2012年10月13日土曜日

これでひと安心


10月13日 0600起床 (124/79)
天気 晴れ
気温 12℃

山行中電池切れ
この事態にならないための努力は並大抵ではない
下山後即充電
その繰り返し
たまにこれを忘れる時があって
ドキッ!
もうチョイでアウトはあったな。
しかし、これでもう一安心
やっとデジカメの予備電池を手に入れた





続き 

カルルス温泉は、オロフレ峠から下る途中のかの有名な登別温泉のちょい手前にある。

渓谷を挟んだ両岸に旅館、ホテルが数件、冬はスキー場も開くらしい。

泉質は、透明、さらさらの熱いお湯、貸切で入りました。

この日は、徳舜瞥山、ホロホロ山、オロフレ山の三山を登りオロフレ峠を下り登別温泉の予定だった。ところが、カルルス温泉の看板が目に飛び込んできた。カルルスか。何者だ?

響きがいいな。そんな山の名前聞いたような?ウン?寄ってみるか。

という具合。カルルス温泉、入って大正解。掛け流しで露店風呂は森の中で浴びているような設定、お湯もキラキラ輝いていて新鮮そのもの。よかったなー。

 十勝川温泉「丸美ヶ丘温泉ホテル」は、源泉、100%の天然温泉、十勝川温泉街からは少し離れている。「道の駅おとふけ」に行く度に入った。石鹸、シャンプーは無く持ち込み、馴染みのお客さんは来た時よりも美しくとばかり浴場では腰掛と洗面器を整理整頓、脱衣場ではモップでぬれた床を拭いたり、ロッカーの扉を閉めたり、かけたり。
 十勝川温泉は植物性モール温泉、モールはピートを指し鉱物成分より植物成分が多く有機物を多量に含んでいるとか。ドイツバーデン市と十勝川温泉、世界に二か所しかないらしい。「丸美ヶ温泉ホテル」は、浴槽が二つ、一つは熱い温泉、色は茶色、サラサラ、硫黄等の鉱物臭は無いし特に温泉臭は無い。もう一つの浴槽は、体温よりちょい温度が高いのか、入ると温いような冷たいような微妙な温度、しかし長時間入っていても体が温まることはなくまた体温を奪われ冷たくなることもない。入っていると体中に気泡が出来る。手で気泡をなでると泡みたいな小さな気泡が上がってくる。しばらくするとまた気泡が出来る。また気泡を撫でると泡が上がる。山行後の体メンテナンス、リラックス感はこの温泉が一番だったように思う。あんなに長時間、お湯に浸かっていたことは無い。文庫本を持ち込んで読んでいたり、寝ている人もいた。帯広に行く折が有ったらぜひ入ることをお勧めする。

温泉の効能書き「神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、打ち身、関節のこわばり、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え症、病後の回復、疲労回復、健康増進」何となく体に良いような。

 畑のど真ん中の温泉

 真狩温泉は、畑のど真ん中の温泉である。周りが畑、大きなトラクターが農作業中、牛糞の匂いが懐かしかった。後方羊蹄山の周囲には、ニセコ五色温泉、ニセコ湯本温泉、昆布温泉、京極温泉、川上温泉、ルスツ温泉など山を取り囲んでいる。

その中の一つが真狩温泉、入浴料ではなく確か清掃料となっていた、格安150円だったような。入っていたお爺さんの話では高齢者は無料だけれど、村の財政事情で今後有料になり、何十円か払うことになるらしい。小さな湯船が一つ、5人も入れば一杯一杯。入ったのがお昼過ぎ、男湯は空いていた。女湯の賑やかなこと、切れ間無い話し声と笑い声。

お湯から上がったお婆さんたちが談笑中らしい。するとそこへ路線バスが到着、運転手がドアを開け踏み台を設置。お婆さんたちは手すりを掴み、踏み台にヨッコラッショ、バスに乗り込んで全員去って行った。隣近所のおばあさんが声を掛け合って湯治へということだったのかも。踏み台を出すやら、手を添えるやら、運転手も慣れたもの、何時ものことらしいお婆さんたちの湯治が、畑のど真ん中の真狩温泉に似合っていた。

 これは仕掛けか

 濁川温泉はカルデラの中の温泉で、北海道唯一の地熱発電所が運転中で白い蒸気が上がっていた。カルデラの中の農家は自前の温泉を地上に建てたヒューム管に貯めて、ビニールハウスや自家用温泉として利用している。小さなカルデラが一面田んぼや畑となっており、なんだか桃源郷に迷い込んだような気がした。育てて食べて、一年が十年に、そして土に還っていくという循環がこのカルデラの中では完結するんじゃないかという感覚に囚われた。

この温泉は、湧出するお温が熱いらしく、湯船が何段にも仕切られ段々に湯温が下がるような仕掛けになっている。

最初はぬるめのお湯に入っていたが、何だか物足りないので隣の熱い湯船に入った。そしていつの間にか、あつーと言いながら最も熱いお湯に入っていた。いつの間にか熱いお湯に入るのはきっと私だけではないだろうと思った。そんなに仕掛けた訳ではないだろうが、それを仕掛けと思わせてしまう、最後の熱い湯船が面白い温泉だった。

1 件のコメント:

  1. おはようございます。
    今週もまたまた始まりました。今週は福岡、八代、上甑、下甑、会議と非常に多忙な1週間です。予算編成と重なってしまい、てんやわんやの毎日です。
    さて、温泉の話は北海道らしく、風景が浮かんできますね。
    濁川温泉など温度が高いものは、鹿児島には少なく、北海道の特徴だと思います。
    地熱発電も高い温度の為、やりやすく、使った温泉もまだまだ高温のため、温泉として、暖房として、使えるんです。
    ただし、タービンに温泉を吹き付けるため、タービンの劣化などの課題もあるようです。こちらでは、温度が低いため、バイナリー(沸点温度が低い媒体)発電しか使えないかも知れません。
    さて、提案ありがとうございます。匂いですね。わかりました。
    他に無いものをだすことで、全国発信する訳ですね。

    返信削除