2020年5月15日金曜日

家籠り「第七十七日」


5月15日(金) 0250起床 (---)
天気 曇りのち雨
気温 18℃

家籠り「第七十七日」、目が覚めたのが0250時読み掛けの本が気になり起きてそのまま本読み。夜が明けて散歩に出ると道崖にスイカズラの花が咲いている。花を千切り花の根元をチューと吸うと甘い蜜が口に拡がる子供時分の悪戯である。甘いのである。スイカズラの花は精油としても人気だから、蜜をすうという子供の感性は侮れない。        


何とも贅沢な朝散歩になる、「鶯(うぐいす)」をこの目で生まれて初めて見る。「鶯(うぐいす)」は、「ホーホケッキョ、ケキョ、ケキョ・・・」声は聞えど姿は見えない、まるで忍者である
その「鶯(うぐいす)」を逆光のなか目に捉える

よく比較される「メジロ」よりは大きい、立派な体格と云って良い。
こっちに気付いているのかいないのか枝に止まり左右に首を振りつつ「ケキョ、ケキョ」「ホーホケキョ」、「ケキョ、ケキョ」遊ばれているようである
カメラで写すと云う所作も脅威にしないと云う寛大な接待に感激する


昨日切られた「アラ」に再挑戦したい、手持ちを切らせていた「釣り針」を購入する
手持ちの竿でアラを上げられるとすれば精々5㎏程度、それ以上は竿が折れる
針は、常用の「丸せいご」の15号と16号、この針は万能の針でクロから鯛、鯵、イサキ、魚種を問わず問題は全くない。


と思って、針の入った袋の裏面を見て驚いた。
「made in Japan」
そうだったのか、だからそうなのか、そりゃそうだ、そうでなきゃ鈍らない、選ばれ続けるという理由に思い至る。納得して貰わなけらば「針一本」と云えど生き残れない
当たり前に「丸せいご」の針を選び続けると云う自分の選択の先に「made in Japan」の印刷を見て自然に頭が下がる
昔も今も釣り人にとって「針」は、刀の切っ先であり真剣勝負の気合そのもの釣りの前夜は鑢で研ぎに研いだ。その気合がこの針の会社に「made in japan」と刻ませている
自分の趣味はこの気合に支えられている。嬉しい発見である。


昼から雨と云うから1000時に炭を熾す
昼前からバーベキュウである
ホルモンの串が程良く焼け、さらに煙と共に炎を上げる
七隣バーベキューのいい所は、自分好みで焼き上げられる
少し焦げ目のついたホルモンはビールによく合う


主役はニンニク、其れも「ニンニクの芽」と「ニンニクの玉」


初物の「ニンニクの玉」を頂く
瑞々しいから焼き過ぎると溶けてなくなる、嘘ではない瑞々しいとは「水である」と同義語である。焼き過ぎると原形を留めない箸でも挟めないし液体に還っている
焼き加減に最大の注意を払ってアルミホイルを剥ぐと半透明の玉が現れる
半透明の「ニンニクの玉」、これが掘りたての初物である
微かにニンニクの香りがあるのみ、口に溶ける
掘りたてを焼く、嗅ぐ、味わう
田舎の一軒家の昼下がりは超贅沢な時を包んでいる



2 件のコメント:

  1. こんばんは。夜まで眠れないほどのアラにひきだったんですね。
    次は絶対あげてください。待ってます。笑笑
    緊急事態宣言も鹿児島はなくなり、少し緩んで来る。頑張ったことが二週間は続くが次はまだ山が来そうです。
    しばらくはこの繰り返しでしょうか?

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  2. 出歩きを最低限にしている訳ではないことに気が付いた。そもそも街中、人混みに出掛ける用事がない。海、山、川は毎日でも街には用事が無いと思い知る。
    釣り道具を買いに出る位だから、テレビを見て「そんなに用事があるんだろうか?」と不思議である。家籠りも面白いと思うのだが

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