2013年9月10日火曜日

イドンナップ岳に登る


9月9日 0230起床 (---)
天気 晴れ
気温 14℃

天気快晴の予報がでた。
大休止中で体調万全ではないが、イドンナップ岳から日高の山々を見に行く。
登山口まで60㎞、早起きして走る。

コースタイム
0525 車デポ発
0625 売山のコル
0700 第一岩場
0800 第二岩場
0840 1250m
0940 トラーバース中間
1030~1110 新冠富士
1230 1250m
1445 売山のコル
1545 車デポ着

概要
新冠ダム湖から左岸湖畔の道路を10㎞入ると登山口への作業路入口。
作業路2㎞が登山口。途中に沢の渡渉3か所。
単独なので最初の渡渉地点に車デポ。
作業路を最後まで詰めて、売山のコルに至る沢を登る。
沢途中で左岸の尾根に取り付く。暫くで売山のコルの至る作業路に合流売山コルに至る。
ここまでは登山道も明瞭、笹薮に悩まされることもない。




コルから山頂直下までおよそ4時間、いよいよ笹薮との格闘が始まる。
昨夜雨だったらしく笹は重く垂れ登山道は見えない。











岩場とたまに露出する登山のほかは、笹薮の下の登山道を探りながらの登高が続く。

















登山路は、標高1250mから尾根から外れ、尾根右側のトラバース路となる。
頂上直下まで約二時間の歩き、この間も笹薮に覆われた登山道との格闘は続く。











頂上直下で蕗畑に出て登り上げると稜線、ハイマツを潜ると新冠岳。
その先に、三角点のあるピークとさらにその先左端がイドンナップ山頂。










山は既に秋色が濃い。
新冠山頂で登山終了とする。
下山もスピードは上がらない。
笹薮をかき分け、足元を確認する手間と、岩場の慎重な下りに意外と時間が掛かる。
上り下り9時間は覚悟した方がよさそうである。









印象
登山者が少ない山の一つだろう。登山者名簿では8月27日が最終記録だった。
国道から60㎞、アプローチの長さと、新冠富士まで5時間の登高時間の大半が笹薮漕ぎ、イドンナップ山頂まではさらに2時間のハイマツ漕ぎは、やっぱりちょっとつらい。
これに展望が無かったらがっくりだろう。
晴れた日に、新冠富士までと決めて登れば十分日高を堪能できると思う。
それにしても新冠富士までの登高時間5時間は、ペテガリ山荘からペテガリ岳までの時間と同じ、且つ急斜面も劣らない、少し覚悟した方がいい。
新冠富士からはイドンナップ山頂が邪魔して日高の全貌は見えない。
しかし、北方向












南方向















ピセナイ山からの展望より近く、山腹に刻まれた谷も明瞭に見えるので
迫力十分である。
ピラミッド峰が天を衝くさまはまさに日高、雨上りではるか遠くのピークまで明瞭だった。
そのほとんどを登ったかと思うと一寸誇らしかった。








沢や,岩場、尾根筋でたまに花に出会う。













笹藪漕ぎを忘れる瞬間、














君はここにいたのかってな感じだ。

















昨夜、玉子酒に占冠産天然蜂蜜をたっぷり入れて万全を期したので、大休止開けでも十分だった。








追加
ダニ対策は万全に。
登りは笹も濡れていたので偶に着く程度だった。
下りは笹も乾き、気温も上がってきたのでダニが笹薮を漕ぐたび付く始末。
アースジェットをズボン、シャツ、ザックに吹きつけながら歩いている間はそれ程でもなかったけれど、途中でアースジェットが切れた途端、付くわ付くわズボンを見る度這っていた。
下りてダニチェックしたら体についていなかったのでラッキーだった。
くれぐれももダニ対策は万全に。
夕張岳の小屋のおじさんんに教えてもらった「キンチョ―ジェット」「アースジェット」の威力は相当なものです。是非お試しあれ。


2 件のコメント:

  1. おはようございます。体調大丈夫ですか?
    無理して登って良いですか?それとも蜂蜜入り玉子酒が効いたとか、、、。風邪は万病のもとと言います。くれぐれも注意!を。

    すっかり山の写真は秋ですね。こちらも朝夕はだいぶ涼しくなってきました。それでも昼間は30度を超えますが、、、。

    まずは体調不良の改善を!

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  2. いまだに咳、鼻水にティッシュが手放せない。
    いきなりの本格登攀、目一杯だった。
    もう完全に秋です。そのうち雪が降りますよ。
    10℃切ってるもの。
    しかし、玉子酒は効く、お試しなさい。

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