2018年11月8日木曜日

「荒島岳(あらしまだけ 1523.5m)」


11月8日(木) 0400起床 (---)
天気 晴れ
気温 11℃

恐らくこの秋最後の展望のチャンスかもしれない天気が訪れた
福井県大野市の山「荒島岳(あらしまだけ 1523.5m)」に登る


「荒島岳(あらしまだけ 1523.5m)」
歩行距離 14.6㎞ 所要時間 6時間24分 総上昇量 1286m 移動平均速 3.5㎞(全体平均速 2.2㎞)

0618時 駐車場発
0645時 登山口
0706時 作業道から登山道
0734時 おおこば展望台
0803時 ひえ畑
0820時~0834時 小荒島分岐(小荒島山頂 0823時~0832時)
0850時 しゃくなげ平(勝原コース分岐)
0932時 前荒島
0949時~1020時 「荒島岳(あらしまだけ 1523.5m)」山頂
1034時 前荒島
1104時 しゃくなげ平(勝原コース)分岐
1119時 小荒島分岐
1130時 ひえ畑
1152時 おおこば展望台」
1209時 作業道から登山道
1221時 登山口
1242時 駐車場着

荒島岳中出コース登山口入り口にピタリ到着、全てナビのおかげ(写真は下山後、朝暗く写真は撮れない)















700m上がると駐車場とトイレ棟が新設されている














駐車場マップに登山マップ、そこに中出コースの所要時間が記載されている
此処までの福井県の山タイムから行けば相当に辛いコースタイムと見た











舗装林道から未舗装の作業道に入り登山口に向かう。作業道の勾配も相当なもの作業車がスリップした痕跡が残る。此処までの所要時間が27分、登った高度が210mである。此れからの傾斜も変わりないだろうと観念する 








作業道を三回横切ると登山道に入る、本格的な登りが此処から始まるが登山道は良く踏まれ明瞭の一本道只管上るのみである。













杉の植林地を黙々と登る















其の登りの木立の隙間に下界が見える
雲海が覆う景色は、今この瞬間だけのもだから見た者のみの宝である









杉の木立が切れると「ブナ」の黄葉が残る登山道に入る。と云っても相当な急斜面のブナである。恐らくあまりに急傾斜過ぎて切り残された一帯だろう
傾斜が緩んで杉木立の中に「おおばこ展望台」の掲示があるも、周りの杉も笹も藪となり展望は皆無、展望台とは名ばかり。








しかし、楽しみは此処から、「ブナの林」が始まる
既に黄葉が終わった林ではあるが朝日を受ける林は本当に清々しい

















ブナ林の中の「ひえ畑」の案内板もブナの落ち葉に埋もれている











ブナの林を透かして見る下界は雲海が覆う
この瞬間、この晩秋の景観である











小荒島のコブの右斜面をトラバースする登山道を進むと「小荒島分岐」の標識がある













分岐から3分上がると笹原の「小荒島」山頂である














白山が一望である。ここまでの登りでも十分な展望が広がる













向かう「荒島岳」は逆光の中、黒々としか見えない
此処からでも最後の急坂、悪場が想像できる








「小荒島」からブナの中をいったん軽く下りすこし登り返すと小広い「しゃくなげ平」(勝原コース)分岐である。















「しゃくなげ平」から少し下り山頂への最後の登りに掛かる。掛かっている注意看板には「死亡事故」とある










その悪場は「もちがかべ」と呼ばれているらしい











鎖場に岩場、土砂流出のザレ場
























岩場とフィックスロープ

















急斜面に残る木段、露出した岩場、暫く悪場の連続である
へたにフィックスロープや鎖を掴まないことが登りのコツである
しっかりバランスを取って登るに限る











「もちがかべ」を登り憂きると「前荒島」、山頂が漸く近くなる
「前荒島」の正面に笹の急斜面の登りが待つ、







登り上がると「412m」で山頂とある
やはりコースタイムは相当に辛い
相当脚に来ている















登り上がった山頂には「荒島大権現奥の院」の祠が建つ
展望は全周ながら今日はガスと雲で遠望か効かない
山頂から「白山」がすっきりその全体を魅せる
今季初めて「白山」の全貌を拝む、切れ込む谷、落ちる尾根の長さ、くねりが深い
前衛の山からでなければ「白山」の大きさは分からない



御嶽山は近いが雲に隠れて山頂は見えない、その右手には「木曾駒ケ岳」が見える筈で更に左には「塩見岳」が見えるとある。展望の山である












展望を楽しんでいると「お嬢さん二人」が上がってくる
「小出コース」をこの時間で上がってきたことに驚愕する
百名山を四山目と仰る。是非安全に登り続け山を楽しんでほしい。
「百名山」以外のその他大勢の山も楽しいのですと伝える







ブナの林の落ち葉を「サクサク」「サラサラ」と鳴らしながら下る。今日は恐らく今秋の最後のワンチャンスであった


















温泉に行く道すがら眺める「荒島岳」は、やはり堂々の独立峰である

2 件のコメント:

  1. お疲れ様です。
    本日は一人山行きですね。相当足に来たとあるのに、二人のお嬢は凄いですね。
    若さなのか?経験豊富なのか?
    こちらも昨日から天気が崩れています。そちらも今日から明日にかけて天気悪そうです。
    休養されて下さい。

    日光は紅葉が素晴らしいとニュースを見た。
    そちらはもう終わったのでしょうか?

    返信削除
  2. 黄葉は次第に高度を下げている、昨日の荒島岳は1000m以上は終わり、それ以下で黄葉が見頃、スピードを上げて降りてきている。それよりも気になるのは「雪」がいつ来るか。最早何時来てもおかしくない。天気には要注意な時期になりました

    返信削除