2021年11月11日木曜日

「宇連山(うれやま 930m)」に登る


11月11日(木) 0330起床 (ーーー)
天気 曇りのち晴れ
気温 5℃

分県登山ガイド「愛知県の山」の紹介文句は「棚山高原の水の響き風の音を聴きつつ山上をめぐる」である。コースは三つあり、愛知県民の森コースが良く踏まれている、仏坂コースも山頂下の登山道はよく歩かれている様子が伺える、本コースはそれに比べると踏み跡が薄いような気がする。最後の林道歩きも面白いと思うのだがどうだろう。
登山口は林道のゲート、昼間ならまだしも初めて走って上る林道を朝まだ暗くヘッドライトの明りのみで登っていくのは実に心細い、落石、倒木、路面陥没、流出、路肩崩壊等と遭遇するとその場での方向転換は不可能、可能な場所までバックしなければならない。



よくこの林道を上がった、今日は無事ゲート着。

「宇連山(うれやま 930m)」:山頂標識は929m
歩行距離 12.6㎞ 所要時間 4時間42分 総上昇量 624m 移動平均速 3.9㎞(全体平均速 2.6㎞)

0620時 林道ゲート登山口発
0634時 棚山高原入口
0727時 鳳来寺山分岐
0800時~0807時 棚山
0913時 愛知県民の森コースと合流
0933時~0950時 「宇連山(うれやま 930m)」:山頂標識は929m
0955時 仏坂コースと分岐
1022時 林道と合流
1102時 林道ゲート登山口着

林道ゲート前に3~4台分の駐車場があり、登山道は林道ゲート右に入る、まだ暗くて写真もボケる



「水の響き」が聞こえる筈の沢は涸れ沢である、秋は「水の響き」は難しい。
杉林を登っていくと平坦地に出る、「棚山高原」の入り口でバンガロー跡地に出る



壊れたバンガローが10棟以上散見される、其処に「東海自然歩道 宇連山」の表示がある。
これを入って登って暫くで林道に出る、手前の分岐を入ったらしい。



そのまま林道をバックして本道に復帰する。
棚山高原から宇連山への案内板



そして棚山高原の紹介:海抜758m 250haの高原




更に棚山国有林の紹介:明治22年~昭和22年までは御料林、195.28ha、ヒノキ・スギ・アカマツ、樹齢50年~60年、見事な人工林です



本道に復帰して暫く歩くと瀬戸岩




優に100m直立の大岩壁、絶壁そして絶景、遥かに三河湾が見ているかも


鳳来寺山から通じる「東海自然歩道」とこれから向かう「宇連山(うれやま 930m)」の分岐に出る。この「鳳来寺山からの東海自然歩道」が先程入った「宇連山」への「東海自然歩道」に通じていたのである。



分岐地点は笹の道であったが先に進むと広々と伐り開かれた快適な尾根道である
とは云っても大小のアップダウンがあるのでペースが乱れ辛いのが難である



尾根の途中、露岩で展望が開ける、結果、尾根で得られた展望は此処だけ、「南アルプス」が見えれてるが天辺はガスの中



「宇連山(うれやま 930m)」は見えているピークの先、松の影に隠れている



左植林、右時々植林の雑木林なので展望は無い中を歩く、その尾根のど真ん中に大きな岩が鎮座する。赤ペンキで矢印が記され、ロープが下がり「登れ!」と云っている
空身ならまだしもザックを背負っては登れない、登らない登山者が多いのだろうか左に巻く巻き道が立派である



ホソバシャクナゲの株が尾根道の両側に途切れることなく続いている、花芽を確認しつつ歩いたが、花芽のある株は僅かに二本確認しただけ裏年なのだろうか。そのホソバシャクナゲの尾根道のアップダウンは大きくなるばかり、最後の踏ん張りである



最期の登りは、露岩から見えていた山頂手前のコブへの登りこの尾根道最後で最急の登りである



上りついた地点が「愛知県民の森コース」との合流点である



尾根道に比べると格段に数倍よく踏まれ歩かれている。歩くコースの距離は長くとも登山口へのアクセスが格段に容易で宿泊可能とくれば尚更だろう。
良く踏まれて杉の根が露出した急坂を一気に20分、我慢の登り、登り上がると山頂



「宇連山(うれやま 929m)」の紹介



山頂から南方向遥か先、白く光るのは「三河湾」



手前は「三ツ瀬明神山(みつせみょうじんやま 1016m)」で遥か先の稜線は「南アルプス」でガスに隠れた「聖岳(ひじりだけ 3013m)」と見た



山頂を越えて仏坂コースを5分下ると棚山高原へ「東海自然歩道」が分岐する。
今朝、間違えて入った「東海自然歩道」は此処に繋がっていた。



上りも一人旅、下りも一人旅、水場も水流が無く「水の響き」は無いが「風の音を聴きつつ山上をめぐる」は紹介の通りである。自分の息遣いと木々を揺らす風、落葉舞う風、静かな山歩きである。



林道に合流し山山椒の黄葉した葉を指で摘み揉んで高尚な薫りをききつつ



のんびり歩い下り登山口ゲート着



帰り着いてみれば名古屋ナンバーの後客一台



鹿児島ナンバーを見て、まさかこの山にと頭を捻ったかもしれない

2 件のコメント:

  1. おはようございます。
    山々を独り占めかとおもえば、もう1人。
    クルマのナンバーをみて、多分。
    あーっ!鹿児島??凄いね。と思っていたと思います。
    しかり、思うのはサインがしっかりしてますね。びっくりです。
    やっぱりオモテナシが違いますね。

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  2. つまりは自慢の山なのです。だから力が入る。確かに高原と云いホソバシャクナゲの尾根と云い驚くほどの自然です。それをしっかり把握できるところが凄い、此れが当たり前と思ってしまうと成し得ない所業です。感性鋭いと云う事でしょうか。「それがどうした」と文句を言わず「成程!」と受ける度量が要るのでしょう

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