2017年9月11日月曜日

「大平山(おおだいらやま:1084.7m)」に登る


9月11日(月) 0345起床 (139/88)
天気 曇り
気温 18℃

猫又山から西に伸びる東芦見尾根の末端部にある山が「大平山(おおだいらやま:1084.7m)」である。道の駅「うなづき」から魚津経由で片貝川を遡り、最終集落東蔵から平沢池ノ原林道に入り登山口まで9㎞走る。林道に入ると途端に左右が藪になる。登るにつれて藪は道路に被さっている。
遂には車のフロントで藪を押しのけて進むことになった。此れは予兆に過ぎなかった






「大平山(おおだいらやま:1084.7m)」
歩行距離 3.6㎞ 所要時間 2時間02分 総上昇量 292m 移動平均速 3.0㎞(全体平均速 1.7㎞)

0620時 平沢池ノ原林道大平山登山口発
0716時 三角点
0720時 「大平山(おおだいらやま:1084.7m)」山頂
0725時 濁谷山(にごりたにやま:1238.0m)へ直進中止
0730時~0745時 「大平山(おおだいらやま:1084.7m)」山頂
0822時 平沢池ノ原林道大平山登山口着

平沢池ノ原林道の頂上地点が大平山登山口である。頂上地点に到着すると伐採作業が行われているらしく「重機」が駐機している。正規の登山口は作業道で潰れたらしく、新規に付け替えられている。










登山道に入るともうそこからヤブである。
灌木と笹のトンネル状態であり、ストックで掻き分け背を屈めて登る












登るにつれて藪はますます濃くなる。
その藪の中の登山道は、しっかり踏まれているから道を失う心配は無い。
しかし、顔と云わず首と云わずお構いなしに笹や枝が当たる
首を蟻が這い上着には虫が這う、立ち止り処置をするのだが痒い。








幸いに一時間の登りで三角点に到着、三角点も藪の中である













三角点の先少しありた高みに山頂標識がある 「大平山(おおだいらやま:1084.7m)」山頂
その山頂標識は、立木の上部にぶら下がっている
残雪期に登られている山なのだろう
















山頂から先に登山道は伸び、濁谷山(にごりたにやま:1238.0m)まで繋がっている
今日の予定は、「大平山(おおだいらやま:1084.7m)」山頂経由で濁谷山(にごりたにやま:1238.0m)まで足を伸ばす予定である
山頂からそのまま直進する、藪は幾分薄くなるものの相変わらずの笹と灌木のトンネルである






此処までも「熊除け」に笛を吹きっぱなしである、この先も藪の中で1時間30分「熊除け」に笛を吹かなければならない。熊との戦いの単独行の限界である。
5分進んで直進中止、「大平山(おおだいらやま:1084.7m)」山頂に引き返した
濃い藪と熊はどうにもならない。
「大平山(おおだいらやま:1084.7m)」の切り開きから「剣岳・立山」のスカイラインが浮かぶ。





「僧ヶ岳・駒ケ岳」も見える
北方稜線の最高の展望台は、「僧ヶ岳・駒ケ岳」であることを再確認する
下山は、少しは藪が手加減するかと思いきや相変わらずの顔面、首攻撃である。
登山口に着いて顔と首を手で撫でると、木の葉、笹がしつこく粘りつく。
帰りは、林道を頂上の反対側に下りる。こちらも車のフロントで藪を掻き分ける事は変わらない。
林道が藪、登山道も藪、今日は藪の一日である


反対側に下りた集落に「北山鉱泉(600円)」がある。
0930時と云うにどうぞと仰る
やっと、顔面と首の痒みから解放された

2 件のコメント:

  1. こんばんは
    藪との戦いが如実に書かれておりますね。
    登山道がなきところ、いや、登山道らしきところでも藪になっているところもある。
    全てがメンテバッチリではなく、少し安心。
    メジャーでない山はやはりそうなるのか?それともルート次第でそうなるのか?わかりませんが、そんな藪のなかで、熊除けが効きますか?
    突然、ガバッと来るんじゃないでしょうか?なんだか読んでいてヒヤヒヤします。

    返信削除
  2. 山道を一時間歩いただけでくたくたです。怖い思いはもうこれ位にしてくれと云いたい。笛を吹いて暫く静かになった山中で耳を澄まします。何事も無ければ進みます。何時も思うのだが、此れで何事か異変を感じたらどうする。再度笛を吹く、熊除けスプレーを構える、それとも後ずさりして引き返す。実際にこの場面に未だ出くわさないからラッキーなのです。それにしても熊の密度が濃い山に入ると緊張は半端ではない。此れがまだまだ続くのです。

    返信削除