2016年5月21日土曜日

足休めの「高倉山(たかくらやま)1143.7m」のつもりが


5月21日(土) 0400起床 (138/88m)
天気 晴れ
気温 12℃

三日も続いた10㎞越えて1000m登った山行で、足腰の負担は相当なものだったろうと今日は足休めで「高倉山(1143.7m)」の積りだった。
ところがさ、この三日間を越えるに時間の急登に、足も腰もさらに負担を背負ってしまった。

「高倉山(たかくらやま)1143.7m」
歩行距離 4㎞ 所要時間 3時間47分 総上昇量 678m

コースタイム
0623時 砂防提下駐車場発
0641時 高倉山登山口
0646時 二合目
0703時 四合目
0712時 五合目
0805時 八合目
0828時~0848時 「高倉山(たかくらやま)1143.7m」山頂
0907時 八合目
0935時 五合目
0958時 高倉山登山口
1010時 砂防提下駐車場着

駐車場に向かって登って行くと、コンクリートの巨大な堰堤が目の前に。













登山口周辺に大きな変化が会ったらしい。様子が分からないので、車を降りて周囲を偵察して判明。工事期間中登山道は迂回していたらしい。こじんまりとした登山道の案内板を見つけた










砂防堰堤の目的は登って行って判然、大石がゴロゴロの崩壊沢が上部に延々と連なっていた
この崩壊沢の下では安心して暮らせない。インフラ整備の目的と効果がこんなによく目に見えると共感を得るんだけれど。









この崩壊沢を赤ペンキの目印を追って登って行くと「高倉山登山口」の案内板があった。














何と登り始めて直ぐ二合目。足休めに丁度と思ったのが大間違い。













四合目に至る登山道は、さらに急な斜面を一直線の登り














さらに五合目、益々傾斜は増す、これが急斜面という概念を越えている。休む間のない急斜面である












その急な斜面に「レンゲツツジ」












山で咲いている花を見ると癒されるわけではないけれど、「よく咲いていてくれた」という気持ちにはなる。











登っても登っても急坂、ブナを見ながら目の前に壁だから行くしかない













今は、雪が消え生き物は全生命をかけて活動中、急坂を登りつつ目の前に「虫」が下がっている
黒い「虫」












ストックではたきつつ登りながら出てく出てくる、下がっている、下がっている。












悪戦苦闘、斜面に頑張る、虫に頑張るでやっと八合目














そこにまた試練が待っている。ほとんど垂直の壁にトラロープが下がっていた
この壁を登って、細い岩稜をひやひや辿ってやっと山頂










八海山、巻機山眺望は全周である
眺望全周と聞いたので登ったのだけれど、ここまでの眺望とは恐れ入った











巻機山は目前














丹後山から兔岳そして中ノ岳への稜線が柔らかで美しい。上越の山で歩いてみた稜線の一番人気だ。
たっぷり山の眺めを楽しんで気が緩んだかどうか。







下りの一歩は、登りの一歩より重要である、滑って転んでケガじゃ済まないこれが山だから。
それでもこの下りで足を滑らした。左の足が右に滑ったので全体重が左に傾いでそのまま体全体が左に倒れていった。其処までならまだしも、倒れてザックを担いだ体は一回転して薮の中に転がり込んだ。
これが薮だから止まったものの、岩稜だったら一直線に谷に転がる。
何時も、常時、緊張を解かないで登っている積りでもこんなことががる。
事故は一瞬、足を置く一瞬である。肝に銘じた。
足休めの積りが「貴重な一瞬」を見つけた

2 件のコメント:

  1. こんにちは
    (笑)
    またまた急斜面を登りおりされたんですね。どんな体力をもっているんですか??
    最後に滑り落ちて、藪で止まったからよかったものの、大けがですよ。捜索願がだされますよ。
    無事でよかったですね。

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  2. その急傾斜たるや半端じゃない、そしてこの道を付けた人たちが「PTA」のお父さんお母さんというから驚く。
    このあたりの山じゃ、個の傾斜は当たり前なのだ。山菜を摘みに行く山、イワナを追って遡行する沢と大差ないと言う訳だろう。雪の里周辺の山々は、半端じゃないのです。

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