2016年7月11日月曜日
境地に至るとは
7月10日(日) 0500起床 (---)
天気 雨
気温 25℃
雨が止んだので海を見に行った
沖には甑島も見える
なんと、べた凪でびっくり予報では2.5mから1.5mだったはず。
雨が降ったり止んだりで沖に出る天気ではないのだけれども、凪の海を見るとついその気になる
湯田川河口の様子を見に行くと、おじさんが釣りをしている
「釣れますか?」と声をかけると
「フグが邪魔をして釣れない。チヌ(クロダイ)が釣れるんだが・・・」
この辺に住んでいるのかとの問いに、すぐそこに住んでいますと答える
現役かとの問いに、定年しましたと答える
おじさん曰く「私の兄貴は郵便局を59歳で退職して60歳で死んでしまった」「だから私は引き留められたんだけれど辞めて釣りだ」
「悠遊ですね」と言ったら
「これでもガンを三つ持っているんだ。前立腺ガン、胆管ガン、舌ガン」と言って「舌」をペロッと出して笑った
「エッ」と絶句
そして「この前は此処でタコを釣った。2㎏ある大物だった」
私「タコは自分好みに茹でるられるから好きです」と云うと
「私は3分だ」と仰る
「私は7~8分、大きいタコは10分以上です」と云うと
「それじゃ硬いだろう」
「歯応えがあり、コリコリが好きなんです」
等と暫く四方山話をした
ガンを三つも持った人の影は全くない。
チヌを釣り、タコを釣り、ウナギ籠を仕掛ける、カニ籠を仕掛ける。
もっぱら釣りで過ごし、楽しく食べることに忙しいらしい。
クラーボックスに腰かけ「浮子」を注視する姿からは、病む人の欠片も見られなかった
こういう「境地」に至る人がいる
「よな よな ビール」を頂きながら、あの「境地」で生きていきたいものだとビールを飲みほした
登録:
コメントの投稿 (Atom)
お疲れ様です。
返信削除なんだか、ゆっくりと時間が流れてますね。本当に近くに海や山があり、恵があることを実感しますね。
歩いて行って今夜の酒の肴を釣るんですよね。凄いですよね。どこよりも素晴らしく新鮮な魚市場や野菜市場、そこにコンビニもできて、ビールも歩いて行って買える。なんて便利なんでしょう。
大きな宝なのか小さな宝なのか分からないが、宝物に囲まれて過ごしているのは確かです。宝物に気付く力、宝物を取り込む技が、田舎暮らしには必要かも。田舎に暮らしていても何ら不自由を感じないから面白い。
返信削除