2024年2月13日火曜日

「不入山(いらずやま 1336m)」に登る


2月13日(火) 0410起床 (ーーー) 
天気 曇のち晴れ
気温 -2℃

「不入山(いらずやま 1336m)」は、「人の立入りや樹木の伐採を禁じた土佐藩の(御留山)だった。その為今日でも自然が残っており深山幽谷の趣のある山である」と紹介されている。
また「不入山(いらずやま 1336m)」は、四万十川源流点のある山でもある。その源流点を起点に山頂を一周するルートを登るべく登山口に向かうが、源流点への林道が全面通行止めである。山頂周回ルートを諦めて一般ルートで山頂に登る




「不入山(いらずやま 1336m)」
歩行距離 10.8km 所要時間 3時間52分 総上昇量 936m 移動平均速 4.9km(全体平均速 2.7km)

0748時 船戸林道ゲート発
0818時 森の巨人百選
0842時 南一周コース分岐
0954時~1002時 「不入山(いらずやま 1336m)」山頂
0926時 幽谷コース
1045時 南一周コース分岐
1114時 森の巨人百選
1140時 船戸林道ゲート着

県道378号から分岐する国有船戸林道入り口は、ゲートで施錠されている、そのゲートから林道に入る


暫く歩くと昨夕の降雪か林道にはうっすら雪が降っている


その雪のある林道路肩には「ふきのとう」が転々と芽を出している。
山にも着々と静かに春は来ている


林道を歩くこと30分で「森の巨人百選」
No77 四万十川源流のモミ


樹齢 210年 樹高 38m 樹周 3.8m、しかしこれは「不入山(いらずやま 1336m)」の森の木々の序章に過ぎなかった


林道を登る途中0820時、山並みはガスの中で谷向かいの山の展望はない


0842時、船戸林道ゲートから約1時間で四万十川源流点を起点に山頂南を周回する「南一周ルート」分岐に至る


此所から登山道に変わり山頂へは「幽谷コース」と「槙尾根コース」の二ルートに分岐する。「槙尾根コース」を選択して登る


「槇尾根コース」には、コウヤマキとモミの大木が林立、その足元にはシャクナゲの老木・大木が藪となっている


さらに尾根を登ると岩を抱く高野槙が立ち


高野槙の大木が尾根を占有し乱立している。深山幽谷原始の森は始まっている


さらに上部の岩尾根もシャクナゲと高野槙が覆う


高野槙が根を張る尾根の大岩は、左に高野槙の大根を掴んで乗っ越す。


槙尾根コースを登り切った山頂下は森の様相が一変する、ブナの大木の森に変わり登山道は背丈を超すスズ竹の道を歩く。


ガスが薄く掛かる山頂部までブナの大木とスズタケの道は続く


小さな石の祠が建つ「不入山(いらずやま 1336m)」山頂、ガスで展望はない


鉈や鋸の入らない山は、山の様相も雰囲気も空気さえも違う、正に「深山幽谷」なのである


山頂からの下り朝方はガスで全く見えなかった「天狗高原から黒滝山」が谷向かいに姿を見せる、多彩な四国の山を見るのは楽しい。


船戸林道を「ふきのとう」を摘みつつノンビリ下る


仕上げは、温泉を浴びて須崎市で「鰹のたたき」で土佐の地酒で締める


豊かな原始の森、新鮮な鰹のたたき、其処に土佐の地酒だから言うことなし。
登ってみないと分からない、食ってみないと分からない、呑んでみないと分からないのである。

2 件のコメント:

  1. お疲れ様です
    岩山にしっかり根をはびこっている木の写真を拝見すると、自分はまだ甘ちゃんだなと思うとことです
    といっても60過ぎ、こらからは世間に迷惑をかけないように体力と知力をたもちつつ、一つでも世の中に役立つようにしないといけませんね
    最後のカツオの写真を見て元気もでましたので・・・・笑

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  2. yamatabikirizushi2024年4月9日 21:08

    山に行くと500年を超える山の木々に出会えます、下ると地酒を味わいます。時代を越える地元の空気を味わうのは実に奥が深いです。人間生きて100年、山は500年木が生きる。然も岩も高度も関係ない。そういう世界を常に目にしていると、山旅三昧の意味が少し分かるような気がします。幾らかでも「此所の事が」伝えられれば「山旅三昧」はそれで好い。

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