉しい展望である








「ブナの森の黄葉」をのんびり下りながら見上げ




















小さな灌木の「紅葉」を楽しむ











何せ今日は急坂の登りに手古摺り、ロープ付きの急坂の下りに慎重な一歩、安全第一の下山です。
明日は雨の予報、脚休めです。

2 件のコメント:

  1. こんばんは
    本日は富士市にて富士山を拝ました。
    流石に違いないます。
    綺麗に傘が被っており雨模様。大きな山な山頂は雪。裾野にある富士市を何人が通って江戸や京都に向かったことでしょう。

    桜エビとシラスの生を刺身で食べて、静岡の酒を沢山いただきました。
    先進的な取り組みを勉強し、負けないように頑張りたいとあらためて思いました。

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  2. 「剱岳」も「立山」も冠雪しています。この時期の山登りは難しい。「雨」も降れば「雪」も降る。突然天気が崩れるのもこの時期である。目下、山中で泊を要しないピストン山行なので天気を見て山行である。よって、雨休養は実に体のため有用である。富士山にはおそらく登らないだろうなどと生意気に考えていたけれど、周囲の山から間近に眺めると、成程この秀麗な山に登らないのはもったないと思う。「連れ」の体力が付いたら登ろうと思っている。北アルプスで事故が多発している。前衛の山とは言え用心して登っている。今年も残りあと一月どこまで下れることやら・・・

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