2023年5月6日土曜日

返信」


5月6日 (土) 0330起床 (ーーー)
天気 雨のち曇り
気温 20℃

朝散歩も、気まぐれな雨で中止その後も降ったり止んだりと思えば本格的な土砂降りだから家でじっとして居るしかない。とは言っても、MLB大谷翔平選手の試合をじっくり見られるのでそうそう残念がっている訳では無い。


昨年春、南アルプスで逝った後輩との50年前の剣岳北方稜線の山行を、学士山岳会会報「山」に寄稿していた。
50年前の剣岳北方稜線無雪期の山行は、大藪に覆われた稜線と云う事もあって数少ない山行記録の一つである。次第に大きくなる剣岳の谷と岸壁が眼前だから二人して「ワオー」と感嘆叫びながら歩いた稜線の思い出である。
その後輩の奥さんから「お礼の葉書」を頂く
気持ちの整理も付かないまま作年秋、彼が見たであろう「越百山」に登り「南駒ケ岳」を眺める。翌日、空木岳「池山尾根」迷い尾根まで上がり手を合わせる。その時、山で初めて「羚羊」と遭遇するもその「羚羊」が逃げる事も無くこっちの歩きに合わせて付いてくる。
「会いに来たのか」と思わず声を掛ける。お互いに目を見つめ合い語る事も無く時間が過ぎる。「これからも山に登るぞ、一緒に登ろうか」と語っていたような気がする


「これからも山に登り続ける」、一緒に登っている感覚を失う事は無いだろうし、共に山頂から遥か遠くまで連なる山並みを見る事だろう。
そんな思いを返信に認める。

4 件のコメント:

  1. やぎちゃん2023年5月6日 22:53

    友を山で失う事はとても悲しい事です。私も何度も一緒にアルプスや近畿の山々を登った友を亡くしました。その時は一緒に居ませんでしたが夫婦で福岡の岩の多い山で奥さんの目の前で滑落してそのまま亡くなりました。後から聞いてショックを受けました。仲間との急な別れは耐え難いものが有りました。4年目を迎えます。

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  2. 完璧な準備と細心な注意、観察の山旅であっても様々な困難には出会い回避します。が、一瞬の出来事には対応は不可です。しかし、山旅には「匂い」とか「ザワザワ感」とか「登る気がしない」とか「時間が合わない」とか、山との微妙な関係が有る様な気がします。自分では「山感覚」と呼んでますが、朝一番「今日は好いぞ」と山と交わしています。山で逝った友とまた新しい山旅が始まります。酒を汲み森を愉しみ山頂で山並を友と共に楽しむ積りです

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  3. お疲れ様です。
    その話を聞くたびに先輩の人生観の芯を作った「厳しさ」「曲がらない気持ち」の原点を感じる。
    私たちの生活と山ではぜんぜん向き合うものが違う。
    そう感じております。

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  4. 卒業即山と決めたのは、卒業する10程前、世界の山へと思っていたがなんせ治安が悪い時代、日本の山を登っているうちに日本の山に嵌まってしまった。ブログを書き続けられているのも、感動が伝わればとのたったこれだけ。これからも共に登るので寂しさは無い。

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