2015年4月19日日曜日

「磐梯山(1818.6m)」に登る


4月19日(日) 0430起床 (---)
天気 晴れのち曇り
気温 2℃

冷え込んだので磐梯山ゴールドラインの上部は凍結していた
駐車場で準備していると「鹿児島な!」と声がかかる。
「出身は吹上げです。今福島・・・」
奥さんと二人連れ、早々の出発です。

「磐梯山(1818.6m)」
歩行距離 7.7㎞ 所要時間 4時間7分 累積標高差 782m

コースタイム 
0708時 八方台登山口発
0730時 中ノ湯
0830時 弘法小屋下
0904時~0925時 「磐梯山(1818.6m)」山頂
0940時~1030時 弘法小屋下
1115時 八方台登山口着

山行記録
既に登山口の標高は1200m、夏道で二時間の行程、雪道でもそれ程登行時間に違いはないだろう





登山口から朝日が差し込むブナ林に入る。残雪はたっぷりで今朝の冷え込みでカチカチ雪面だった










中ノ湯を過ぎて登りあがると、尾根山腹のトラバースが始まる
此処がこのルートの核心部、トラバースに入る前に「アイゼン」着用が安全である。
朝一番は快適にアイゼンが雪を噛んでくれるので、慎重に通過すれば問題は無い。









このトラバースを上がりきると「弘法小屋」下の平に出る
ここから頂上へ雪壁を拾って一直線の直登
頑張り処である。











弘法小屋下の平から振り返ると裏磐梯が一望である














雪壁天端で夏道に合流すると一気に山頂
全方位の展望が待っていた
先着の「鹿児島の先輩」に一枚撮ってもらった。












北に遥か遠く黄砂に霞む「飯豊連峰」が、真っ白だった
朝日連峰、先日登った「西吾妻山」がまた違った様相、昨日登った「東吾妻山」、其の東には「安達太良山」、見渡すと登った山が一望だった。
南から南東方向、此れから登る山は、黄砂に霞んで同定できなかった。






山頂から北の爆裂火口の荒々しさは、恐怖すら感じる。想像を絶するエネルギーは山体を跡形も無く破壊した。山頂からその痕跡を一望する。今残る湖沼群の広さがその証である。
是非登って欲しい

下山後、鹿児島の先輩に名刺を 手渡す
先輩は「市来」さん、S24生まれの大先輩だった。奥さんと土日山を愉しまれているらしい







出会い其の一

山頂から快適にアイゼンを利かして弘法小屋下の平に着いたら、山女子三人組と遭遇。












山談義、ブログ紹介、九州の山の花談義、北海道礼文の花めぐり、ヒグマの恐怖と本州ツキノワグマの話、深いブナの森、知床、和賀岳etc
記念写真まで撮って貰った。
百名山に限らず、気になる山を登ってみたらと勧めた。
また何処かの山での再開をお互いに願う
話を聞いて貰って有り難うだった
結局、暫しの山談義が長くなったので上りより下りに時間が掛かった




出会い其の二
表磐梯の押立温泉(オッタテオンセン)でゆっくり湯浴みして、道の駅「ばんだい」で早々のビール、ブログの準備をしていたら、遠くから汽笛が聞こえてきた
道の駅が満車状態だったのは「磐越西線のD51」だった。
表磐梯の急勾配を、黒い煙をモクモク上げ、汽笛を長く延ばし鳴らしゆっくりゆっくり登ってきた。
機関車の運転士も手振れば、五両の客車の乗客も手を振って、乗っている方も、見て且つ撮っている方も手を振って楽しそうだった
D51とは45年ぶりの再会だった。高校は汽車通学、文字通りの蒸気機関車が牽く客車で通学していた。朝一番、0612時鹿児島本線「薩摩高城駅」発、黒煙を見て一瞬に「45年前」が蘇った
福島で出会うとは、何処で何に出会うか分からない。
旅してこその僥倖だった。
黒煙よ有り難う。

2 件のコメント:

  1. おはようございます。
    久しぶりにお姿拝見。元気そうで何より。安心しました。
    さて、出会いは良いですね。若い人生山岳女子会の皆さんと娘さんをだぶらせつつ楽しそうにお話されたことと思います。
    ゴールデンウィークまであと少しですね。
    さて、やまも人が増えることと思います。どの辺でゴールデンウイークを迎えられる予定?でしょうか?

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  2. 山女子半端じゃありません、しっかり準備で挑戦中でした。だからエールを送りたくなります。もっともっと楽しい山を探して登って欲しい。高さなんて関係ありませんよと言いたい。
    ゴールデンウィーク前に有名な山は登っておきたい。静かな山行が好きな「山旅仙人」。
    どうも人込みが苦手でして。ゴールデンウィークを何処で迎えるか悩ましい。静かな山を物色中です。

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