2014年4月20日日曜日

秋田の低山を巡る


4月20日 0430起床 (---)
天気 曇り
気温 0℃

今日から気になっている秋田の低山を巡る
まず、「七座山」次は「房住山」そして「森山」
どの山も、地域の皆さんにとっては大切な山だ。

「七座山(ナナクラヤマ)288m」(能代市二ツ井)

コースタイム
0630 登山口発
0730 七座山山頂
0750 展望台
0830 登山口着
米代川はこの山に当って大きく迂回する。「七座(ナナクラ)」とは七つの断崖の嶺と云う意味らしい。
七つのコブに七つの断崖がある。
登山口は二つある。
尾根に直登するコースと迂回するコース。







今日は迂回コースをさらに稜線の下をトラーバースし迂回して秋田杉を堪能した。
信仰の山である。道々山の神様、権現様、そして岩屋がある。









登山道に落ちていた栃の実はもう根が出ていた。春は一気だ。











このコースの秋田杉が見事だった。
直径1.0mを越える杉が屹立、天に聳えている、こんもりじゃなく鬱蒼じゃなく、圧巻見事だった。
巨杉と云っていい。
















このコースは、七座山山頂下を通り過ぎて支尾根から登り反対側から山頂に至る、一時間余りで山頂に着く。












山頂には、イワカガミが群落で咲いていた。
山頂を越えて展望台に至り直登コースを下り、途中から迂回コースに回り込み登山口着。

印象
迂回コースがお薦め、巨杉の中を一時間歩く経験なんてここでしかできないのではないか。
優に30mを超す高さ、直径1.0mを越す巨杉、圧倒される。
屋久島の屋久杉の森とはまた違う感動がある。












「房住山(ボウジュウザン)409m」(能代市二ツ井と三種町琴丘の境)

コースタイム 
1000 登山口発
1110~20 房住山山頂
1210 登山口着
国道285号で道の駅「かみこあに」を目指し、更に道の駅先で県道37号に入り登山口を目指す。林道入り口に、大きな鳥居が立っていた。この鳥居に登山口の案内が書いてある。
登山口には20台余りの駐車場と案内板。









この山も天然秋田杉が見事だ。
台風で倒木等の被害があって往時程ではないらしいがそれでも見応え十分だ。
この大きさには言葉はいらない、只々唸り仰ぎ見るだけだ。












稜線には、三十三観音の石仏がある。
それぞれに説明版が立っている。江渡時代末期の文久年間とあった。信仰の山でもある。














忠実に稜線を辿る、ババ落としの急坂を上る
あとは幾つか小さなアップダウンを繰り返す












展望台のある山頂に着く。















白神山地、太平山、森吉山がはるかに見えた。












印象 
稜線下を林道が通っているので登る前には伐採、荒廃が気になっていた。
その心配はなかった。稜線は信仰の道でもあり、天然秋田杉の学習の森でもあった。
江戸時代までもそして今でも地元の人にとっては大事な山のままであった。
良い山に登らせてもらった。












「森山(モリヤマ)326m」(五城目町)

コースタイム
1345 第二高地駐車場発
1400~10 森山山頂
1420 第二高地駐車場着
国道285号道の駅「五城目(ゴジョウメ)」で、「もりやまマップ」を手に入れる。











山麓から歩いて登るコースがあるが、山頂隣の第二高地まで車道が上がっているので今日三つ目の山は車で。
一車線、途中から砂利道、急坂はコンクリート舗装をローギアで第二高地駐車場。










電波塔と鐘楼が立っている。


















電波塔の柵沿いに登山道が続いている。














山頂へは急坂を一旦下り、今度は急坂と云うより急崖と云ってもいい斜面を登ると山頂、所要時間15分。
ところがこの急斜面には、カタクリの花がいたる所に咲いている
踏まないように歩くのに気を使った。








八郎潟干拓地が樹間を透かして見えた。
山麓の駐車場に車を止めて、歩いている人を多く見かけた。日常の運動に山道を歩く、町の背後にある山ならではだ。














そんな道際にこぶしの花が満開、花の先には太平山があった。











印象
八郎潟干拓地そして秋田平野が一望できる町の背後の山だ。
ところが山頂の木製の三角点標柱が齧られていた。白神山地で見た齧られた標識と同じだ。
熊の仕業。よく見ると熊の毛が残っていた。いるんだこんな街のすぐ近くに。
用心用心。





今日の花たち
雪山から春の山にワープした。里の山は花が至る所に咲いていた。








 再掲、この杉の巨大さはどうです。
















その後
八郎潟南端といより男鹿半島付根の道の駅「てんのう」で温泉


日曜日とあって582台収容の駐車場は、ほぼ満車状態、たまげた。
温泉に入って、物産館でハタハタの唐揚げ、ホタテのたまご、麦酒で乾杯。
ブログに取り掛かったものの、半分も書かないうちにギブアップ。
三山の報告は、三日分を一気に書くようなもの、酔っ払いには手に負えず、明日の朝書くことにして、「おやすみなさい」
という訳で、今朝書いてます。
今日はお詫びと云う事で「花たち」をアップしてます。山登っていても花たちに癒されます。

2 件のコメント:

  1. おっと、急に雪が消えては花や木々。。。春になっていますね。標高が違うということでしょうが、あっという間に春・夏がくるんでしょうね。

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  2. 春は南からくるけれど、山の春は低いところから上がってくるんです。
    1000mは雪でも300mでは花が咲いています。
    解ける先から咲かないと花々は間に合わないのです。
    一瞬の色を見せてあっという間に散ってしまいます。
    出会うのは正に僥倖です。

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