2020年11月6日金曜日

「堂が森(どうがもり 1689m)」に登る

 
11月6日(金) 0530起床 (ーーー)
天気 曇り
気温 11℃

昨夕、気温0度の土小屋から寒風山そして西条に下って湯船、今朝の気温が11℃の快適すぎる朝で一時間の寝坊である

「堂が森(どうがもり 1689m)」
歩行距離 8.4㎞ 所要時間 5時間52分 総上昇量 1085m 移動平均速 3.0㎞(全体平均速 1.4㎞)

0732時 堂ヶ森保井野登山口
0850時~0858時 支尾根末端から池
1005時~1010時 梅ヶ市コース合流
1048時~1107時 「堂ヶ森(どうがもり 1689m)」山頂
1126時 梅ヶ市コース合流点
1224時 支尾根末端から池
1324時 堂ヶ森保井野登山口着

道路終点が標高500mの保井野集落で現在10数人が暮らしているとある。
登山口からよく踏まれた登山道を入るといきなりタイヤの列が出現する。その後左右に鉄線の垣根が続く。放棄された放牧地か?


登山道を上がっていくと人工林最上部に「炭焼窯跡」、人の暮らしが色濃く残る山である


岩盤スラブが露出した沢を渡り対岸の尾根から灌木の二次林の急坂が始まる
ジグザグに道を折ってあるもそれでも一歩一歩確かめて登るほどの急坂


紅葉と黄葉が我が身を取り巻くようでその贅沢で歩が緩む登山口から一時間三十分で支尾根末端に上がる

「しゃくなげ歩道」の看板が置かれている



この支尾根、末端から「高度差250m」時間にして40分間丸々しゃくなげの林
と云うか森の中である


幹径30㎝を越える大木に見惚れて歩が止まる


花芽を探して歩が止まる、止まりっぱなし、花が無いしゃくなげの森の中で花が咲いたしゃくなげの森を想像する、淡いピンク、花弁が空気に溶けるしゃくなげの花のトンネルの中にいる。歩が進む訳が無い。この時点で「二ノ森」ピストンを諦める


結果から云えば「堂ヶ森のしゃくなげ歩道は堂ヶ森の核心一つ」である
であるも、来春5月中旬全山満開満艦飾とはいかない。花芽をふんだんに付けた株、林、森があまりに少ない、花芽があるのは多く見積もっても二割だろう
しかしそれでも且つて此処迄「しゃくなげが森をなす」山を知らない。日本屈指の森に間違いない。それ故、全山満開満艦飾を狙って登りたいがそれは再来年以降だ


シャクナゲ歩道終点が「水吞場」でここから稜線へ笹の急坂が始まる


いきなり「梯子連続三連」の悪場


その後もロープ場に梯子場が続き、右に左に折れながら最後の笹の急斜面をこなして上がる
登り上がると「梅ヶ市コース」と笹の稜線で合流する


笹の原を斜に上がって一コブ越すと反射板の建つ「堂ヶ森」山頂が見えて来る


山頂稜線に立てばその反射板の巨大なこと


しかし反射板の有る無しはこの「堂ヶ森」にとって全く関係ない
展望が見応え十分、迫力有り過ぎ、あまりの贅沢な絶景に動けない
青滝山から松山市街地とその先の島嶼の展望など予想だにしないから呆然で頭が回らない


そして、真正面に笹の原を従えてドッカーンと鎮座する「二ノ森」の迫力に絶句、言葉が無い。
背後にチラッと見えている「石鎚山」を従えているように見えてしまうのは私だけだろうか。


要するに「堂ヶ森」の最大の核心はこの「二ノ森」の展望にある


さらに、振り向けば「早明浦ダム」とその先に拡がる高知の山並みが冴え渡るから展望の奥が深まる


「堂ヶ森」は(しゃくなげ)


「堂ヶ森」は(二ノ森)に尽きる

今日も6時間弱歩いた、1000mを越えて登った、登った先に「花無し」「太陽無し」、しかし「シャクナゲ歩道は満開」、展望は「全周霞なし、曇りなし」と見える。
かく「見させる」堂ヶ森に動顚している

2 件のコメント:

  1. おはようございます。
    続けて一人山行きですね。寒いし6時間の山行きは奥様も辛いと思います。

    訛っている体をなんとかしないといけないと思いつつも、会議ばかりで本当にこれで良いのでしょうか?現場が命。現場にしか答えはない。
    そうですよね。
    会議も現場と言えば現場。しっかりと発言して向き合っていかねばならないですね。

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  2. その分スピードはアップし、思い通りに「写真タイム」なんだか悪いなーと思いつつ満喫してます。人に出賑わいの「石鎚山」だけれど、その周りにはたっぷり自然を残した静かな山がある。登ってみないと分からない
    絶対現場です。現場に立つしかないしそこで得たものが全てでしょう。
    それを持ち込める胆力、仕掛け、論理が組めるかどうかだけでしょう。
    自ずと答えは見えてきます。

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