2018年4月2日月曜日

「黒岳(くろだけ 1086.5m)」「越前岳(えちぜんだけ 1504.2m)」に登る


4月2日(月) 0345時起床 (---)
天気 晴れ
気温 10℃

黒岳には樹齢400年と云う「自然杉」が残っている。次世代へと切り残された貴重な杉である
これを見る
越前岳は、愛鷹山塊の最高峰である。此処から愛鷹山塊を眺める
そして、割石峠へ通行禁止の鋸岳縦走路の端っこを歩く

 「黒岳(くろだけ 1086.5m)」「越前岳(えちぜんだけ 1504.2m)」
歩行距離 14.3㎞ 所要時間 5時間53分 総上昇量 897m 移動平均速 3.9㎞(全体平均速 2.2㎞)
0535時 愛鷹神社登山口発
0610時~0620時 愛鷹山荘
0625時 富士見峠
0644時 「黒岳(くろだけ 1086.5m)」
0702時 富士見峠
0730時 鋸岳展望台
0820時 富士見台
0850時~0903時 「越前岳(えちぜんだけ 1504.2m)」山頂
0950時~0954時 「呼子岳(よぶこだけ 1313m)」
1005時 割石峠
1043時 大杉
1100時 大沢橋
1120時 愛鷹神社登山口着

昨夜泊した広い「愛鷹神社登山口」を0535時発、まだ薄暗いので写真もボケる













暗い杉林を抜けると灌木の急坂になる、その急坂の最後が鉄の階段
これを越して左へ山腹を辿ると小さな「愛鷹山荘」が林の奥に見える
尾根下の小さな平にこじんまり立つ、この雰囲気は中々である









富士見峠は愛鷹山荘の上5分登る、峠から右へ広い尾根を登って行く
左斜面は杉の植林地、その中に途轍もなく大きな杉が突然現れる
植林地の杉とは明らかにその姿形、立ち様、枝の太さが違う







 



これが「黒岳の自然杉」である
見上げると枝が覆いかぶさってくる
支配空間の大きさとその時間の無限さに圧倒される
尾根筋に十数本残っているらしい
未来への遺産として残されたという
この大杉が黒岳山頂と思えば良い









自然杉の余韻を残したまま富士見峠に戻る
富士見峠からの登りは位牌岳から見た分には、のんびり登れる稜線と思えた
ところが、これが中々の急坂、そして展望の効かない林の中、登山道は深く抉れてドロドロのツルツル、それを避けて林の中の踏み跡を登るとザックが邪魔になるので、肩を左右に振らざるを得ない。








尾根が少し開けたと思ったら「鋸岳展望台」である












「鋸岳のニードル」が正面に見える。此れを一つ一つ越すのかと思うとゾクッとする。
平成十年秋の長雨で縦走路が崩壊、目下通行禁止である。にも拘らずネットには報告があがる。それによると、足元が崩れるとある。









更に灌木の中を、さらに急坂を上がる、













楽しみは「五十戦紙幣」の富士山を見ること。














その富士山は「富士見台から見た富士である












「五十銭札の富士山」が眼前に高い
これから名高い富士を幾度見る事になるか楽しみである










愛鷹山塊の最高峰「越前岳(えちぜんだけ 1504.2m)」と富士山を写す














「越前岳(えちぜんだけ 1504.2m)」山頂から鋸岳縦走路が迫力満点、黒々である
その端っこを鋸岳縦走路の起点「割石峠」へ下る
狭い稜線、灌木が生えていなければとても歩けない








今日の一番は、富士山ではない。
割石峠へ下る途中の「呼子岳(よぶこだけ 1313m)」真下の尾根から見た「広い谷」である
手付かずの谷を見るのは北海道以来ではないだろうか
北海道の視野に入り切らない谷ではない。北海道に比べたら「箱庭」かも知れないが残っている
その谷の先には富士の裾野に市街地が広がるというのにである
暫く呆然




割石峠は一方が「急崖岩壁のV字」である
このV字これから先の縦走路を暗示する



















反対側にガレ谷を下るが頭上に瓦礫の詰まった谷があるので気持ちの良い下りではない












涸れ谷の岩礫を延々と越えて下る













その途中、灌木越しに「黒岳」が見えてきた
ついさっき登ったばかりと云うに妙に懐かしい、我が山になったからかもしれない











そしてさらに下り涸沢の真ん中から「越前岳」が見える
堂々たる山体に納得する
道は明瞭、展望は抜群、自然は感じ放題、愛鷹山塊は美しく楽しい

2 件のコメント:

  1. おはようございます。
    富士山の裾野は現実にみてすごいなーと思います。
    その近くの山々はあまりフォーカスされていませんが、写真を撮る場所場所に富士山があったり、大きな裾野が広がっていたり、V字の谷や大きな沢があったり、美しいですね。
    天候もバッチリで、多分汗だくと思います。

    昨日から新年度が始まり、忙しない挨拶とか新年度の辞令交付式とか会合が続けざまに起こっております。

    そんな期間限定のザワザワ感がない、非日常と日常の生活が羨ましい。

    2人から始まった第2の人生の集大成が、2人旅にあるような気がします。

    動けなくなってからでは楽しめないので、奥様もじっくり足を治療して、回復されることを祈ります。

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  2. 伊豆は静かであったのに、沼津、富士、箱根、御殿場とどこも駐車場が満杯。道の駅、スーパー、温泉、コンビニ何処も満杯。関東は様子が違う。此れから神奈川、埼玉と北上するのだけれど、大丈夫かしらん。土日は休養日に充て平日動く、世間様の動きに逆らわないに越したことはないかも知れない。
    年度初め皆さんの忙しさは半端ない事でしょう。こっちは山の新年度に突入です。兎に角早く関東周辺は終わりたい。せわしないもの

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