2018年3月26日月曜日

天城トンネルを抜けて「登り尾(のぼりお 1056m)」に登る


3月26日(月) 0330起床 (---)
天気 晴れ
気温 7℃

旧天城トンネルを抜けると天城縦走路の八丁池へ寒天林道が上がっている
この林道はゲートが締められ一般車は通行できない
この寒天林道の途中に「登り尾(のぼりお 1056m)」の登山口がある

「登り尾(のぼりお 1056m)」
歩行距離 11.4㎞ 所用時間 3時間40分 総上昇量 530m 移動平均速 4.6㎞(全体平均速 3.1㎞)

新天城トンネルを抜けると二階滝(にかいだる)駐車場がある
二階滝(にかいだる)を見るにはこの駐車場に車を置いて旧道を伝い15分である
この二階滝(にかいだる)の先にゲートが締められた寒天林道が旧道から分岐する








杉の大木が立つ舗装林道を登ると、沢の脇に三本の杉の大木が立っている
天辺の杉の枝が小鞠のような葉を付けて大木ぶりが際立つ















林道脇の説明書きに「寛政」とある。人間の長生きとは時間スケールが違う。












寒天林道は、ヘアピンカーブの連続で高度を上げるので、忠実に林道を辿ると時間が掛かる。













誰しも考えることは同じなようで、最初のヘアピンカープに赤テープがが下がりその先には踏み跡が伸びている。












入って行くとへピンカーブ下の急崖に踏み跡が続いている。













踏み跡を辿って登り上がった地点が四つのヘアピンカーブを抜けたガードワイヤー、このガードワイヤーにも赤テープが付いている。舗装道路を歩くより急崖の踏み跡の方が面白い、時間短縮も嬉しい。なんと単純な理由。










暫く歩くと林道脇に登尾山の案内表示が立つ。国土地理院の地形図では「登り尾」となっている











沢へ下ると木橋が連続して掛かる














沢が二筋、大岩がゴロゴロその中を小さな水流が流れ落ちる
人工林の中にたっぷり豊かな水流を見るのは珍しいが、ここ伊豆ではワサビ田とセットで普通に見られる











植林地の中を上方へ伸びる階段歩道が、水流による洗堀で今や小さな沢と化している。












その結果二倍、三倍の蹴上げ高となった階段を上る
登り上がると細い角柱に新山峠とある












峠から右に丸っこい尾根を上がる
植林地を過ぎるとブナ交じりの馬酔木の林が広い尾根を覆う

















さらに尾根を緩く上がると尾根は小さな平地状に広くなりブナ林に変わる
下生えの無い落葉の厚く積もった広い尾根は何処でも歩けるので、踏み跡は赤テープを無視して幾筋も先へ伸びている。勝手に歩いている。
こっちも高みに向かって落ち葉をサクサクと鳴らして登る。
見通しが効き、登りは緩く、空は青く、朝日が射し、気持ちの良い条件が完璧に揃っている




右手にブナの枝越に「天城縦走路」が伸びている
この尾根から見る「天城縦走路」は、万三郎岳に向かってぐんぐんと高度を上げている
地形図以上の迫力である

山頂手前の小さなピーク周辺の雰囲気は最高、此処までの気分は想像以上、特別である
小さく下って山頂に登って行くと枝を目一杯に広げた「大ブナ」が迎える
ブナと、ヒメシャラ、馬酔木の林が美しい














「登り尾(のぼりお 1056m)」山頂は、広く平らでその中にポツンと三角点の石柱がある













山頂から八丁池から万三郎岳への「天城縦走路」のスカイラインクッキリである
「登り尾(のぼりお 1056m)」へ登る尾根左手には河津の海が見えると云うに、右手に山また山の「天城縦走路」である。山国とも海の国とも違う伊豆に戸惑うばかりである
植林一切の山とばかり思っていたのだが、見事に裏切ってくれて嬉しい限り下る足も軽い







そして寒天林道脇植林地の林床が一面に白く且つ黄色い、踏み入って確認すると花である
「ミツマタの花」が、一斉に、一面、花が咲く、












花は下向きに咲き、下が黄色い、上面が白い。
それ故に、一面に白く且つ一面に黄色いのである
初めて見る「ミツマタの花」の花園である












林道脇を流れる沢では、ヤマメが走っている。
此処では「アマゴ」と云うらしい










西伊豆、松崎町の道の駅「花の三聖苑」に一週間ぶりに戻ってきた
桜が満開で迎えてくれる、桜の下を皆さんが歩いている
そして松崎町の田んぼが、花園に変わり花畑になり観光客で満車、花見客で満員

2 件のコメント:

  1. おはようございます。ミツマタの花はじめて拝見しました。
    綺麗ですね。

    さて、こちらは年度末です。とろいとろいしてます。

    笑笑

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  2. 年度末の無い生活を続けていると、年度末のある生活が普通ではないのではないかと思ってしまう。人生百年、年度末の無い生活が40年ある。此れは年度末のあった生活と全く同じ年数。年度末の無い生活に全員が行き着く訳だから、今の年度末のある生活を軽くうっやる、此れに限ります。山でとろいとろいしています

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