2021年8月6日金曜日

「奥大日岳(おくだいにちだけ 2611m)」「大日岳(だいにちだけ 2501m)」に登り称名滝登山口に下る

 
8月6日(金) 0245起床 (ーーー)
天気 晴れ
気温 12℃

昨日の一ノ越しから新室堂乗越までの3000m稜線の漫歩は天気に恵まれて最高の出来で、テントの入り口から立山を眺めながら一杯やって爆睡。


今日は「奥大日岳」と「大日岳」に登り、大日平経由称名滝登山口に下ると云う安直なコースながら、約600m登り1600m強下ると云う膝泣かせの優に8時間は掛かるコースである。お月さんを見ながらヘッドライトを灯してテントを撤収する


「奥大日岳(おくだいにちだけ 2611m)」「大日岳(だいにちだけ 2501m)」
歩行距離 15.1㎞ 所要時間 8時間06分 総上昇量 568m 移動平均速 3.0㎞(全体平均速 1.8㎞)

0444時 雷鳥沢キャンプ場発
0513時 新室堂乗越
0702時 「奥大日岳(おくだいにちだけ 2611m)」山頂
0859時 「大日岳(だいにちだけ 2501m)」山頂
1114時 大日小屋
1148時 牛の首
1250時 称名滝登山口
1300時 称名滝駐車場(山旅号回収)

本日は此処迄、下山して山旅号を回収して26㎞下って温泉、さらに6㎞下って買い出し、下界の気温は35℃を越えて耐えられないので、再び30㎞取って返して標高1000mの称名滝登山口です。せめてこの写真で本日の会心の山旅を想像してください
山をご存知の方でもこの絵はなかなか見た事が無いのでは、この一列、一堂に会した堂々の山達です




そしてこの一枚


そうです奥大日岳からは「笠」が主役なのです。
其れでは明日は山がお休みなのでブログを頑張ります。
(再開)
0444時雷鳥沢テント場がざわつく前に静かに出発、テント場には山形県その他の高校山岳部が合宿中です。3000m稜線漫歩でも高校生パーティーと何組も行き会います。



朝日が背後から射す朝の「剣岳」が黒いまま青い空をギザギザに切っています



新室堂乗越から「奥大日岳」まで登山道は室堂側に付いているのでガレた道だが危うい個所もなく登る。


登り着いた頂上は東のコブが2611mと高いのだが西が頂上2605.9m



山頂からは「剣岳」の急峻な谷の突き上げ、針の岩峰と谷の圧倒的岩壁群がこれでもかと迫る。劔尾根を登っていたのかと思うとぞっとする。



「大日岳」へは「奥大日岳」から上り下りを繰り返す



此処から登山道は「東大谷」「大日谷」側に回り込む個所もある。其処が崩壊したガレ場で鎖は下がっているが使えず草付きを回り込む。



或いは「梯子」を登る、下る



又、草付きの岩場をへつるなど、室堂から奥大日岳への登山道とは一変する。足達者じゃ無ければこなせない個所もあるからチョイと難儀な道である。



それでも中大日の岩の庭園「七福園」の造形には目を奪われます
白い巨岩とハイマツそしてナナカマドと高山植物が高く低く厚く薄く青い空と競演しています



しかし、今日の山は見渡す限り何処までもと云う澄み切りです
剣岳



赤谷・猫又



立山と室堂とそして剣を一枚に



槍・水晶・笠・薬師 この奥大日の稜線からの展望は、頭の中で固まった北アルプスの概念と俯瞰を真っ新にしてくれます。



「大日岳(だいにちだけ 2501m)山頂





「大日小屋」に引き返し「大日平小屋」と「大日平」に向かって一気の下山です。



一気の下山は言葉通り、山に中の小さな沢が登山道なので大石ゴロゴロの急下降、膝に来ます。



「大日平」に下り着いて「大日岳」を振り返ると息をのむ風景が広がります。
眼前に目一杯、手付かずの森と湿原が拡がっており、一瞬北海道の森に迷い込んだかと思う程、原生の森です。



その「大日平」の一本の木道をもくもく歩く30分、涼しい風が吹くのだが其れにも増して直射が厳しい。



一気の下りは「大日平」先端の「牛の首」から「称名滝登山口」標高1000mへ620mに下りが第二弾、谷底に向かって落ちるように下ります。



此れが、登りに使おうと下りに使おうと大して違いはない理由、何れにしても膝に来る。
行き交う登山者は、「大日岳」へこの急上昇、急下降をピストンしている。そこ迄やるかと唸ってしまう。



上りに使うにしろ下りに使うにしろ「奥大日岳」から「大日岳」の稜線が見せて呉れる景観は見応えがあります。

2 件のコメント:

  1. おはようございます。
    久しぶりに綺麗に綺麗な空気を感じる写真にホッとしております。
    毎日、疲れた、てそか、だれたー。と言っている自分にはかなり癒される写真です。
    ブログを拝見しても、なかなかコメントできない毎日。。
    どうしたんでしょう。しっかり引き継いで行かないとです。頑張ります。

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  2. 何故今迄歩かなかったのかと思う程の見事な展望に大満足な歩きです。下りはしに来ると云うおまけつきではありますが。歩けるものならば是非歩いて貰いたい、見て貰いたい。入場料無し鑑賞料なし見たい放題です。
    目を遠くに、見たいものが有ると云うのは確かに贅沢です

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