2012年11月29日木曜日

九州の山も熊鈴必携


11月29日 0630起床 (127/87) 
天気 雨
気温 7℃ 

山は早寝、早起き、早立ち、早帰りが鉄則
午前二時とか三時起床は当たり前
もう習慣になってるので
目覚まし無しでプラスマイナス3分と狂わない、ホントに
九州中央山地「国見岳」も0810時にはピークに立った。
後は往路を帰る。
この日は多分貸切りかなと思って歩いていた。
ところが、烏帽子岳を過ぎた下りで
霧島市国分のお二人連れに追いついた。


お二人から
「五勇ですか」
「いいえ、国見まで」
「エッ!!!・・・」
「ハイ」
後は山談義しながらしばらく一緒に歩いた。

「エッ!!!・・・」とは
ホントに国見まで?
この時間で?
一人で?
山中泊じゃなくて?
いつ出たの?
そんなに早く歩けるの?
と云う事かな。

私には、「あれっ、今日は貸し切りではなかったんだ」と云う事だが
お二人には、山でこんなオジサンに出会った自体が驚きだろう。
私のストックにつけた熊鈴の音が聞こえ、誰かが下りてくること分かっていただろうから、突然のおじさんの出現にも「エッ!!!・・・」で済んだ。
熊鈴の音で先に察知してもらうことに成功したわけだ。
よかった、よかった。

何が良かったか。
大隅半島照葉樹林の「熊と出会って固まった事件」の二の舞にならなくてよかった。

「大隅半島熊事件」とは。
濃い森、見通しが全く効かない森
ついたてを並べたような木立の登山道。
曲がった途端に、
目がテン、口アングリ、
今にも「ワッー」と叫びださんばかり
固まったままのおばさん。
後から続くおばさんも
その後のおじさんも
ムッ、ムッと
目がテン


出会うはずのない場所で
出会うはずのない異形の物体
突然目の前に、
それも手で触れるほど近くに
ナッ、ナッ、なんなんだ
コレハナンダ !
ナニガオコッタンダ!
ワッーーーーーー!!!!!!!!!!
という顔だった。

いるはずのない異形物体
きっと「熊」に間違えられた。
別に驚かすつもりじゃないので
相手が勝手に固まっただけだが
もう絶対山には行かないと思わせてしまった。
早起き、早出、早帰りが起こした
固まった事件。

この時もストックに熊鈴は付いていた。
狭い登山道、ついたてのような木立のせいで
ストックは抱えて歩き
鈴は鳴っていなかった。
鈴さえ鳴っておれば、
先に察知してもらっておきさえすれば
心の臓が止まるほどの固まった事件は起きなかった。

教訓 その一
九州の山では「熊」と間違われないように
ストックに「熊除け鈴」を常設して
「熊じゃありません鈴」として
常に鳴らしながら歩かなければならない。

成功例
九州中央山地「国見岳」お二人遭遇
「固まった事件」起きず。
ヤレ、ヤレ

新たな鉄則

早寝、早起き、早立ち、早帰り、熊じゃありません鈴必携













2 件のコメント:

  1. 熊じゃありません鈴、大変面白い話ですね。
    山旅仙人が山にいることを、是非掲示板など出せたら良いですね。(笑)
    だって怖いてすから

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  2. 驚かれたこっちも驚いた。そうかと気が付くまで時間が掛かった。
    しかし、熊がいないってことはほんとに気分が楽だ。
    登ることに集中できる。
    集中できる分、早寝、早起き、早出、早帰りに拍車がかかる。
    やっぱ、熊鈴はいるわ。

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