2019年2月20日水曜日

高野山女人道・六尺道・高野参詣道黒河道(黒河谷)・(太閤道)を歩く


2月20日(水) 0520起床 (---)
天気 雨のち晴れ
気温 11℃
 
高野女人道を歩き高野三山「摩尼山(まにさん 1004m)」「楊柳山(ようりゅうさん 1009m)」「転軸山(てんじくさん 930m)」を登る
高野女人道から分岐する六尺道を歩き「古宮岳(ふるみやだけ 1002m)」「護摩の壇(ごまのだん 894m)」に登る
高野女人道と合流して高野黒河道から「雪池(ゆきいけやま 988m)」に登る
高野女人道から分岐する六尺道往復して高野女人道に戻り更に雪池山に分岐して黒河道を戻ると云う、贅沢なコースを選択する

高野女人道・六尺道・高野参詣道黒河道(黒河道)(太閤道)
歩行距離 17.6㎞ 所要時間 7時間16分 総上昇量 866m 移動平均速 4.0㎞(全体平均速 2.4㎞)

0738時 高野山中の橋駐車場発
0817時 摩尼峠
0835時 「摩尼山(まにさん 1004m)」山頂
0855時 六尺道分岐
0911時 「古宮岳(ふるみやだけ 1002m)」山頂
0958時 倉の尾峠・杖ヶ藪分岐
1030時 蛇ヶ窪
1045時 山腹道分岐
1056時 「護摩の壇(ごまのだん 894m)」
1103時 蛇ヶ窪
1024時 倉の尾・杖ケ薮分岐
1158時 平辻・高野参詣道黒河道(黒河谷)合流
1209時 黒河峠
1233時 「楊柳山(ようりゅうさん 1009m)」山頂
1304時 「雪池山(ゆきいけやま 988m)」山頂
1327時 高野参詣道黒川道(太閤道)合流
1356時 転軸山登山口
1412時 「転軸山(てんじくさん 930m)」山頂
1430時 弘法大師廟
1454時 高野山中の橋駐車場着


高野山中の橋駐車場から道路を横断して奥の院へ、霊園の道には灯篭が灯り薄っすら雨上がりの霧が掛かり無数の墓地、無縁墓が静寂の中にある











奥の院弘法大師御廟の奥に摩尼山登山口がある。作業道から登山道に入る













20分登ると摩尼峠で高野女人道と合流する。明治初めまで女人禁制のため女人が高野山を周回した高野女人道は歴史のある広く整備された道である









その高野女人道も昨今の台風による倒木が至る所、大木が女人道に倒れている











高野三山第一の峰「摩尼山(まにさん 1004m)」「如意輪観世音菩薩」を祀るお堂が建ち杉林の中そしてガス、展望はない









摩尼山から20分歩き、高野女人道から分岐する「古宮岳」から「護摩の壇」への六尺道を目指す
















入って行くと笹が道を覆う、暫く誰も歩いた気配がない。笹薮と杉の落枝が道を覆い尽くしている。油断すると道を失う
















0911時「古宮岳(ふるみやだけ 1002m)」山頂、此処までの所要時間1時間33分

















山頂から杉林を下りそして登り返し960mの四等三角点に到る。この三角点からの下りが難しい、三角点からの直進に道はない、三角点から30m引き返し左へ杉林の急斜面を下る。微妙なコンターを見る確かな読図力が要る








下り切った地点で六尺道本道と合流するのだが倒木有り落枝が厚いので注意深いルート探しが続く。出てきた案内板が「杖ケ薮」への道標、本道には乗っている








慎重に本道を辿り「蛇ヶ窪」に到る。至った時点で案内板が無いので「蛇ヶ窪」との自信がない。此処で左手山腹へ導くテープと右手稜線を登るテープがある。左手テープの道が踏み跡が濃いので入る。此処で道迷いする。右手稜線」を登ると10分で「護摩の壇(ごまのだん (894.3m)」である。






結果、山腹道を辿り行き着いた分岐から山頂稜線をバックして1056時「護摩の壇(ごまのだん 894.3m)」山頂に上がりつく。此処までの所要時間3時間16分。








山頂から5分下って「蛇ヶ窪」、稜線を辿ればあっという間の山頂であったのだが下って分かる始末。戻りつつ振り返るとガスの中に薄っすら「護摩の壇」が見える。この薄っすらは中々の手応えである










「古宮岳」の山腹の巻き道に入る。踏み跡は薄い上にその踏み跡も崩落が至る所だから時間が掛かる。行き着いた案内板が高野参詣道黒河道(黒河谷)平辻、合流しても道は薄い







ものの10分で黒河峠、1209時高野女人道と合流する。此処まで所要時間4時間31分












道失いの心配ない高野女人道を25分登ると高野三山第二の峰、最高峰「楊柳山(ようりゅうさん 1009m)」展望はない。「楊柳観音(別名 薬王観音)」が祀られている
祈りの山である








高野女人道を25分快適に歩いて「雪池山分岐」、高野女人道から右へ雪池山へ入る
歩かれてはいるも高野女人道程ではない、下ると高野参詣道黒河道(太閤道)も「黒川峠」に出る。






黒川峠を直進、真っ直ぐ林の急坂を登って行くと1304時「雪池山(ゆきいけやま 988m)」山頂、展望はない。此処までの所要時間5時間26分、「護摩の壇」が薄っすら見えたのみ全線展望はない。






「雪池山」からバックして「黒川峠」から高野参詣道黒河道(太閤道)と合流し杉の林を登り上がる












高野参詣道黒河道の案内板が建ち、道が如何に使われたかを記す
「豊臣秀吉」が使った道とある













子継地蔵の建つ子継峠を経由して高野三山第三ノ峰「転軸山」登山口、舗装道路路を横断する。道迷いする山道を歩いたとは思えない車の往来だからそのギャップに思わずニヤリ。







道迷い有り、藪有り、崩壊有り、倒木有り、お堂有りの一日の最後の登り、踏ん張って登る
















高野三山第三ノ峰「転軸山(てんじくさん 930m)」1412時着、所要時間 6時間34分。








山頂直進が高野女人道、此処は左へ「弘法大師御廟」へ直接下る。今日は最後まで急坂の杉林である
下り着いた地点が「弘法大師御廟」の裏手、作業道を迂回して中の橋駐車場に戻る





人の歩いた気配が薄い「六尺道」、高野参詣道黒河道を「黒河谷」筋と「太閤道」筋、
高野三山を高野女人道で歩くと云う贅沢な選択が完結する
難しい、少し厳しい贅沢な選択ではあるも、高野山を少しは理解する手掛かりにはなったかもしれない  

2 件のコメント:

  1. おはようございます。
    厳しい山行きになりましたね。奥様はお留守番でしたでしょうか?
    流石にこの距離は厳しいのではと拝見しておりました。
    ホントに山が整備されていて立派な木ばかりですね。どこがどこだか迷われたのもわかります。
    こちらは雨が降るたびに暖かくなってきている気がします。
    今年は雪を見ない年になりそうです。

    返信削除
  2. 大勢の観光客がいる場所から3㎞離れたら山中で道迷いだから、高野山が開かれた山と云えど、いえいえそうではありません。深山幽谷です。だからこそ高野山なのでしょうか。素相手寒い、冷える、冷たい、凍える、それだからこそ高野山でしょうか。
    こういう感覚は初めてなのが少しうれしいです。現場が一番

    返信削除