11月8日(月) 0330起床 (ーーー)
天気 晴れ
気温 12℃
「真言宗の古刹・鳳来寺と鳳来山東照宮を抱いた歴史の山」と紹介されている「鳳来寺山(ほうらいじさん 684m)・瑠璃山(るりさん 695m)に登る
歴史では「源頼朝」「徳川家康」「武田信玄」所縁の山である
標高450m地点の「鳳来寺山本堂」「鳳来山東照宮」参拝客は、東照宮駐車場まで鳳来寺パークウェイを使い東照宮の駐車場まで車で上がる
「鳳来寺山(ほうらいじさん 684m)・瑠璃山(るりさん 695m)」に登ると云う前提なので、愛知県の山に紹介されている「門谷駐車場」「仁王門」「鳳来寺本堂」「鳳来寺山」「瑠璃山」「天狗岩」「鷹打鷹打」「鳳来山東照宮」「鳳来寺本堂」「馬ノ背展望台」「仁王門」「門谷駐車場」と、紹介されている八の字周回する
江戸時代には門前町には50軒の旅籠があったと云う
「鳳来寺山(ほうらいじさん 684m)・「瑠璃山(るりさん)695m)」
歩行距離 9.5㎞ 所要時間 6時間00分 総上昇量 633m 移動平均速 3.5㎞(全体平均速 1.5㎞)
0620時 門谷駐車場発
0655時 仁王門
0733時~0755時 鳳来寺本堂
0838時 奥の院
0857時 「鳳来寺山(ほうらいじさん 684m)」山頂
0910時~0920時 「瑠璃山(るりさん 695m)
0946時 天狗岩
1015時~1025時 鷹打場
1045時~1155時 鳳来山東照宮
1102時 鳳来寺本堂
1106時 馬ノ背展望台分岐
1126時~1133時 馬ノ背展望台
1153時~1200時 仁王門
1220時 門谷駐車場着
門谷駐車場(無料)に山旅号を停めて0620時薄暗い中「鳳来寺山(ほうらいじさん
684m)」に向けて出発
江戸時代の最盛期には50軒の旅籠が軒を並べたと云う門前町、今もその風情が残る、しっとり、落ち着いた歴史たっぷりの通りである
「鳳来寺本堂」まで1425段の長い長い階段を登るらしい
表参道階段を登っていくと大杉の森の中に「国重文」の仁王門
案内板には「国指定重要無形文化財」、三代将軍家光の寄進
更に石段を上がると「笠すぎ」 樹高60m 幹回り7.5m 樹齢 800年 圧倒的に被さり迫る大杉、これ程の大杉が林立する森は山旅初めてである
綺麗に組まれた石段、今に残る石垣、そして大杉の森、云う事無しの表参道を登る。石段の両脇の石垣は「真言宗」「天台宗」の僧院跡で階段沿いに幾つも残っている
鬱蒼とした大杉の森の中の階段道は上がって行く.
積まれた石の階段は踏まれた歴史を現すが如く滑らかに磨かれ、その石段をカラカラと音を立てて枯葉が躍る。早朝の石段の静かさは大杉の森だけではなく鳳来寺の盛衰の歴史も重なっている
只管石の階段を登ると「鳳来寺本堂」、朝まだ早いので扉は開いていない、静寂が支配する。
(続く)
「鳳来寺本堂」から「奥の院」まで40分の案内標識が建っている。
「東海自然歩道」として桟橋や鉄製梯子が架けられ整備されている。途中、お堂や石塔が立ち山道に変わったとは言え寺域である。
そして歩道の両脇には大杉が立つ、岩を抱いた大杉、幹が二つに分かれた大杉、根曲がりの大杉等見飽きることが無い
その中に六本杉の案内板が大きな切り株の根元にある。薬師如来像を彫り出したとある
その切り株の上部に正にこの切り株に優るとも劣らない巨大な杉が立っている。樹齢500年とか800年と云う巨大な杉に「薬師如来」が宿ると考えても不思議ではない。太さは歴史その精そのものである。
奥の院は山頂の直下にある
お堂は半壊状態で立ち入り禁止のロープ張られている、この高みでは大風に抗しようがない
「奥の院」から山頂へは岩尾根を上がる、その露出した岩盤に杉や桧が根を張る。見る者に岩おも掴んで生き続けるその生き様を見せつけているようで思わず唸ってしまう
岩尾根を10分弱歩くと山頂
「鳳来寺山(ほうらいじさん 684m)」は、樹林の中で展望は無い
更に10分進んだ先が「南アルプス」が見える「瑠璃山(るりさん 695m)」
東海自然歩道がこの先尾根繋がりに伸び、正面に見える「宇連山(うれやま 930m)」に通じている
「南アルプス」を隠すように手前に見えるのは「三ツ瀬明神山(みつせみょうじんやま 1016m)」で「県内で最もアルペン的な気分を漂わせている奥三河の盟主」と紹介されている山である。
山頂に戻り左の尾根に入り「天狗岩」経由「鷹打場」へ下る、尾根の歩道も「東海自然歩道」である。
「天狗岩」
「天狗岩」からは谷合に細く入り込む門前町と山の先に三河湾が見える
尾根先端の露岩が「鷹打場」、展望が開けて格好の休憩場である。
今季初めて温かいコーヒーを飲む、寒くなると一杯のコーヒーが欲しくなるのである。
「鷹打場」から尾根を戻るようにトラバースし大杉の森を下る
下った先が「鳳来山東照宮」
国重要無形文化財、三代将軍家光とあるから遥かな昔々、連綿と守られた「宮」である
「鳳来寺山パークウェイ」を車で上がって来る参拝者、観光客で賑わう。
「鳳来山東照宮」から右に数分歩くと「鳳来寺本堂」、石段を下り僧院跡から「馬ノ背展望台」への道に入る
この歩道の両脇にも大杉が林立する。「鳳来寺山」全山の樹齢数百年の大杉は、手を加えずあるがままに年月を重ねる理を教えてくれる
尾根の先端が岩の細尾根の「馬ノ背展望台」で、老朽化した東屋が建っている
「鳳来寺本堂」は真正面に見え、その右手には樹齢370年の大杉に隠れた「鳳来山東照宮」である。全山を八の字周回して歩き通すと全山の大杉が「鳳来寺山」の歴史を教えてくれたように思う
「馬ノ背展望台」からの下りも「仁王門」に下り着く迄大杉の道である。
「仁王門」に降り立ち八の字周回の完了。
立ち止まり、大杉を見上げ、展望ポイントで門前町を眺める、ゆっくり歩いて6時間楽しい山歩きである。
早朝大杉の暗闇で「仁王門」の「阿形」「吽形」は良く見えない
改めて明るい中で金網越しに眺める
「阿形」の迫力
「吽形」の押し出し
3Mの高さの持つ力だろうか、刻んだ作者の力だろう
大ブナの天然林には何時も時間を感じながら歩いているが、寺社域の大杉の森に時間と歴史を感じながら歩いたのは初体験である。石段の先は「東海自然歩道」とは云え足元に注意を払いつつ歩く何時もの登山道である、観光地であるが登山対象の山でもある。歩いてみないと分からないことがまだまだある。
おはようございます。
返信削除このブログ超大作になってきましたね。
この1日のレポートだけでもほんと素晴らしい。
これがもう少しで10年。大作です。
素晴らしい。
写真もコントラストが効いて綺麗です。
歴史の解説もバッチリ。
朝から素晴らしいと何度も口ずさんでいます。
そう言って貰って有難うございます。高さを求めたり展望を求めたり山にも色々ありまして結構選択は難しい。特に1000m内外となると選択は更に難しくなります。そこで行き当たりばったり、山の本の解説を読んで興味を持った山に登る事に、登ってみたら大正解、大満足の山な訳であります。高さや展望、困難な山だけが山ではないと思い知るのです
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