2023年6月4日日曜日

「鯛ノ巣山(たいのすやま 1026m)」に登る


6月4日(日) 0350起床 (ーーー)
天気 晴
気温 11℃

0549時、38㎞走って大きな山体の「鯛ノ須山(たいのすやま 1024m)」が見える、山麓の田畑から直立したように見える急峻な壁に見える




登山口にはトイレ棟が建ち、優に30台は停められる駐車場が整備されている。幹線道路に立つ登山口への案内板と云い山の国の気遣いが細かい。


「鯛ノ巣山(たいのすやま 1026m)」
歩行距離 8.2㎞ 所要時間 3時間25分 総上昇量 591m 移動平均速 4.2㎞(全体平均速 2.3㎞)

0605時 駐車場発
0622時 林道終点登山口
0712時 六合目「こうもり岩」
0732時 「こうもり岩」頂上分岐
0750時~0803時 「鯛ノ巣山(たいのすやま 1026m)」山頂
0810時~0817時 「弁当大岩」展望台
0824時 「鯛ノ巣山(たいのすやま 1026m)」山頂
0850時 杉の植林地から谷へ
0913時 大滝
0920時 林道終点登山口
0930時 駐車場着

0622時、林道終点が登山口、コース案内板とこの案内板が建つ
「クマ」の住処なのである。今季の山旅の最大の注意点は「ツキノワグマ」「ヒグマ」対策である。遭遇しないための準備がかかせない。


登り上がる杉の植林地は「イザナミ(鯛ノ巣)国有林」、杉の植林地とブナを中心とした自然林が交互に現れる


登山道脇には山アジサイが咲く


渡る小さな沢にも豊富な水が流れる
監理された杉の林とブナの森の朝は静かである。登山道は良く踏まれ案内板も建つ、行き届いた管理がなされている
しかし、里の道から眺めた通りの急峻な壁の登りが延々と続く、思いっきりアキレスを伸ばされる登りである


其の急峻な登りが行き着いた先が大岩の壁「こうもり岩」、二重三重に立ちはだかる大岩の壁である


登山道は左へ大岩の基部を巻いて上がる、その先にも大岩の壁が続くので思いっきり左へ左へと巻かされる


巻き上がると登山道は今度は右へ巻き戻すように登って行く、巻いて登った先に有るのは「こうもり岩頂上」への案内板、あの大岩の崖の天辺に行く勇気は持ち合わせないのでパス。


山頂直下の「大ブナ」の森は見応えがある。冬季の季節風と雪の中で鍛えられた真っ黒い樹体、思いっきり枝を幾重にも広げているがその迫力は十分すぎる。


0750時 「鯛ノ巣山(たいのすやま 1026m)」山頂


広い台地はブナの森で北側が伐り開かれて奥出雲の山々が広がる、雨上りの靄で山容は定かではなく同定するに足る知識もないが、1000mに満たない山でもこの奥行きだから驚く


山頂南300mに展望が効く「弁当大岩」が在る。崖上の展望なのでヒヤヒヤしつつ国道432号が走る谷向の山「猿政山(さるまさやま 1268m)」、広島県の山を見る。明日はその広島県の山を登るべく下山したら広島県入りである。


山頂へ引き返し大滝に向かって急峻なブナの森を下る。登山道は良く踏まれているが急峻故に気が抜けない


下る途中の展望岩からも中国山地の山並が見える。島根・広島県境の山が奥へ奥へと拡がるから見飽きない


「ルイヨウボタン群生地」の案内板が建つも、初めて聞く花に知識は皆無なので見る術を知らない。「牧野先生」に教えを乞いたい


山頂から30分下るとブナの森は杉の植林地になり、登山道は」急峻な谷川の壁をヘツル様になる。転倒即谷に転落だから一歩一歩の歩きに神経を使う、低い山と侮ることなかれと慎重に下る。


その下る急峻な谷に「大岩を抱え込んだケヤキの大木」がある、何故にこの大岩の上に然も大木が今迄生きながらえる?自然の仕掛けは面白い。


急峻且つ危険な谷の下り50分で作業道終点の「大滝」登山口着。


急峻な壁の登りと大岩の登り、そしてブナの森、深い谷と豊かな流れを満喫する周回登山である。しかし、侮る事勿れ、結構厳しい登りと下り覚悟して登りたい


奥出雲「佐白温泉(500円)」で湯浴みし、日曜日で混雑する「奥出雲そば」を食べる間も無く、「奥出雲おろちループ」を越えて広島県に入る


明日は広島県「県民の森公園センター」から山を周回する


今日は日曜日、「県民の森公園センター」は車で溢れ返っている

2 件のコメント:

  1. お疲れ様です。
    最近クマのニュースをよく見ます。
    現実に看板とかあると臨場感たっぷりですね。
    あの筋肉質の体でかぶさってくることを考えるととても対応できないでしょう。
    とにかく、相手も人間が怖い!が通用しなくなっているらしいので気をつけてください。

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  2. 熊との遭遇は、絵空事じゃなく現実です。山に入る即熊の気配の中を歩く。常に熊の痕跡を足元に探す、匂いを鼻に常に嗅ぐ、そして数分ごとに笛を吹く。今山登りの熊対策はこれに尽きます。出会わないために、熊の為にも此れ無しじゃ歩けない

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