2018年5月6日日曜日

「御正体山(みしょうたいやま 1682m」に登る


5月6日(日) 0330起床 (---)
天気 晴れ
気温 9℃

連休最終日、何処に登るか散々悩む。三ッ垰山はラッシュか?、石割山もか?、今倉山はどうだろうか?、御正体山なら良いかも知れない。

「御正体山(みしょうたいやま 1682m」
歩行距離 9.6㎞ 所要時間 4時間20分 総上昇量 920m 移動平均速 3.5㎞(全体平均速 2.1㎞)

0530時 三輪神社奥菅野林道ゲート前駐車場発
0550時 林道・沢ルート分岐点
0612時~0623時 上部林道登山口
0650時 尾根中段ブナ・コナラ平?
0730時~0740時 池ノ平コース合流「富士見平?」 
0810時~0823時  「御正体山(みしょうたいやま 1682m」山頂
0849時~0854時 池ノ平コース合流「富士見平?」 
0910時 尾根中段ブナ・コナラ平?
0923時 上部林道登山口
0940時 林道・沢ルート分岐点
0950時 三輪神社奥菅野林道ゲート前駐車場発

林道ゲート手前広場に車を停めて出発















ゲート先はいきなりコンクリート舗装10%超えの急坂が上部へ一直線に伸びている
取り付きがこれだから、尾根に取り付いたら如何程の急坂が待っている事やら.
道志村から菰釣山に登った折、御正体山の途轍もなく大きな山体を見た。道志村から見た御正体山は、山体は大きいけれど丸くこんもりと盛り上がったゆったりした印象であった。
ところが、都留市側から見る御正体山は急峻な谷が駆け上がる急崖の山である
連休最終日、この急峻な尾根を選択はしないだろうという読みである






急坂のコンクリート舗装を登り沢ルート分岐点、いきなりの注意書き「舗装林道を先へ進め」と読める。













沢ルート入り口にはロープを張ってある。連休で工事は休みだから沢ルートでも大丈夫ではないかと思ったけれど、入らずに大正解である












此れでもかと云う急坂のコンクリート舗装を地味な登り、赤松の林が林道脇に出てきて少し元気になる
ところがこの赤松が切り開かれている
切り開かれた尾根から谷を覗くとそこには「堰堤」が打たれている
谷を登っていたらこの「堰堤」に先を遮られていた






林道がT字路にぶつかり、ぶつかった先の法面に白い紙













右が登山道、















まだ歩くのかと落胆して30m歩くと尾根取り付きである
これから尾根の本急坂が始まるというのに、ホッとするというのは林道の登りのせいである















登山口上の切り開きから大きな展望が開ける
右から本社が丸、三ッ垰山













そして大菩薩嶺の峰の連なり















道志峠の今倉山が近くて大きい














そして尾根の急坂が始まる。尾根と思いきや尾根に突き上げる急壁をジグを切って上がって行く
林道が真下に見え、この林道が中々小さくならず、林の中に消えない。急壁なのである









少し緩んだかなと思った瞬間、ブナ、コナラ、ミズナラ、ツガの林が出現する。
勝手に「ブナ、コナラ、ミズナラ、ツガの平」と名付ける
左手から朝陽が射し風が吹く、ブナの幼木の新葉が風を受けて裏に表に葉先を風下に踊る、その踊る新葉に朝陽がアップテンポの光を奏でる
暫く足を止めて耳ならぬ目で鑑賞する






此れも束の間、二度目の急坂此方が尚きついなんせロープ付きである
















登れども、登れどもロープがある急坂が上へ上へ

















いきなり急坂が少し緩み斜上に入ると池ノ平コースとの合流点、彼方此方向きの案内板が建つ小広いベンチ付きの休憩地である













所が何とも小憎らしい、富士山方向のみが切り開かれている
そしてその富士山は「樹林の梢の額縁富嶽」だから感動
此処まで演出するか










額縁を切り取ればこう云う「富嶽」














また切り取りを変え近付けばこう云う「富嶽」
飽きない「富嶽」に、急坂を忘れた













此処はまだ山頂ではない、山頂へは岩をへつり



















大樹の細尾根を楽しみ


















登りつくと丸く広い、祠が祀られ静寂そのものの山頂である
独り占めの山頂、選択は大正解、思う存分蒼空と新緑と風と静寂を味わう











2014年秋、皇太子殿下登頂とある。世間一般に広く知られ且つ有名な山では無いけれど「急坂」「急崖」「稜線の大樹」「残された自然」「優美な富嶽」登ってこそ味わう山である












切り開きが無くとも大樹の梢の先に「雪の富嶽」
御正体山は「梢の先の富嶽」に尽きる

2 件のコメント:

  1. おはようございます。
    こんな急坂の山に皇太子さまが来られたんですね。
    皇太子さまも侮るべからずですね。

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  2. 今日5/9、雨の中道の駅「つる」では老若男女10数人が山に入るべく「雨具」を着込み準備している。ここら辺り関東では少々の雨など関係ないらしい。とは言っても、展望なしの難行苦行だから「何しに行くの」と云いたくなる。
    365日公務の「皇太子殿下」の山行が、好天気であったのだろうかと思いつつ下った。今「降ったら登らない」「降りそうだったら登らない」なので猶更そう思う。御覧になっていたらラッキー、良かった。

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