2020年11月5日木曜日

「寒風山(かんぷうざん 1763m)」「笹ヶ峰(ささがみね 1860m)」に登る


11月5日(木) 0430起床 (ーーー)
天気 晴れ
気温 0℃

土小屋から石鎚山ピストンの予定を変更して、寒風山トンネルから寒風山経由笹ヶ峰ピストンに変更する
笹ヶ峰を中心に指定された「笹ヶ峰自然環境保全地域」の核心部を歩きたい


「寒風山 (かんぷうざん 1763m)」「笹ヶ峰 (ささがみね 1860m)」

歩行距離 12.3㎞ 所要時間 5時間50分 総上昇量 939m 移動平均速 3.4㎞(全体平均速 2.1㎞)

0732時 寒風山登山口発
0822時~0825時 桑瀬峠
0926時~0936時 「寒風山(かんぷうざん 1763m)」山頂
1108時~1119時 「笹ヶ峰(ささがみね 1860m)」山頂
1223時 南尾根登山口着
1322時 寒風山登山口着

寒風山登山口からいきなりの急登、灌木の中にジグザグに付けられたつづら折りの急坂を登る


一気に高度を稼ぐと「伊予富士」と「寒風山」の笹の稜線の分岐「桑瀬峠」


右へ寒風山に向かう、此処からは笹と灌木そして稜線に立つブナを縫うようにロープ場や梯子場を登る。アプローチが好い事、植生が豊かなことから一番人気の山だと云う
登山道は完璧な整備である
とは言っても、つららが下がり足場の岩は氷結している、慎重な脚運びが必須である


「寒風山」に向かって笹の稜線を歩く、高知県側の展望は全開、天気は上々然も南斜面なので昨日の冷蔵庫の中の歩きが嘘のようである


寒風山山頂は展望は全周、人気な訳だ
「瓶が森」をバックに一枚


「寒風山」から「笹ヶ峰自然環境保全地域」の中心に坐する「笹ヶ峰」が一望である
圧倒的な「笹の原」が稜線下に広がる

稜線の北斜面の登山道には、昨日朝の霧氷の花が落果して真っ白である


そして稜線には「花芽を付けた石楠花」がずらり並んでいる。植生が豊かとは「花の季節」「秋の黄葉」を云うのだろう


「笹ヶ峰」に向かってアップダウンを繰り返しながら近づく度に「笹の原」が圧倒的に迫る


山頂一帯は笹の原、一面である

  
山頂には山岳信仰の「社」が石垣に包まれ、山頂標柱が立つ
「瓶が森」「石鎚山」をバックに一枚


「寒風山」~「伊予富士」~「瓶ヶ森」に至る主稜線の峻険、尖峰、直立壁に圧倒される
確かに一級品である


「笹ヶ峰」をピストンする積りで登ったが、「自然環境保全地域」の核心部の笹の原を下りたい。此の核心部を直登する「笹ヶ峰」南尾根登山道を一気に下ることに変更する


左斜面は笹の原


右斜面は笹の原


上部に一面の笹の原


下る先も笹の原、笹の原の真只中を余りの嬉しさ楽しさに駆け下る


稜線から一気に落ちる笹の原は見飽きることが無い


上下左右の笹の原は見事である


笹原が一気に巨樹巨木のブナの森に変わり


ブナの森からお助けロープが張られた人工林に変わる


更に紅葉の林が出て来る


そろそろ林道が近い、降り立った地点が「笹ヶ峰」直登の南尾根登山口
林道には広い駐車場がある
「笹ヶ峰」直登一気の南尾根コースは、激坂が続くも登山道はよく手入れされ管理されている。「笹の原」まで上がると山頂まで「笹の原」も高知の山並みも展望は思いのままである。既に本道化しているのかも知れない
此処から寒風山登山口まで3.5㎞の林道歩きだが、笹の原の高揚で気にもならない


林道から見上げると、つい先程駆け下った「笹の原」が直ぐ其処に見えるので一寸吃驚である。あそこ迄タップリ二時間は掛かる。難路、険路、体力勝負の苦労の末に見る笹の原である


林道わきに見事な滝が大石に掛かり落ち、さらに下の大石に滝が落ちる
日本庭園を見ているようである


と思ったら、「厳 禁」の立て札が立っている。この滝を見るのではなくこの大石を庭石と見る輩がいる。庭石として見たとしても盗るか盗らないかは大違いだ。


此処は「笹ヶ峰自然環境保全地域」なのです

2 件のコメント:

  1. おはようございます。
    朝は寒さ厳しく、晴れて放射冷却で澄んだ空気になっている空や山々が本当に綺麗で癒されますね。
    自分で行けば、ゼーゼー言ってそれどころじゃないと思いますので、悠々と拝見しております。

    確かに親方様だけでは出来ないですが、判断力はぶれない気持ちが、政策立案する時に大事ですね。
    これまでもこれからも変わらないと思います。
    頑張ります。

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  2. 四国中央に広がる山を堪能しています。アプローチの良さもあって登山者は多いけれども山はその美しさを失っていないからその管理は見事というしかない。
    地場の財産に目を向けるとこうなると云う見本である。
    長い目戦でやっていると自ずと言う瞬間も、云う事も見えてきます。
    問題は、言うか、言わないかだけ。試される瞬間が常にやって来る。
    首を切られることは無いからと常に言っていた

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