2018年5月9日水曜日

「山梨県立リニア見学センター」に行く


5月9日(水) 0600起床 (---)
天気 雨
気温 8℃

降り出した雨は2330時より、明けて0230時が激しく、更に0530時はより激しく降っている。
0730時中央自動車道「谷村PA」のぷらっとパークの門が開く。ぷらっとパークは、一般道から高速道路のSA(サービスエリア)、PA(パーキングエリア)のレストランや物販施設が利用できるというサービスである。開門は0730時、雨が激しいので0600時までスマホをいじりつつシュラフの中で待機ある。


ナビが無ければ決して行き着けないであろう一般道を奥へ奥へ入ると「谷村PA」の勝手口駐車場に二台分の「お客様駐車場枠」がある。
PAの極小規模の建物の中に小さな食堂、自動券売機で「赤富士ラーメン」を注文する。狙い通りの朝ラーメンである。赤いのに辛くなくあっさりだからあっという間に完食。同じ制服を着た運転手さんたちが楽しそうに「うどん」や「生卵と朝定昇」を食べる、何となく町の定食屋さんの雰囲気である。
「山梨県立リニア見学センター」は、0900時~1700時の開館
山の調べ物をしたり、地図を読んだり、スマホをいじったりしていたら雨が小止みになる。
1100時入館(420円/一般大人・高校生/310円・中学生小学生/200円)

「リニアの歴史を学ぼう」が一階
「超伝導の仕組みを体験しよう」が二階
「山梨の未来を見てみよう」が三階
一番見たいのは「地上を500㎞/h」で走るリニア新幹線である
館内アナウンスがある「もうすぐ通過します、御覧下さい」
テラスでは、館員が「10秒後に通過します」と言う
と、「ゴオー」という音共にトンネルから出てきた「リニア新幹線」が、一瞬で走り去る
何回見ても一瞬で走り去る。
つまり「地上を500㎞/h」という速さで走る新幹線は、蒸気機関車や特急電車、のぞみやひかりを見るのとは全く違うのだと分かった。「ゴオー」と走り去る一瞬の姿と体に届く空振と振動が見学の全てである。
館内で体験する「浮上」が楽しい
10m程レールが敷かれたおもちゃの体験リニア新幹線に乗る
お祖父さんお母さんお姉さんおばさんオジサンが、実に楽しそうに浮上走行を体験している
少しお役所的で接待が固くディズニーランド風でないのは気になるものの、入館者のリニアへの興味が勝っているので館内は賑やか且つ躍動している
奥さん曰く「漸く見えた」
余りの速さに白い線にしか見えなかった「リニア新幹線」を、10分おきに通過する姿を見る度に徐々に「リニア新幹線」の青い帯が見え始めたのであろう。
平成57年、東京から大阪へ67分で行けるというから恐ろしい
名古屋までなら平成39年開通らしい
地理的距離と時間的距離と空間、此れが別物なのだと実感した見学であった
9年後にこの時間距離と空間を体験したいと思う
昭和30年代、「未来の世界」として「少年」「少年画報」に描かれていた漫画が現実になろうとしている。リニアが研究され始めたのが1962年と云うから半世紀以上前である。
安定した社会が如何に大切なのかを知る見学でもあった

3 件のコメント:

  1. 谷村PAの「お客様用駐車場」写真欲しかった!

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  2. こんばんは
    東京から大阪が67分だとすれば飛行機には乗らなくなりますね。
    飛行機並みのセキュリティチェックがあったりすれば良い別ですが、今の駅の地下深くに出来ることを考えれば低炭素社会にも貢献できる夢の乗り物ですね。
    乗ってみたいものです。

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  3. *失礼しました。高速道路建設時の里道や町道・市道の付け替え道路だから狭く線形などお構いなし、入って行くのを躊躇するほど、その最端末に7~8台の駐車スペースの内、2台分に「お客様様用」と路面表示されています。納品や従業員用のスペースを「お客様用」とする姿勢や取り組みは「昔の道路公団」の「イメージ」も「痕跡」もありません。立派の一言。
    *地上を500㎞越え、考えられないスピードですよ。走り始めると一気・一瞬で距離が無くなる。「今から行くから」「ハイ待ってます」が日常になる。空恐ろしい。山を一歩一歩登っている山旅仙人は、しかし乗るのです。時速500㎞も、時速2.8㎞も何ら時間の進みは変わらないのだと知るために。

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