2020年11月12日木曜日

「土佐矢筈山(とさやはずやま 1606m)」に登る

 
11月12日(木) 0430起床 (ーーー)
天気 晴れ
気温 0℃


昨夕は、駐車広場が標高1260mと云う事から日没ぎりぎりまで陽が射し広場の芒がキラキラ風に揺れていた


矢筈峠を挟んだ「網附森」「土佐矢筈山」共に高知県香美市と徳島県三好市の県境にある
「土佐筈山」は、その県境に連なる高知県の山と徳島県の山が一望との触れ込みである
天気は上々遠望は効くと期待して出発



「土佐矢筈山(とさやはずやま 1606m)」
歩行距離 4.5㎞ 所要時間 3時間43分 総上昇量 322m 移動平均速 2.5㎞(移動平均速 1.1㎞)

0647時 矢筈峠登山口発
0835時 京柱峠分岐
0840時~0902時 「土佐矢筈山(とさやはずやま 322m)」山頂
0906時 京柱峠分岐
1030時 矢筈峠登山口着

登山口の「国有林 土佐矢筈山風景林」の看板を見て「風景林」に入る


昨朝同様「綱附森へ連なる尾根」越しの朝日が「土佐筈山」を赤く照らしている
この時間に歩く者への褒美であり、特権である


矢筈峠から一旦「土佐矢筈山」との鞍部に下りブナ、ウラジロモミ、山桜の大樹が立つ急斜面を登る


大樹の森が開けた地点から「林道標高600m最後の明賀集落」の家並が小さく見え、その上に神々の山「高板山(こうのいたやま:皇の居た山 1427m)」と「奥神賀様(おくじんがさま)」を祀る「奥神賀山(おくじんがやま 1443m)」が尾根繋がりに見える
四国中央山地の山は、歴史を語る山が連なっている


更に登ると灌木の先に笹の原が広がり「土佐矢筈山」山頂稜線が見えて来る


しかし、登山道はよく踏まれ明瞭であるものの雨に深く抉れ、右に左に登路を探しながら登らなければならない


展望がその辛さを払拭する
「天狗塚から三嶺」の稜線それに繋がる「綱附森」の尾根が、朝日の逆光の中でくっきり空を切る


標高をあげて灌木の限界を抜けると「土佐矢筈山」山頂下山腹の笹の原を横断するトラバース路を登る
より登り易いルートを選択した結果のコースとは言え、結果は笹の原を堪能しかつ展望を楽しむルートとなっている


又、山頂山腹の笹の原下の灌木とブナの限界地点の白骨樹とのたうつ黒々としたブナがこの山の苛烈さを知らしめる


写真に嵌まっている間に連れは頂上稜線に上がっている


山頂稜線で「京柱峠」へのコースと分岐し広い山頂稜線の笹の原を山頂に向かって歩く
僅か数分の山頂稜線の笹の原の歩きだが、前後左右展望は見放題、歩が進まない


「天狗塚から三嶺」をバックに贅沢な山頂の一枚
展望は全開である


「天狗塚・三嶺・剣山、塔丸・白髪山・綱附森」と登った山、此れから登る山が見事に連なっている。この絵で山の概念が頭に入る


西には遥かに遠いものの「堂ヶ森・二ノ森・石鎚山・瓶ヶ森・伊予富士・寒風山・笹ヶ峰・冠山・平家平・大座礼山」が延々と連なっている。そしてその連なりは「土佐矢筈山」まで繋がる
雲海は「早明浦ダム」の仕業か?


「京柱峠」へ連なる「小桧曽山(こびそやま 1525m)」への笹の原の稜線が実に美しい
「京柱峠」へつながるこの笹の原、「綱附森」の笹の原を目当てに「三嶺」まで歩く猛者もいると云う。納得する美しさである


無事下山


街へ向かって林道下りながら「土佐筈山」を見上げる
アプローチが長いからこうと決めないと登ること能わない遠い山である
念願が叶ってホッとしている


2 件のコメント:

  1. おはようございます。
    先輩の雄大な山の絵をみながら、東京での三日間は大きな収穫あり、手応えがありました。
    新しい親方の下、これからも頑張らないといけません。
    帰ってからコロナが出ないことを祈ります。
    しかし東京では、コロナがいるところ知っているかのように経済活動を進めてます。
    ようは食事のときがネックのようです。

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  2. 山中は何の問題もない。蒼天の下をブナを、ウラジロモミを見ながら登るだけ。
    これが街に降りると様子が一変する。マスクにアルコール消毒、恐怖が先に立つ。ワクチンが回ってくるまではじっと我慢の日が続くのでしょうか

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