2018年5月14日月曜日

「節刀ヶ岳(せっとうがたけ 1736m)」「鬼が岳(おにがたけ 1738m)」から周回する


5月14日(月) 0400起床 (---)
天気 晴れ
気温 12℃

0100時、レーダー画面を確認すると0300時辺り雨が降る画面になっている
ノンビリ起床すると山にはガスが掛かっているも西の空は青空である
雨休みの積りが急遽行動日になる










「節刀ヶ岳(せっとうがたけ 1736m)」「鬼が岳(おにがたけ 1738m)」
歩行距離 12.6㎞ 所要時間 6時間10分 総上昇量 1143m 移動平均速 3.3㎞/h(全体平均速 2.0㎞/h)

0600時 西湖いやしの里根場駐車場発
0653時 カラマツ林
0715時 ブナの林
0758時~0808時 雪頭ヶ岳
0822時~0825時 「鬼が岳(おにがたけ 1738m)」山頂
0846時~0848時 「金山(かなやま 1686m)」
0905時~0917時 「節刀ヶ岳(せっとうがたけ 1736m)」山頂
0929時 「金山(かなやま 1686m)」
0955時~1000時 「鬼が岳(おにがたけ 1738m)」山頂
1100時~1108時 鍵掛峠
1148時 林道
1200時 いやしの里
1210時 西湖いやしの里根場駐車場発

茅葺屋根の民家が復元された根場の里にトイレ付きの駐車場がある。出発は0600時と遅くなったけれど山はガスが切れ晴天を約束している
今日は、「雪頭ヶ岳」経由「鬼ヶ岳」に登り、「節刀ヶ岳」と「十二ヶ岳」まで足を延ばし「鍵掛峠」経由で周回する算段である










長丁場なので気合を入れて杉の植林地を登る














一時間登ると杉の植林地から落葉松の植林地に変わる。カラマツの林に入ると杉林の陰湿からからりと爽やかな林になりさらに気合が入る













急坂、細尾根になると落葉松からブナとミズナラの林に変わる。案内板に原生林とある











其のブナの森が切れた地点から「富士山」真正面である













そしてなんと足下の「駐車場の山旅号」が見えるではないか、この経験は初めて、かつ高度感が半端じゃない












「雪頭ヶ岳」から「富士山」は真正面、遮るものなし、山頂から切れ落ちる「残雪の雪刀」が鋭く富士を刺している













「雪頭ヶ岳」から「鬼ヶ岳」へは、今日一番の難所、緊張場面である。梯子を登り、岩頭に立ち、細くガレた尾根を渡る。












無事通過、「鬼が岳(おにがたけ 1738m)」山頂から「南アルプス」を背景に一枚










そして、左に「節刀ヶ岳」、真ん中に「黒岳」、右に「三ッ峠山」のベストショット















更に「十二ヶ岳」を入れて一枚












一番は、「雪頭ヶ岳」と「富士山」だろう















「金山」は林の中なのだけれど「富士山」方向はきれいさっぱり切り開かれている












「節刀ヶ岳(せっとうがたけ 1736m)」山頂下の岩場を越える






















絶景「雪頭ヶ岳」「富士山」「鬼ヶ岳」










「十二ヶ岳」と「富士山」













思いがけず「黒岳」「三ッ峠山」「河口湖」、この稜線の起伏と織りなす緑が美しい













「鬼ヶ岳」に戻る
「鬼ヶ岳」から見る「富士山」は、山肌を刺す残雪が浮世絵そのものである














改めて振り返ると「節刀ヶ岳」「黒岳」「三ッ峠山」、パスした「十二ヶ岳」の全景が一望である













「鬼が岳(おにがたけ 1738m)」山頂から太いロープが張られた急坂を下り「鍵掛峠」に向かう

















「富士山」山麓の広大な樹海は、一条の道路も走らず見るからに不気味且つ深く恐ろしい。













峠への道は岩場を幾つも越える












越えた先に見るのは「花」「ミツバツツジ」「花のトンネル」
「花の道」である













ミツバツツジの道であり、ミツバツツジの稜線、ミツバツツジの群落が延々と続く
九州のミツバツツジも凄いがこれ程までの群落は初めてである











「鍵掛峠」は、細い尾根の一画小さな峠である。峠の先に王岳への稜線が伸びている












峠を下っても「ミツバツツジ」



















さらに下る、そこにも「ミツバツツジ」














さらに下る、現れたのは「ブナの森」














下る先にも「ブナの森」
見応え十分、険しさ故に残った自然である
周回の締め括りが「ブナの森」である。
完璧な周回が成った











下り着いた「いやしの里根場の茅葺屋根と半鐘」の先に富士山である。
きっと、昔々村の皆さんはこの「富士山」を見ていたのだろう









「茅葺屋根」の上に歩いた稜線が新緑のモザイクを見せている
森の尾根、ブナの森、ゆったりした稜線の林、花、花、花に埋め尽くされる縦走路、太いブナが立つ下山路、久方このようなバリエーション豊かな森と道を歩いた
これが「富士山」の真正面だから嬉しいのである

2 件のコメント:

  1. おはようございます。
    関西方面に向かう新幹線の中でブログを拝見!
    Facebookにも投稿されてましたが、本当に綺麗ですね。清々しい感覚が伝わってきました。
    昔から同じように見ていた富士山。大昔から未来まで同じ景色を堪能していたしているであろう。疑似体験させて貰い感謝申し上げます。
    乗り物にのると、何故か眠たくなる。
    フラフラしながら、拝見しております。

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  2. 「富士山は見る山だ」等と生意気なことを云っていたけれど、此処まで毎日変化する「富士山」と付き合っているとやはり「登れ」と富士山は言っている。
    途轍もなく大きく見えたり、壊れやすく見えたり、尖がって見えたり、富士山の愛される訳が少し分かったような気になる。生活や暮らしと共にある富士山だからこその「絶景」なのであろう。「富士山」と付き合いながら、「他の山」もこのようであったのだと改めて「心」と「頭」に甦ります。やはり、山は暮らしの中に溶け込んでこそ愛されるのでしょう

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