2020年3月29日日曜日

家籠り「第三十日」


3月29日(日) 0345起床 (---)
天気 晴れ
気温 10℃

家籠り「第三十日」、猪に先駆けて採った筍を「煮物」で頂く。穂先の絶妙な柔らかさと甘さ、根元の歯応えと十分な香りを楽しむ。













自分だけ愉しむ訳に行かないとヒヨドリにもダイダイを刺す
ヒヨドリは遠慮会釈なしに、しかし十二分に用心深くあっと言う間に空にする
酸っぱい甘いはヒヨドリの舌には関係ないらしい









次の大潮時に「貝堀り」を目論んでいる。「貝掘り」ではなく「貝掻き」と云ったほうが正確である









先代からの道具が残っている。年代物であるも十分使用に耐える現役の道具である
台木に鉄製の幅2㎝厚さ1.5mmの矩形の板が角度を採って取り付けられている
我が家の呼び名は「ケカッ」、「貝掻き」が薩摩言葉風に詰められた云い方である

使う先は「砂浜」、砂に潜っている貝をこの「ケカッ」で探る。






刃先を砂に潜らせ、長柄を手で持ち、後ろ向きに足を踏ん張り、腰紐で引っ張りつつ後ろに下がる。
ゆっくり歩く程度のスピードで後ろに下がる、砂中の貝に潜っている鉄の板が当たると長柄に衝撃、手応えがあり、カチッと云う音がする
当たった個所を足で探り貝を掘り出す。当たった個所が貝が群れている場所、丁寧に探る。カガイ(あおやぎ)、蛤、シタケ(薩摩語呼び)が結構採れる


2 件のコメント:

  1. おはようございます。
    今度の大潮はいつですか?大量ゲットを狙われるとのこと、大量なら、、笑。
    そこは無駄な殺傷はしないですよね。
    食べるぶんだけとり、少し冷凍でしょうか?
    大潮か、、楽しそうですね。

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  2. バカガイは、我が家では「キゲ(黄貝)」と呼ぶ。さっとお湯を潜らせ身を出し砂を洗い流し「刺身」で頂く。蛤はご存じの通り焼いて良し煮て良し、シタケ(おきあさり)は砂を噛んでいないので焼く煮るありだが一番美味しいのは「お椀種」、好い出汁が出るし身がまた旨い。貝掻きに難点がある、あの長い砂浜で密集している場所を探すという事である。探している間に潮が満ちてくることだってある。毎年通っている頃はあの個所、この箇所と目当てがあったが、今現在その当てはない。次の大潮時に前後数日通うしかないかもしれない。其れもまた好し、楽しむか。
     

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