2018年5月20日日曜日

「身延山(みのぶさん 1153m)」に登る


5月20日(日) 0400起床 (---)
天気 晴れ
気温

昨昼の蒸し暑さから解放され昨夜は快適な睡眠を貪る
日蓮宗総本山久遠寺から表参道を山頂の奥の院「思親閣」へ、山頂からの南アルプスが期待である。そして裏参道を下り天然記念物「千年杉」を見て周回する。山旅仙人は歩き、奥さんは始発ロープウェイで山頂である

「身延山(みのぶさん 1153m)」
歩行距離 14.3㎞ 所要時間 4時間44分 総上昇量 766m 移動平均速 4.8㎞(全体平均速 3.1㎞)

0640時 「久遠寺」本堂発
0728時 「三光堂」
0845時~0935時 「身延山(みのぶさん 1153m)」山頂 
1020時 天然記念物「千年杉」
1124時 「久遠寺」本堂着

参道を奥へ車を走らせ予め調べておいた駐車場へ車を停め「日蓮宗総本山久遠寺」の境内へ入る













目指す「身延山(みのぶさん 1153m)」山頂は、「久遠寺」本堂の瓦屋根の上方に青々としている











本堂前には五重塔が建ち




















鐘撞堂が静かである
鎌倉の時代からの和建築の大伽藍を楽しむ。今の時代にこの建築と様式、伽藍を残す日本の仏教の力が沁みる










「久遠寺」本堂左から「表参道」が始まる
コンクリート舗装の車道である。この車道の勾配が半端じゃない、さぞ表参道を歩く参詣者は息を切らす事であろう。











参道には登る両脇に堅牢な石組の苔むした墓、新しい墓が何基も建つ。古いお墓も新しいお墓も権力と財力のなせる業かと思いつつ登ると、何百基もの墓が所狭しと並んでいる。この墓石群の訴え掛ける声には圧倒される。お墓は広さ、大きさ、豪奢を問わない、私も此処にという声なのであろう。








コンクリート舗装の参道は、「大光坊」まで、その先は幅員はそのまま砂利の道に変わる。
山頂まで五十丁目、此処が25丁目である













林道が終わり37丁目石から急坂の登りに掛かる、
此処までの参道脇には、大杉、巨杉が至る所で立つ、百年、二百年、三百年、四百年、五百年もあるかもしれない。保護では守れない命が今ここにある。神聖の持つ力に圧倒される









その巨樹と灌木の森の梢の隙間に「富士山」が一瞬見える
此処でも「富士山」の力は、大きく働いている

表参道を更に登って行くと「お経の大合唱」が聞こえて来る。暫くすると老若男女、子供を含む百人を超える信者の皆さんが下って来る。そこで初めて納得がいく「だから大光坊で膨大な数のお湯呑みが準備されていたのだ」





最後の四十九丁目石を上がる

















「富士山」
















遥か下方に「総本山」の全景














そして「富士川」が荒々しい

「静かなる富士山」
「暴れ狂う富士川」
「静謐な空間」
を一望する
参詣の皆さんは何を思うのであろう






ケーブル駅の山頂に「思親閣」














北展望台に山頂の標柱が立つ
「富士見山」が谷向、その奥に「櫛形山」が大きい山体を据えている
期待した「南アルプス」は、ガスの中展望はない











この山頂から見ると「七面山」はやはり身延山と対である
大崩壊地の「ナナイタガレ」が圧倒的で、どうだ此処までと誘っている
その山上に「大伽藍」と聞く











裏参道を下る。
楽しみは天然記念物「千年杉」

















裏参道の真ん中に「巨杉」が聳え、その周囲一帯が「巨杉」の森である
守る力が在るからこそ残る
神社、仏閣の持つ力、すなわち民が寄せる心の強さを思い知る
参詣する人には「その力」は見えるのだろう

2 件のコメント:

  1. おはようございます。
    奥様も山行き復帰ですね。久しぶりの登場に安心しました。
    天気も回復し、暑さは厳しいとは思いますがボチボチ、奥様の足に合わせ、ご自身の古傷も労わって下さい。

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  2. 西暦1200年代の鎌倉時代から現在までの時間を目で確認できる場所の一つであることは確かです。わが故郷の「瓊瓊杵尊:新田神社」は更に長い時間があることを教えてくれます。「生きている歴史の現場」に立てば、歴史は過去のも野では無い事を知ります。山旅三昧初めての感得です。

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