2020年10月31日土曜日

「毛無山(けなしやま 1219m)」に登る


10月31日(土) 0530起床 (ーーー)
天気 晴れ
気温 7℃

米子朝ラーメンを狙って米子泊、連れは朝ラーメンの醤油ラーメン


山旅仙人は、通常の醤油こってりトッピングチャーシュウラーメン


0630時~1400時営業のスープが切れたら終わり、とても貴重なラーメン屋さんです。朝からお客さんが引切り無しこれじゃ1400時までスープは持たない
大満足で今日の山「毛無山(けなしやま 1219m)」、岡山県と鳥取県の県境の山に向かいます

「毛無山(けなしやま 1219m)」
歩行距離 5.6㎞ 所要時間 4時間 総上昇量 433m 移動平均速 2.6㎞(全体平均速 1.4㎞)

0840時 俣野川発電所サージタンク登山口発
0929時 四合目展望台
1016時 カタクリ広場
1040時~1055時 「毛無山(けなしやま 1218.4m)」山頂
1115時 カタクリ広場
1156時 四合目展望台
1240時 俣野川発電所サージタンク登山口着

俣野川揚水式発電所のサージタンクのある場所が「毛無山登山口」


その登山口から「大山」「蒜山」は真正面だから「毛無山」に登らなくてもいい展望が開ける


登山口から山に入るといきなりの笹の急坂にブナが覆いかぶさる


二合目から四合目に向かっては笹が刈払いされた急坂が続く


四合目の展望台からは「大山」と「蒜山」、そして周りの高原が真正面に一望、全展開である。「毛無山」の人気な理由が分かります


更に登山道脇には「黒ブナ」が林立します


ブナ本体の木の肌が黒い事から「黒ブナ」とか



「毛無山」の自慢は三つ
黒ブナ
カタクリ
360度の展望
その二つ目「カタクリ」の群落地広場着、此処は八合目、花は4月下旬から5月上旬


八合目から山頂へ最後の登り


自慢の360度の展望が開ける
鳥取県米子市街地と中海


「大山」と「蒜山」そして広がる高原

岡山県側の登山口と岡山県の山々


大山をバックに「毛無山(けなしやま 1218.4m)」山頂
岡山県側からも鳥取県県側からも登山者がゾクゾク上がって来る
三つの自慢は伊達じゃない


2020年10月30日金曜日

雨待機「水木しげるロードを散策する」


10月30日(金) 0600起床 (ーーー)
天気 雨
気温 8℃

島根県安来市で昨夜は「安来ドジョウ柳川鍋」を頂く、ドジョウは癖もなく骨も柔らかで山椒を効かせてツルリと口に入れる。安来節の里でドジョウとは幸運である
 

雨の予報通り0630時には降りだす。朝ラーメン屋さんが定休日で残念ながら食べられず、米子市内の牛丼屋で「納豆目玉焼きハム朝定食」を頂く。



足立美術館、和鋼博物館と有名処があれど、もう一つの有名地「水木しげるロード」に向かう
水木しげるロードは初めて訪れる。
第一感「よくよく考えられ練られた仕掛けだ
 



「ゲゲゲの鬼太郎」「ゲゲゲの女房」は、日本人なら知らない人はいない
「妖怪」とは言ってもおどろおどろしいキャラクターではないし、水木しげる大先生は朝の連続テレビ小説で剽軽オジサンとしてお馴染み
小学生の遠足?校外学習?大勢の子供たちが走り回り、老夫婦が妖怪と記念写真を撮っている
通りは「妖怪」「鬼太郎一家」、並ぶお店も「ゲゲゲ」一色、楽しい空気に溢れている
通りの両側に「鬼太郎一家」が勢揃い


ねずみ男



一反木綿


水木大先生もご一緒


鬼太郎はポストの乗っかって「鬼太郎ポスト」


目玉おやじがぎょろり



水木先生ご夫婦は、この賑わいを見て楽しいご様子である
金曜日にも拘らず賑わう水木しげるロードは、コロナとは無縁だ
とは言っても妖怪は「コロナにご用心」の札を下げている
通りのお店と「鬼太郎一家」「妖怪」達が仲良くタッグを組んだ水木しげるロードは、気取りの無い「ほのぼのロード」である。仕掛けは上々だったのだ。

2020年10月29日木曜日

「船上山(せんじょうさん 615m三角点)」に登る

 
10月29日(木) 0500起床 (ーーー)
天気 曇り
気温 10℃

此処は、「船上山(せんじょうさん 615m三角点)の登山口。昨日は、案内板の左上隅の「矢筈ヶ山」から「甲ヶ山」を往復する積りがあっさり諦めた
後醍醐天皇所縁のこの「船上山」からロングトレイル片道7㎞、所要時間4時間30分の「甲ヶ山」の行く訳ではなく、伯耆三山「三得山」「大山」「船上山」として鳥取県の山の四番目に紹介されている「船上山」に上がります


13333年の遥か昔の歴史が此処にあり、今この時遥か彼方の梵鐘が「福岡県早良町」にあると云うから九州とも因縁浅からずである


「船上山(せんじょうさん 615m三角点)」
歩行距離 5.5㎞ 所要時間 3時間 総上昇量 318m 移動平均速 3.4㎞(全体平均速 1.8㎞)

0745時 船上山東坂登山口
0825時~0850時 休憩舎(千丈覗きを往復)
0905時 船上神社
0914時 奥の院
0924時 船上神社
0949時 休憩舎
1005時 「船上山(せんじょうさん 615m三角点)
1045時 船上山東坂登山口着

それにしてはあっさりした登山口に「本当?」


赤土のツルツルの登山道を登っていくと柱状節理の大岩壁が広がる、今やロッククライミングのゲレンデであるらしい

坂中には「後醍醐天皇」の歴史「籠立て場」が刻まれている


そしてブナとミズナラの秋の森にあっという間に変わる


急坂を登りあがると「船上山」の広い山頂台地である。いつの間にか山頂の三角点615mを通り過ぎる


山頂広場には真新しい」「休憩舎」が建ち


その高みに「船上山行宮ノ碑」を刻んだ巨石が立っている


此の碑から15分上がっていくと山頂台地の一角のブナやナラの森の中に「寺坊跡」の案内板が点々と立つ


その奥に「船上神社」

さらに奥に進むと小さな「奥の宮」が石段の先杉木立に囲まれて建っている
狙って登らないと1333年には出会えない。
船上山最高点はこの奥の宮周辺とあるも笹藪で立つことは叶わない


帰り道、船上山最高点ではない「615mの三角点」を発見する




下っていくと少年自然の家の宿泊学習の小学校5年生の大集団と遭遇する
此れから1333年の遥か昔を学習するのであろうか
伯耆の山は、鑪の昔からの歴史の中にあるのだと再確認する


2020年10月28日水曜日

「矢筈ヶ山(やはずがせん 1358m)」に登る


10月28日(水) 0330起床 (ーーー)
天気 曇り
気温 10℃

昨日「三鈷峰」から「大休峠」を挟んで眺めた「矢筈ヶ山ヶ(やはずがせん 1358m)」が右、左に「甲ヶ山(かぶとがせん 1338m)」が、日の出前の空にクッキリ黒く浮かぶ


「矢筈ヶ山(やはずがせん 1358m)」
歩行距離 12.9㎞ 所要時間 5時間18分 総上昇量 678m 移動平均速 4.1㎞(全体平均速 2.3㎞)

0622時 県道30号登山口発
0659時 岩伏分れ
0722時 香取分れ
0810時~0820時 大休峠
0915時~0947時 「矢筈ヶ山(やはずがせん 1358m)」山頂
1023時 大休峠
1102時 香取分れ
1115時 岩伏分れ
1140時 県道30号登山口着

県道30号登山口の駐車スペースに車を止めて出発。登山口には小屋泊りパーティーの前日から駐車の車もいる。


ガレタ急坂のジグザグ道を上がると「岩伏分れ」に上がりブナとミズナラの立つ森の稜線に入る


なだらかな登路を登りあがると二つ目の分岐「香取分れ」、此処で分かれ「甲ヶ山(かぶとがせん 1338m)」に至る難ルートもあるらしい。


此処を過ぎると濃厚な古道の雰囲気が漂う


突然山深いこの道に「石畳道」が出現する
紅葉がびっしり積もった石畳みはハッとするほど美しい


慶長年間1600年頃、寄進造成されたとある、400年前の信心のなせる偉業が今に残るその堅牢さにも敬服する。



大休峠には避難小屋が立ち小広い盆地である

 



右手に避難小屋がくっきり浮かぶ


避難小屋左脇から矢筈ヶ山に向かって登る


岩が重なるガレタ急坂を一気に登り上がる


登り上がった先ブナの森の奥に山頂の一部が漸く姿を現す


山頂下、抉れた登山道が灌木の中に延びる、灌木に背負ったザックを引っ掛けながら最後の一踏ん張り


山頂から大山が真正面に見える



大山1709m、三鈷峰1516m、振子山1452m、野田ヶ山1344mがクッキリ鮮やか、大休峠の下降路を探す

蒜山三山が逆光に見事なシルエットを浮かばせる、その奥の山並みも含めて中国山地の山の
重なりに見入る


山頂直下ブナの黄葉、紅葉の真只中にに「子矢筈」の岩峰が屹立する


更にその奥に「甲ヶ山(かぶとがせん 1338m)」が岩壁の上に立つ
あわよくば「甲ヶ山」まで往復する積りなるも、単独行で往復は無いだろうとあっさり諦める


山頂に異例の30分滞在して、大山とその周辺の山を堪能する
登山口に降り立ち「大山中の原スキー場」に走ると「人工降雪機」がスキー場の上部に向かってずらり並んでいる
秋真っ盛り慣れど山は冬へ向かって一直線である