2017年5月12日金曜日

2017年5月12日 「鬼面山(きめんざん・1889.3m)」 


5月12日(金) 0230起床 (138/91)
天気 曇りのち晴れ
気温 10℃

道の駅「花の駅いいじま」から50㎞、1時間20分かかって国道152号「地蔵峠」着。
夜明け前の山間の道路は狭く且つ屈曲、周囲が見えないので神経を使う。
中央構造線の真上を走っている国道152号は、至る所で舗装が撓み補修箇所が続々、砂利敷きのままの箇所もある。暗闇の中「露頭観察」の看板が目に付く






「鬼面山(きめんざん・1889.3m)」 
歩行距離 7.1㎞ 所要時間 3時間33分 総上昇量 675m 移動平均速 3.2㎞(全体平均速 2.0㎞)

0515時 地蔵峠登山口発
0557時 貴ノ峰1585m
0659時 豊岡村コース分岐
0702時~0725時 「鬼面山(きめんざん・1889.3m)」 山頂  
0728時 豊岡村コース分岐
0813時 貴ノ峰1585m
0848時 地蔵峠登山口着

地蔵峠は、名前の通り「お地蔵さん」が立つ
数多くお供え物が「お地蔵さん」の前に並んでいる


貴ノ峰1585mまでの登山道前半は、狭くかつ急峻な険路である
中央構造線の谷に向かって山の斜面は急斜面となって落ち、登山道の両側共に切れ落ちている
特に狭い個所や急峻な岩場には、ロープが張られている














貴ノ峰1585mの案内板から先は、これまでの狭い尾根と険路が嘘のような広い尾根に変わる












その広い尾根には、ブナの巨木、米ツガ(シラビソ?)の苔むした巨体、ダケカンバの大木がたっている。森は大きく、深く、豊かである。
これ程の森を歩くのは久方振りである。登山道の両脇の植林地が全く気にならなくなった。
遠山森林鉄道の時代を生き残った木々なのであろう。これだから登ってみないと分からない。
山に融けてしまう瞬間である。






山頂直下で「豊岡村コース」と合流する。時間と共に傾斜も相当なコースらしい。













「鬼面山(きめんざん・1889.3m)」 山頂には、木製の展望台が設置されている。上がってみたが、展望台床の丸太が年月が経って軋み撓むので直ぐ下りてしまった









展望は、全周全方位なのだが雨上がりの今朝は水蒸気で霞み、微かに中央アルプスの雪嶺と御嶽山の雪が見えるのみである。「南アルプス」は、その前衛の山が見えるのみである









山頂に、ステンレスのボックスが立っている、開けてみると「鬼面山山頂 記名帳」である。
鹿児島県薩摩川内市・・・切通幸生と記名させてもらう。










下る時点では、天気は回復太陽が顔を出し森に陽が射しこむ
登るときの森にさらに生気が戻り、大きく深い森が躍動している様である










森は厚い落ち葉に覆われふかふかの絨毯と化している
夜、この巨木たちの枝を透かして溢れるような星々を見てみたくなった










登山道脇に「この森の王者」に相応しい大ブナが立っている
苔むし、高く大きく枝を張っている様は、辺りを睥睨する「王者」である。








下山して国道152号を遠山郷に向かう道から、朝登るときはガスの中であった中央構造線の谷を挟んだ「鬼面山(きめんざん・1889.3m)」が見えた。
1500mラインから上には新緑はない、春はこれからである
夜明け前、地蔵峠まで50㎞、下山して国道152号をさらに南下道の駅「遠山郷」まで30㎞、やっと温泉とビールにありつける。
明日は雨、休養日
肉だ麦酒だ

1 件のコメント:

  1. こんばんは
    なんと、2時半起きの山行きで朝飯前に完了!ですか、考えられないです。
    そのせいもあって、血圧も高いですよ。
    無理は禁物です。

    ご褒美の景色も超早起きのおかげ。
    それは、明日の天候を予想しての行動なわけであり、全ては計算どおりでしょう。
    攻略法ってことですね。楽しみよビール祭りも雨の日に、、。

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