2018年11月10日土曜日

「取立山(とりたてやま 1307.2m)」


11月10日(土) 0500起床 (---)
天気 ガスのち晴れ
気温 13℃

雨は明け方まで降っている。
北陸では午前雨が残る所もあるとの予報であるが、次第に晴れてくるという。
「水芭蕉の群生地と白山の眺望が楽しみな山」と紹介されているが、「水芭蕉」の季節はとうに過ぎ、今日は山はガス「白山の展望」は無い。それでも登る。

「取立山(とりたてやま 1307.2m)」
歩行距離 8.0㎞ 所要時間 4時間12分 総上昇量 405m 移動平均速 3.1㎞(全体平均速 1.8㎞)

0700時 林道駐車場発
0725時 大滝
0735時 大滝上
0822時 こつぶり山尾根
0856時 こつぶり山(1264m)
0908時~0913時 水芭蕉群生地
0915時~0925時 取立平避難小屋
0950時 「取立山(とりたてやま 1307.2m)」山頂
1112時 林道駐車場着

勝山市「勝山いこいの森キャンプ場」を目指して林道を上る。キャンプ場を過ぎた林道脇に「林地整備協力金?」料金徴収の小屋が建っているが早朝で閉じている。帰りに払うことになっているのだろう。
二面に分かれた広い駐車場が整備されている。「水芭蕉」の最盛期はこの駐車場が溢れるというから人気の山である。今朝は山旅号のみ。






「取立山」のコースの概念図を画いた案内板が立ち、その先でコースは二手に分かれる
右が「取立山」山頂直登コース、左が「大滝」から「こつぶり山」、「水芭蕉群生地」、「取立平避難小屋」そして「取立山」というコース







左手の「大滝」経由コースを採り広い整備された歩道を歩く、大滝までは水平な歩道で大杉の林から灌木の林に変わり大滝手前で岩を穿いた直壁の歩道になる。











大滝へは岩道を少し下る


















昨日から今朝までの雨で水量が増えたのであろう滝は白い飛沫の大きな帯となって落ちている















大滝を越えるには、は左岸から落ちる小滝の下を通りロープの掛かった岩場を越える


















雨で濡れて岩は滑る、足場を確かめて一歩一歩登る
コース中悪場は此処のみ、慎重に通過して大滝上に出る。














雨上がりの道中を考えて「スパイク長靴」を履いて正解、道悪も滝下の渡渉も問題なし。











滝上を登って行くとさらに「渡渉」がある、大滝に流れ落ちる沢であるがこの高度でこの狭い流域の水量とは思われない。「スパイク長靴」が半分程浸かる水量である













大滝上の歩道も広く整備されジグを切って「こつぶり山」の尾根に上がる。尾根の歩道は一直線に「こつぶり山」に向かって伸び、










所々木段が設置されてる
灌木は低くなり尾根の両側の谷と対岸の山の展望が開ける










ガスでぼんやりではあるも目指す「取立山」が見えている
下には「勝山市街地」、左には「越前大日山」が見える
登り上がった「こつぶり山(1264m)」は丸く広い台地になっている、
期待の展望はガスの中、効かない






雨上りのガスは中々切れない













「こつぶり山(1264m)」から下ると「取立平 水芭蕉群生地」(奥越高原県立自然公園)の標柱があり













左手の小さな湿原には「水芭蕉」の株が密生している












近くでよく見ると既に小さな緑が水面に在り「来春」の準備は整っているようである
最盛期の賑わいが浮かぶ












「水芭蕉」の湿原のすぐそばの高台に堅牢な「取立平避難小屋」が立つ、














内部には「囲炉裏」が切ってあり薪が壁に堆く積まれている。暫し休憩。










「取立平避難小屋」から小さく下ると「小屋の水場」の小さな沢を渡る。












ここから「取立山」への道も広く整備され何の問題もない。灌木が低いのでまん丸い山頂が見える。
山自体、山体は大きく谷も深く急峻なのであるが、この高みに上がってみる山頂は「小さく可愛い」愛嬌のあるまん丸い姿である。中々見る事のない山姿に思わずにっこりである。






山頂には標柱が一本あるのみ、晴れて居れば「白山」が眼前に展開するのであろう。
今日はガスの中である










標柱のある最高点に三角点は無く、暫く歩いた先に「ポツン」と埋まった三角点を見る
珍しいことであるが、此れはまたこれで良しである。











ガスが取れ見え始めた「勝山市街地」を眺めながら広い尾根の広い歩道をスリップに注意しつつ下る。












周囲の山は未だガスの中、午前中にはガスが取れてくれない。
それでも、大滝を越える箇所を除けば全線が広く整備され快適な登高が出来る。
協力金500円は斯く生かされている、あの藪のあの消耗を考えると大大感謝である。

2 件のコメント:

  1. お疲れ様です。
    奥さまも頑張られたんですね。
    天気も悪く足下も悪く、大変だったことと思います。
    写真を見てわかりましたが、両手で両足を使わないと登れないんですね。それは毎日だと大変です。山旅仙人にはついていけないと思います。

    返信削除
  2. 気が向いたら行くというから慌ててしまう。雨上がり足元も悪いというのに行くという。山道ツルツルだから心配この上ない。そういう経験もありかと思うので「ガイド」をしっかり全うしている

    返信削除