2022年4月23日土曜日

「右谷山(みぎたにやま 1234m)」から山口県最高峰「寂地山(じゃくちざん 1337m)」を周回する


4月23日(土) 0330起床 (ーーー)
天気 曇りのち一時小雨
気温 12℃

昨日作戦を練り直し二日掛けて楽しむ心算の二つの山「右谷山(みぎたにやま 1234m)」と山口県最高峰「寂地山(じゃくちざん 1337m)」を一遍に回る 
所要時間は6時間30分を予定する、長丁場なので昨夜は焼酎も控えめで爆睡。

「右谷山(みぎたにやま 1234m)」・山口県最高峰「寂地山(じゃくちざん 1337m)」
歩行距離 16.4㎞ 所要時間 6時間53分 総上昇量 1392m 移動平均速 4.5㎞(全体平均速 2.3㎞)

0520時 寂地峡入り口駐車場発
0634時 タイコ谷出合
0724時 ミノコシ峠
0800時 「右谷山(みぎたにやま 1234m)」山頂
0836時 ミノコシ峠 
0948時 寂地林道コース分岐
0958時 山口県最高峰「寂地山(じゃくちざん 1337m)」山頂
1003時 寂地林道分岐
1052時 寂地林道終点
1124時 寂地峡犬戻滝遊歩道終点林道出合
1142時 寂地峡犬戻滝遊歩道入口
1213時 寂地峡入り口駐車場着

寂地峡入口駐車場から即「寂知峡滝滝群」が始まる、滝群を見るための遊歩道が設けられている。



此の遊歩道が「右谷山(みぎたにやま 1234m)」への登山口を兼ねる。遊歩道とは名ばかり次々現れる滝を上へ上へと手摺を持って高度感を感じつつ攀じ登る遊歩道、最後は手摺が有るとは言え両手両足で上り上がる。上り上がった地点に「手掘りのトンネルが二つ」その中間点に上がる。呼び名は「木馬トンネル」



木材を載せたソリが「木馬」、その木馬を人が曳いて下るために掘った手掘りのトンネル。よって此れから上流へは木馬を曳いて下るに好都合な勾配の道が上がっていると思って歩いていると、あちこちで崩壊迂回に高巻き、沢床歩き変化に富んでいる




一時間弱歩くと「水車動力の製材所跡」の石垣も残る。昔々の暮らしが色濃く残る道を歩いている。人跡未踏など有る訳なく人々が必至に暮らしを立てた道である。


沢を遡りながら水面が気になる、いるか?いるか?見ながら歩くと「シュッ」と走る。大きくはないせいぜい15㎝クラスだろう、ヤマメが自由自在だ。



沢を詰め上がり源流も源流、この先に水流は無いのではと云う地点に「ワサビ田跡」がある。
今や荒れたワサビ田だが所々に名残のわさびの花が咲いている。山に登っていると昔々背負子を背負った昔人がワサビを担いで下ると云う景色を見てしまう、此れを見たに登っているのかも知れない。



そんな思いに浸りながらしんみり登っていると山の様子が一変している
「何事?」一瞬ぽかんとする、頂上稜線が近いためブナやミズナラの原性林が現れたのだと気が付く。



ワサビ田から原始林に浸りながら源流の急斜面を上がると「右谷山(みぎたにやま 1234m)」と山口県最高峰「寂地山(じゃくちざん 1337m)」の最低鞍部「ミノコシ峠」、此処迄2時間かかる。



「ミノコシ峠」から左へ「右谷山(みぎたにやま 1234m)」山頂へ向かうが、此処からが今日の山旅の始まりだった。
カタクリの道、カタクリ群生の道、カタクリとブナの道の始まりだった



ブナとカタクリ、人気な訳である



大ブナの根元にカタクリの群落、大ブナに守ってもらっている風だが正にそれが正解、大ブナの株元など踏む人など無い



「右谷山(みぎたにやま 1234m)」山頂迄写真が忙しくて漸く到着、山口県最高峰「寂地山(じゃくちざん 1337m)」をバックに一枚。



「ミノコシ峠」に下り「ミノコシ峠」から山口県最高峰「寂地山(じゃくちざん 1337m)」への登りもカタクリ尽くし。ブナとカタクリ



ブナとカタクリ



またそのブナも迫力十分ながら今この時期はカタクリの引き立て役に過ぎない



カタクリは堂々立派、文句なしの艶やかさである



山旅11年目ながらここまでの「カタクリの群落」に初めて出会う



林床一面、奥の奥迄「カタクリの群落」、笹薮の奥の奥迄咲いているから飛んでもない群落である



ブナとカタクリ、絶好の組合せ、今この時の森の風景に出会っている、此れにに勝るものは無い。



しかしここ迄カタクリが林床を一面に埋めるとは?信じられないが現実此処に在る


下のカタクリと上のブナを見ながら歩いているといつの間にか「寂地林道分岐」に立っている、此処迄4時間28分時間、時間の掛け過ぎである。仕方ない「カタクリとブナ」の競演にうっとりだもの。



分岐から山頂までは200m突然ガスが掛かり始めポツポツ雨が落ち始める。そのガスが掛かったブナの森が良い雰囲気を出す



「右谷山(みぎたにやま 1234m)」から山口県最高峰「寂地山(じゃくちざん 1337m)」
所要時間4時間38分 0958時山口県最高峰「寂地山(じゃくちざん 1337m)」山頂、滞在一分即下山、何故か展望皆無、カタクリ見当たらず。今この瞬間山頂ではなくカタクリである



分岐から寂地林道コース、下りに入ると大杉林立の杉林



大杉の迫力に圧倒される、此処迄の大杉の登山道はそうそうは無い



下りつい当た地点が「寂地林道」の終点、一般車は昨日確認の如く「犬戻遊歩道」地点で進入禁止、上がってきている車は、草刈機を担いで登っていた「パトロール」と「登山道保守管理」の面々の車である。




林道終点に降り立つと案内板が事の詳細を説明してくれる。大ブナ、大ミズナラ、大杉・巨杉・寂地杉、カタクリ、こう云う事だったのである


寂地林道を歩いて下ると「寂地山犬戻遊歩道」が林道に上がっている。


そして「通行止め」の張り紙が下がる。昨日の「寂地林道一般車通行禁止」地点が「寂地山犬戻遊歩道」入り口、なにゆえの「通行止め」か確かめるべく「犬戻遊歩道」を下る。
落石なし、崩壊個所無し、遊歩道の崩壊もなし・・・?




新緑の渓流と透き通った流れと流れ落ちる滝、山を永く歩いた身にしみじみ沁みる好い景色である



等と堪能しながらのんびり歩ていると突然「犬戻遊歩道」入り口着?



引き返すつもりで下った遊歩道、通って良かったのだろうか?
下りついた駐車場は満車。



とは言っても、この満車全部は山に上がっていない。出合った登山者は30人に満たない。
今日は土曜日、明日が日曜日、きっと混むぞ
しかし、登るべし、今しか有りません。是非周回すべし

2 件のコメント:

  1. こんばんは
    土曜日は川内港の着工式。
    直轄の港として整備されるなんてことはそんなに早く来るものではないと思っておりましたが、かなりのスピード。
    ますます、高速と川内港で港から川内は発展できそうです。先人からのリレーでここまで来れて、これから頑張って繋いで行きます。

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  2. 山陽道を走ると宇部港、防府港、きっちり高速道路と一体化してます。物流手段のスムースな連携を見ると明らかに物集中度が違う。一体化させると云う事がやはり鍵です、遅すぎると云う事は無いので新しい仕組みや機能を付加できると言う点では一歩先に行ける。こっちも頑張るが要求するべきはきっちり要求することも必要です。未来を何処まで見ているかの勝負かも知れない

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