2021年11月18日木曜日

「三国峠(みくにとうげ 776m)」に登る


11月18日(木) 0300起床 (ーーー)
天気 曇りのち晴れ
気温 5℃

昨日伐り残されたブナを見て「原生林のブナ」に触れたくなる。
若狭・近江・丹後の境(現在の福井県・滋賀県・京都府)に位置する「三国峠」、「峠」と云うがピークで、この辺りの地域ではピークを「峠」、 峠を「坂」と云うらしい。
「三国峠(みくにとうげ 776m)」の滋賀県側生杉川登山口の周囲に「ブナの原生林」が残り



尾根を越えた京都側には「京都大学芦生研究林」に「ブナの原生林」が残る。
西日本有数の自然豊かな山域と紹介されている
大いに期待したい

「三国峠(みくにとうげ 776m)」
歩行距離 6.1㎞ 所要時間 2時間36分 総上昇量 356m 移動平均速 3.5㎞(全体平均速 1.9㎞)

0650時 生杉登山口発
0735時 高島トレイル分岐
0744時~0754時 「三国峠(みくにとうげ 776m)」山頂
0805時 高島トレイル分岐
0855時 地蔵峠
0926時 生杉登山口着

登山口は林道ゲート手前、トイレ棟がある10数台の駐車スペースがある



「三国峠登山口」の標柱が林道脇立つ、同時に「ブナの原生林周回コース」の入り口である


斜面には大きく高いブナが斜面のあちこちに立っている



原生林のブナの生き抜いてきた迫力に圧倒される
山形、新潟、群馬のブナの生きる環境がより厳しいと思うけれど、生き抜いてきて今に立つ「原生林のブナ」の厳しい立ち姿は「そうではない」と言っている。



厳しい立ち姿ながらも美しい
「紅葉」と「黄葉」が競う斜面で見ると尚更その厳しさが際立つ



「原生林のブナ」に触れたいと登って大正解、今季ブナ尽くしの山旅、「原生林の美しいブナ」が楽しい。



「三国峠(みくにとうげ 776m)」への尾根には落ち葉が厚く散り敷く、其処に風に舞う落葉がさらに散り敷く、絵にかいたよような風景が展開する。


「三国峠(みくにとうげ 776m)」山頂への斜面に根曲がりのブナやナラが頑張る、此れから百年、二百年この斜面で生きるんだと当たり前のことに感動している



「高島トレイル」上の「三国峠(みくにとうげ 776m)」、展望のない小さなコブのような山頂だが、正に三つの国の境、そして西日本有数の自然豊かな山域、山頂に立って正にその真っただ中にいる 



「高島トレイル」:日本海と太平洋を分かつ山稜、稜線を繋いだ琵琶湖と日本海をの境界に通されたトレイル
その「高島トレイル」を「三国峠(みくにとうげ 776m)」から「地蔵峠」までたった1.4㎞だが歩く


トレイル上に展開する「ブナの森」が実に美しい、山も、ブナも、姿も、形も、持つ雰囲気も美しい



晩秋のブナの森、冬雪に埋もれる寸前のブナの森はこの時期独特の風景に味がある
京都大学研究林のブナの谷も美しい、入るなと云われれば入りたくなるのが人情、この谷を見れば歩き触れたくなる



研究林は「手付かずのジャングル」とも見える、違う何かが違う。明らかに白神のブナとは違う、白神山地のブナの森はジャングルには見えない。



美しい、良く「三国峠」を選択した、素晴らしい、独り占めじゃないか、静かこの上ない等と独り言を言いながら、此れでもかと楽しんで「地蔵峠」に降り立つ、この1.4㎞でこの感動だから「高島トレイル」の前線は如何程の感動だろう。



陽が射し始め山全体が輝き始める




ブナが立つ斜面にも陽が射しどこまでの明るい、そして静かである


ブナの立つ谷にも奥深くまで陽が入り明るい沢を水が流れる



三時間弱ブナの森を歩く、最高の山歩きである



高さじゃない、森だ、ブナだ、原生林だと一人叫んでいる


今季最後の山旅、最高の山旅で〆て「鹿児島」に帰る
好い山に恵まれて最高の山旅に感謝です。

2 件のコメント:

  1. おはようございます。
    何と綺麗なブナの森で最後とな。
    これから鹿児島へですか?
    もう11月も終わりに近いので、家で冬支度でしょう。
    今回の山旅は多忙な日が続いてなかなかコメントできませんでした。
    気をつけてお帰りください。

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  2. 好い山で今年の山旅が終われて良かった。三国の境とは請いうものなのかと静かな山中で一人佇んでいました。此れ迄も県境の山を幾たびも歩いてきたけれど、研究林、原始林、自然林、豊かな森の中の三国の境、登ってみないと分からない。

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