2014年11月5日水曜日

「五葉山1342.3m」「氷上山874.7m」に登る


11月5日 0400起床 (---)
天気 晴れ
気温 -2℃

フロントガラスが凍っていた。寒い筈-2℃だった。
今日は、石上山、愛染山の予定だったが、あまりの天気の良さに予定を変更した
「五葉山1342.3m」と「氷上山874.7m」に登ることにした
大正解だった。
もう一度登ってみたいと思う山がもう一つ増えた、「五葉山」である。
地元からこれ程愛されているのが登って分かる山も少ないが、圧巻は8合目から9合目に広がる「石楠花の原」、原と云っていいのか叢と云って良いのか分からない。膨大な面積を占めるのである。恐らく東北随一、日本の山に此れを越える面積の石楠花があるだろうか。盗掘にあったという過去があってこの面積だから絶句だった。
閃きで、登る山を変更するのは度々だが、それが悉く当たるから嬉しくて堪らない。

五葉山 歩行距離 8㎞ 行動時間 2時間35分 累積標高差 640m

0650 赤坂峠登山口発
0728 5合目
0814~0828 五葉山山頂
0856 5合目
0925 赤坂峠登山口着

赤坂峠登山口には広い駐車場がある。理由は登って分かった。人が押し寄せる筈だ













4合目の畳石、絶好の休憩地、登山道も、休憩箇所もしっかり手入れされ、これ程愛されている山も珍しい














7合目、8合目、9合目と登って行くに従って言葉が出ない。絶句。
これ程広く、これ程大きく広がるシャクナゲの原を知らない
九州中央山地、国見山系の石楠花も凄いけれど、規模が全く違う









石楠花とハイマツが同居する中で此れだからお見事だ
北海道、青森県、秋田県、岩手県と登って随一だ、此れから南下して各県の山を登るけれど、果たして此れをを越える山があるだろうか。









おまけに9合目の小屋が「しゃくなげ荘」水場付き、この山の基地だ。此処が拠点になってすべての山のメンテナンスが行われるのだろう。羨ましい山だ。











山頂からは、全方位の展望、遥か遠くには岩手山までも。













山頂直下に三陸の海、見た目には真下だった。
つつじも、シャクナゲも満開の時期にもう一度訪れたい。
きっと来るぞ、と誓いつつ下山した











氷上山 歩行距離 9㎞ 行動時間 2時間46分 累積標高差 657m

1102 玉山登山口発
1141 5合目
1224~1255 氷上山山頂
1327 5合目
1348 玉山登山口着

玉の湯のある登山口から作業道を登る。林道を横断さらに作業道を登ると登山道入り口の案内板が立っている。














杉の造林地から雑木の混淆林に入り一本杉、水場が嬉しい。
















支尾根に上がると5合目、笹原を踏みながら登る、吹き抜ける風が嬉しい。右手には三陸の海を見ながらの登りだ。笹原は邪魔ににならない程度の背丈だ。











頂上に続く稜線に上がると森は更に明るくなる。つつじが背高く茂っている、花の時期なら花のトンネルにもなりそうな気配だ













稜線をひと下りする、此処が水場付きの避難小屋のある祈祷ヶ原、あくまでも明るい草原、絶好の休憩地だ
稜線に水場があるというのは原始タップリと云う事だろう









15分で氷上山山頂、展望は全周、絶景が待っていた
北上山地の山は当然、遥かに秋田、山形県境の山までも。










下山途中、見晴らしの良い岩に登ると、陸前高田市が直下に見えた
復興の真っ最中の市街地だ、言葉が出ない、少しでも早い復興を祈りながらの下山だった。
嬉しい出会いがあった。栗駒山麓の役場の退職の先輩、半端な経験者じゃないことは一目瞭然。
岩手の山々を詳しく教えてもらいました。こんな出会いがあるから嬉しい。
下山後、玉の湯で一緒に汗を流し、山行の無事をとの応援を頂いた
愈々岩手県の山は明日で完了です。
玉の湯で教えて頂いた「花の駅」で、一人乾杯、グビッ、グビッ

2 件のコメント:

  1. おはようございます。
    本日は先輩の大好きな甑島でブログを拝見しております。
    甑のさかなの旨さは鉄板ですね。最高でした。
    さて、陸前高田ですか?その高さから見たことはありませんが、行ったことがあります。復興は進んでいるんでしょうか?ふもとの取材が出来ましたら教えて下さい。

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    1. 11月11日日で今季山旅は終了、11月12日が五島に向けて出発。甑島の肴待ってなさい、もうすぐ帰るから。
      復旧の嵩上げも始ったばかり。ハードは着々だろうけれどその先にある、人の暮らしがどうなるんだろうと思ってしまった。新しい町で新しい暮らしが始まる、新しい暮らしを始めると云う事が同時に進行することを願ってやまない。

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