2018年4月20日金曜日

「御前山(ごぜんやま 1405.0m)」に登る


4月20日(金) 0400起床 (---)
天気 晴れ
気温 8℃

0800時奥多摩湖周遊道路開門なのでゆっくり起床して、鷹巣山の峰谷登山口を確認に上がる。
思い出した、最奥の「奥集落」の桜を見て思い出した。この桜「あのお祖父さんとあのお婆さん」が植えた桜なのではないか。NHKだったか民放だったか。お祖父さんとお婆さんの山暮らしと桜のドキュメンタリー、そして物語は「お祖父さん」が亡くなった後、「お婆さん」が一人で桜を植える章が二回目だったような気がする。
しっかり、鷹ノ巣山の登山口は確認できた
今日は、夜見山第二駐車場から「御前山(ごぜんやま 1405.0m)」をピストンする

「御前山(ごぜんやま 1405.0m)」
歩行距離 10.0㎞ 所要時間 3時間13分 総上昇量659m 移動平均速 4.1㎞(全体平均速 3.0㎞)

0827時 夜見山第二駐車場発
0856時 小河内峠
0958時 惣岳山
1015時~1027時 「御前山(ごぜんやま 1405.0m)」山頂
1037時 惣岳山
1110時 小河内峠
1140時 夜見山第二駐車場着

分県山の本には、奥多摩湖堰堤から御前山、体験の森経由の下山ルートが紹介されている。
奥多摩湖の交通制限が無ければ昨日都道206号線から「三頭山」「御前山」を二峰登ろう算段していたので、その意思貫徹夜見山第二駐車場から尾根に入る










駐車場から一気の下り高度差100m以上の一気の下り、この下りに驚いたのではなく「尾根の切り開き」そしてまさに高速道の登山道に驚く











此処まで高速道の登山道は初めて、幾ら雲取山、七ッ石山が凄いと云ってもここには敵わない
北海道大雪山が凄いと云ってもここまで広くない










コブを越えることなく
小ピークを越えることなく登山道が伸びていく
安直な道ではない、防火帯を兼ねてもいるのだろうかこの切り開き、それにしても手入れが半端じゃない。右は人工林左は自然林、その対比も素晴らしい。手入れされた人工林が自然林と対だから驚く








小河内峠から「御前山(ごぜんやま 1405.0m)」への登りが始まる
開き始めた新緑がまだ浅い、緑のシャワーとまで行かないのが惜しい












振り返ると昨日の「三頭山」が山続きである


















何処までも広い尾根道が続く、ゆっくり、ゆっくり、一歩、一歩を楽しむ












そしてさらに登り上がる、尾根道は何処までも気持ちが良い


















一歩、一歩を楽しむ足元に「カタクリ」が咲いている
今期、此処までの開花は初、この紫にはいつも感動させられる
ニセコのカタクリと寸分違わぬ紫の花、奥多摩ではカタクリの群落が此処「惣岳山(そうがくさん)」と云う










「惣岳山」直下は細く切れ落ちた山稜が暫く続くが、足元注意、慎重通過で問題はない。しかし、油断は禁物。











何と、その先に「カタクリ」
花弁に光を透かした「カタクリ」が、一番「カタクリ」らしい
そうか、今期は此処であったか











「御前山(ごぜんやま 1405.0m)」は灌木に囲まれた広い山頂で展望はない
都民の森「体験の森」から登ってきた登山者で賑わっている
奥多摩にこれ程の山を残す力には脱帽である。
このまま、東北に北海道に持って行っても違和感は無いほどの自然力が残っている
恐らく自然力そのまま在るがままでは残らない、積極的に関与しこれは残すという強い意志が無いと残らない。そこには人工林も自然林も関係は無い。


確かに青森のヒバの森も木曽檜の森も巨木の森は人工林を越えた自然林であった。それを予感させるものがこの尾根には有る様な気がする。
この広い尾根を下りながら、誰かが、何かを、恐らくずっと以前に、それが何かと分らぬまま、仕掛けた技が、今此処にあるのではないだろうか。
気持よく歩ける尾根は何処にでもある訳では無く、斧や鉈の入ったことのない尾根は希少で狙わないと歩けない、しかしこの尾根は違う、大いなる見えない力が今も力強く守っている
だから、「登ってみないと分からない」
奥多摩からまた山梨に入り「のめこい湯」で余韻に浸っている














2 件のコメント:

  1. お疲れ様です。
    昨夜、飛行機で東京から帰還。
    飛行機の中でも無料Wi-Fiが使える。非常に便利だとになりました。
    高速道路のように広いトレールは、やはり人口が多いからですよね。
    東京品川駅の人をみて、田舎に帰ったら人の少なさに改めて驚く。
    どうしたら均衡ある日本になるのだろう。強みを活かして弱みを克服するしかないのだろうか。

    返信削除
  2. 東北では平日山で人に会う事は少なかったけれど、関東に入ると土日関係なく人と行き会う。オーバーユースが問題になる程である。それでも登ってみないと分からないから登るのだが、守られた森や手入れの行き届いた森には驚く。もしも、藪山であったならこれ程人を寄せるだろうか。先ずは大事なものは大切にから始まるのだろう。

    返信削除