2018年10月13日土曜日

「別所岳(べっしょだけ 358m)」「猿山(さるやま 332m)」「高爪山(たかつめやま 341m)」「虫が峰(むしがみね 295.9m)」


10月13日(土) 0530起床 (---)
天気 晴れ
気温 10℃

肌寒い朝が明ける。あの夏の36℃が在ったのだろうかという朝に巡り合う。
今日は能登を、あっちへこっちへと走り山巡りする
能登半島を「左手親指をクイッと曲げた形」とすれば、道の駅「あなみず」は曲げた第一関節の内側、別所岳はその内側、猿山は第一関節の外日本海側、高爪山は猿山の南、虫が峰は第一関節のチョイ下陸地の真ん中に位置する。今日も狭い能登半島を100㎞走ることになる

「別所岳(べっしょだけ 358m)」
歩行距離 220m 所要時間 16分 総上昇量 49m

0744時 林道
0752時~0754時 「別所岳(べっしょだけ 358m)」山頂
0800時 林道

道の駅「あなみず」から県道1号経由林道を登ると山頂直下まで導いてくれる
林道に山旅号を停めて舗装された激急坂の管理道路を8分で別所岳展望台、山頂である












山頂は広く切り開かれた広場で大きな山頂標識が建つ













七尾湾が一望で能登島と、島へ渡るツインブリッジがこの高さからくっきり見える
人気の展望台である












猿山へ向かう道では、山鳥が目の前を走り、イノシシが猛スピードで横切る、そこにアケビが落ちている。能登の秋も深い。











「猿山(さるやま 332m)」
歩行距離 3.2㎞ 所要時間 1時間28分 総上昇量 148m

0940時 遊歩道駐車場発
0944時 遊歩道起点休憩舎
1000時~1010時 「猿山(さるやま 332m)」山頂
1050時 猿山灯台
1102時 遊歩道休憩舎
1108時 遊歩道駐車場着

猿山へ向かい日本海側の海岸を走ると秋色の濃い猿山の下に小さな漁村の瓦屋根が並んでいる


















其れだけでも旅愁を誘うのに、磯には冬場海苔を摘む海苔場が、その先に青い海が、そして漁村の瓦屋根、冬場の北西の季節風の荒波は如何ばかりかと思ってしまう










遊歩道急傾斜から猿山に向かって登る、振り返ると断崖の先の青い海が綺麗である











立て込んだ林の木はケヤキである、その中の階段の急坂を一気に登る
海からの吹きあがる風が汗を飛ばす












猿山山頂は林の中で展望はない、が連れはこの距離、この高度差ならニコニコである













猿山の不思議ではないだろうか遊歩道脇至る所に「サンショウ」が自生している
その数半端ない、雌木は少ないが赤く色づいた「山椒の実」を摘むと好い薫りがが香る












猿山は「猿山灯台」と「雪割草」である。今日は灯台まで下る。灯台の光の到達距離が42㎞である、ロマンあふれる光ではあるが船乗りを守る光だと思うとその歴史に心が動く。










白い灯台が青い空に輝いている

















猿山から高爪山に走る道すがら漁港の防波堤でのんびり釣り糸を垂れるおじさんが一人、秋の風と秋の日差しが包んでいる。秋真っ盛りである。











猿山の断崖が遠くなる















「高爪山(たかつめやま 341m)」
歩行距離 1.2㎞ 所要時間 50分 総上昇量 140m

1235時 林道登山口発
1302時~1305時 「高爪山(たかつめやま 341m)」山頂
1325時 林道駐車場着

高瓜山に向かって走っていると山麓の道路から三角錐の秀麗な山が見える
小さな山ながら綺麗な姿である











前田利家公ゆかりの地の高爪山の案内板から林道登山口へ入る













山頂には高爪神社がある。



















林道登山口に工事用モノレールが停まり、黒い瓦が積まれている。社殿の改修工事が行われているらしい













真竹と杉の林が照葉樹林と欅の林に変わり、山頂下はロープの張られた急坂である

















登りあがると改築改修途中の社殿ヶ建っている
大がかりな改修が行われている、信心の篤さが知れる














改築中の社殿の中、薬師如来も白布の中である
ケヤキの巨樹が改築中の社殿に覆い被さる様は、長大な歴史が覆い被さるようである









「虫が峰(むしがみね 295.9m)」
歩行距離 240m 所要時間 8分 総上昇量 13m

1413時 林道発
1417時 「虫が峰(むしがみね 295.9m)」山頂
1321時 林道着

林道から杉林を一登りで祠の建つ山頂である。杉林の中展望はないが直ぐ傍に立つ風力発電の風車の風切り音が低く唸る。












祠の隣に虫が峰の謂れが記されている
麓から故郷のシンボルと親しまれた様子が今や昔である











巨大な風車が低く唸る下では昔を忍べない
能登を超える風が「北前船」を寄せた昔は矢張り遥かに遠い昔々なのである

この能登半島の里山を巡るのは楽ではない、昨日と今日250㎞走る。
巡っていると照葉樹林や孟宗竹、真竹の竹林であるから九州を走っているかと錯覚を起こす。馴染みの土地を巡っているようである


4 件のコメント:

  1. 各山頂の滞在時間は3分前後、慌ただしい感じもするが ”連れ ”さんがご満足であればOK! 引き続き楽しい山旅を。

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  2. なんせ車が頂上直下まで運んでくれるので「連れ」はにこにこです。展望はチラッと見て終わり、さー次へ行きましょうだからあんぐりです。能登の山は低いとはいえ、植生も樹木も森も見ごたえがあります。それはこっちの話で「連れ」は興味なさそう。
    温泉と景色と魚と楽しんでいます。やれやれ

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  3. おはようございます。
    月曜日から東京です。
    随分過ごし易い。そちらはもはや寒い感じですね。
    たしかに山は高くないものの、沢山の山を登る。
    ニコニコされた奥さまもこの高低差ならではなのでしょうか?気温も下がり、歩く間に体温も上がり丁度良い肌持ちになるのでしょうか?

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  4. あの夏の気温から考えると嘘のような空気を吸っています。風が渡り木々の葉が散る、道にはアケビが落ちている、秋の真っ盛りでしょうか。後ひと月もせぬ間に雪が降るとはとても思えない。それでも降ってくるから、山旅のスケジュール組も難しくなります。雪が降るまでにいくつの山に登れるか競争です

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