2018年11月14日水曜日

「一乗城山(いちじょうしろやま 473m)」


11月14日(水) 0430起床 (---)
天気 晴れ時々曇り
気温 8℃

日の出、東の空に浮かぶ雲が下から照らされて淡い赤に輝いている
















その日の出、西の空も赤く染まっている。朝焼けである。
天気予報は雨予報、朝焼けは雨になるの俗諺通りの模様である。
が、雨は降らないと見た、「アメダス」から得た確信で「一条城山」に登る





「一条城山(いちじょうしろやま 473m)」
歩行距離 5.7㎞ 所要時間 3時間13分 総上昇量 395m 移動平均速 4.4㎞(全体平均速 1.8㎞) 

0955時 一乗谷馬出コース登山口発
1000時 千畳敷
1015時 一の丸跡
1020時 二の丸跡
1025時 三の丸跡
1030時~1135時 「一乗城山(いちじょうしろやま 473m)」山頂
1138時 三の丸跡
1142時 二の丸跡
1145時 一の丸跡
1200時 三万谷コース分岐
1253時 下城戸コース登山口
1308時 一乗谷馬出コース登山口着

山旅では狙っている訳ではないがこういう山に出会う。特別史跡(国宝級の遺跡)「一乗谷朝倉氏遺跡」の山城「一乗城山(いちじょうしろやま 473m)」、鹿児島にも西郷どん自決の城山はあるが、此処一乗谷は「1500年代戦国」織田信長の時代である











「一乗谷」が城下町、集住し人工的に作られた町とある
「一条城山」は、堅固、守りに撤した城とある
城下町が川沿いに長く広がり、その上に山城が堂々であったのであろう













戦国時代に使われていたと考えられている「馬出ルート」、大手と伝わるルートで登る











人家の間を抜けると「八幡神社」、銀杏の木が入り口である












銀杏の落ち葉を踏んで作業道を登ると左手に登山口の標識が建つ
「熊」の注意看板がある。標識や案内板が齧られているので熊は確実にいる













山道に「名が付く」、「名を付ける」これが結構決まっているのが楽しい
「ふくいsatoyamaトレイル」「福井平野周遊戦国ロマンコース」
中々こう旨くは行かない










山城への主要道を黙々と上がる















案内板は整備され登りつつ山城の構成が理解できるようになっている











登山道の距離標が建っている
相当な急坂を登りつつ残り「1㎞」は短いのか?、長いのか?「連れ」は頻りに時計を見ている












杉林から灌木の林に変わり次第に「山城」の様相が濃くなってくる















ぬれた落ち葉が厚く積もった登山道を上がると小さな水路に「不動清水」の案内板がある














確かに「不動明王」の足下から細い清水が湧いている













山上の平地が突然広がる、今は杉木立の中大きな館跡で「千畳敷」「万畳敷」と呼び礎石が点在している













登山道を辿ると「一の丸跡」、ただこんもりと高い木立が広がるのみ














「二の丸跡」も同様に灌木の高みがあるのみ










「三の丸」が山城の末端」とある
「一条城山」の山頂はこの「三の丸」の最先端にある











三の丸の高みに「一条城山」山頂標識が建っている、灌木の中展望は無い












三の丸の跡の案内板がある
足下に1500年代、織田信長の時代が埋まっている、この実感を得るのはこうした瞬間しかない。山旅では偶にこの実感を味わう。








そのような山の中に「真っ赤な紅葉」
あの時代も「真っ赤な紅葉」を愛でたのであろうか












下りは「下城戸ルート」を下り「一乗城山」を周回する
人の背丈以上に深くえぐれた「下城戸ルート」を下りながら、ここまで深く抉れる時間に思いが至る










下りついた登山口には「下城戸ルート」の案内板、完璧に整備されている















城下の「朝倉義景館」跡に立ち寄る、5代にわたる凡そ100年間の栄華の跡である















江戸中期ころ建てられたという「唐門」を見るとその感が一層強い












礎石だけが残る館跡に人影はない
秋の日が淡く照らす跡地に昔々の人々の声を聴くような空気がある





3 件のコメント:

  1. おはようございます。
    織田信長の時代のお城、人工的に街を作り、しっかり権力を保持するために守っていた。日本統一はできなかったものの、のちの家康公の日本統一の礎を作ったことになる。反発が反発と仲間を作り、強者が勝っていったんでしょう。
    武器のチカラや人間としてのチカラが、統一へと向かう訳ですね。
    情報の少ない自体だからこそ、今言われるフェイクニュースも沢山沢山あったことと思います。考えさせられますね。

    ところで、12月3日の週は、議○も始まっていますので、それ以降で調整させて下さい。

    返信削除
  2. 何せ此処福井は時代が埋まっている。町にも山にも神社仏閣至る所。歴史と共に山旅している。山旅中考えるに、昔も今も世の中、人の暮らし、信条、信頼と裏切り、先を見る目等々変わらないのではないかと思う。歴史のジンジンしている
    日程はお任せで結構です

    返信削除
  3. 歴史の中で山旅中です。此れがまたしっくりして楽しい。今も昔も、世の暮らし、だましたり騙されたり、先を読むものが生き残る等々大して変わらないと思います
    1000年人間何が進歩したのでしょうか。心持は変わらないのではないかと思いつつ歴史散歩です 日程はお任せで結構です

    返信削除