2015年4月4日土曜日

「胎蔵山728.9m」 「経ヶ蔵山(474m)」に登る


4月4日(土) 0430起床 (---)
天気 晴れ
気温 6℃

「胎蔵山(728.9m)」
 歩行距離 11.4㎞ 所要時間 3時間42分 累積標高差 660m

コースタイム
0638時 元田沢登山口発
0825時 薬師神社中ノ宮
0855時 「胎蔵山(728.9m)」山頂
0930時 薬師神社中ノ宮
1020時 元田沢登山口着

山行記録
「胎蔵山(728.9m)」は、山麓集落の薬師神社本殿の拝殿、中腹の薬師神社中ノ宮、山頂の奥ノ院という神社の山である。

山頂への標識は要所要所に置され、刈払いも行き届いて快適登山道である。











その刈払いや登山道整備をしているのは「ひらた里山の会」らしい。
元田沢登山口からの登山道は一本道、途中で合流する登山道もあるが、その地点にはきっちり案内標識が立っているので道失いの心配は無用。
今日は、標高500mチョイ手前で残雪が出現した。







今日の足拵えは、「スパイク長靴」クラストしているのでこれで十分だった。ワカンが有ればそれに越したことはない。
薬師神社中ノ宮までは杉林の登りが続く、社は雪の中だった











薬師神社中ノ宮から山頂までは傾斜が緩み、残雪の快適な山歩きとなる
頂上下のブナの森が素晴らしい。
陽光に輝く雪原と乾いたブナの幹、其の奥行きが素晴らしい










山頂の奥ノ院も雪の中だった。
最高点はこの先のコブと先着した登山者に教えて頂いた。2m~3m高いらしい。
私は社までで完了











この山頂から見る「鳥海山(2236m)」が、雪をタップリ覆って独立、孤高だった。
地籍調査のピンクテープと登山道のピンクテープが混在するが、高みへ高みへと登ればいつしか登山道に乗っている。
北に「鳥海山」、南に「月山」を見ながら登る、超贅沢な山だった
帰り道、先着登山者と山談義「ブログ書いてますか?」「ハイ山旅三昧です」
と云う事で、また見て頂けることになりました。




 経ヶ塚山(474m)」
歩行距離 3.2㎞ 所要時間 1時間55分 累積標高差 400m

コースタイム
1055時 元田沢登山口駐車場発
1155時 「経ヶ塚山(474m)」山頂
1250時 元田沢登山口着

山行記録
雪解けが早かったのか林道の斜面は、至る所フキノトウで、「フキノトウの道」だった







砂防ダム下の林道終点左斜面がから登りあがる。










急崖をジグを切って登山が伸びている。
その斜面に「ツバキ」の花が咲いている、落葉潅木、ミズナラ、シナノキ、朴ノ木、ケヤキに混じって「常緑照葉樹のツバキ」おまけに淡く赤い花まで咲いている。不思議の森だった
小さなお子さん連れでは、ドキドキワクワクの山登りが楽しめること請負だ。
一本道だし、狭いところも出て来るし、落っこちそうな急な道も出てくるワンダーな道だ。





ところが、階段も出てくる。山旅仙人は此れが大の苦手。山旅仙人にとっては余計なお世話なのです。ところが、ちびっ子には大助かりだから、此処は仙人の我慢のしどころ。










しかし、この山の核心はやはり「経塚」でしょう
遥か遠い平安の昔と云うから、今そこに立っているのにイメージすら浮かばない。
此処に経を収めに登るという信仰の歴史は、想像を超えて遥かだった。
如何なる装束で、何人で、経を唱えながらだったのだろうか等々。







山頂には鋼鉄製の展望台が設置されている。
潅木に取り囲まれて展望が得られないので潅木越えの「超雄大な展望」を此れで貰う。
「絶景」 無言 シャター切りまくり

















「鳥海山(2236m)」見放題、何時までも。















南には「月山(1984m)」、こっちはちょっと遠いが、遠いが故の展望の広がりに無言。













谷向かいにはさっき登った「胎蔵山(728.9m)」が、大きな二つの山に負けずその存在感の大きいこと。
「胎蔵山(728.9m)」と「経塚山(474m)」は対の山と見た。









西は庄内平野、酒田市街を貫流する最上川が日本海に流れ込み、日本海を広く茶色に染めているのが鮮やかだった。













今日の花
ショウジョウバカマ














エンゴサク













スミレ(種類が多いから花名はこれから調べる)














花名はこれから調べる














花名はこれから調べる














花名はこれから調べる











その後
「経ヶ塚山(474m)」を下山して後片付けをしていたら一声掛かった
「鹿児島から・・・」
「ハイ」
「今年の雪は危ない、とんでもないところの200年クラスのブナがスパッとやられている」
つまり、根雪時に湿った雪だったのでその後降った雪は滑り台に降ったも同じ。
今雪解けになって大きなブロックで雪崩れていると云う事らしい。
此れまでの常識を覆す雪崩が起きているらしい。
大木のブナの斜面は雪崩無い、この常識は今年は通用しないよと教えて頂いた
感謝、感謝、お声を掛けて頂いて有り難うございました
おまけに温泉まで教えて頂いた
今日も、山と遊んで温泉でゆったり
明日は雨らしい、良い骨休めになるぞ。

4 件のコメント:

  1. 胎蔵山でお会いした者です。
    貴殿の実行力には大変敬服します。
    遠征のスタートは4月の鳥海山でレベルも高いですね。
    今回の長期遠征以前の経験も知りたいものです。
    全国何千山か、計画分の完登を応援します。

    東側から急登なのは摩耶山のことですね。
    母狩山と摩耶山の林道はまだ入れないでしょう。

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  2. ブログを開いていただいて有り難うございます
    今日4月6日、雨と思いきや午前午後は曇りとか、と云う事で「熊野長峰」に行ってきました。水芭蕉が一叢咲いて綺麗でした。これだからって行ってみないと分からないと、高さに関係なく登っている次第です。
    大学山岳部で北アルプス、ホームグランドは「剣岳」で鍛えられ、就職してからはボツボツ、それでも定年が見えた10数年前から一念発起、体つくりに精進。
    奥さん連れで「北海道」から「屋久島」まで思い出したように登っていました。
    中部山岳の大きな山もいいですが、北海道、東北の森が豊かな山に今は魅せられています。

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  3. おはようございます。
    旅→出会い→交流→共感→情報提供→目標→挑戦→達成感→旅、、、上手く回っているな〜〜。さすがです。
    それにしても風景、花の写真を見ても、東北も春ですね。

    怠けずに頑張らないとです。

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  4. 「声を掛けて頂く」、有難いことです。おまけに「ブログ」まで読んでいただいています。山登りのスタイルは色々でも、山に向かう気持ちや山から何を貰って帰るか等、切っ掛けはいくらでもあります。「低い山から大きな山まで?」と云われますが、山は高さにあらずと更に思いを深くしています。だから、なかなか南下できません。美味しい山が目白押しだもの。

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