2016年5月24日火曜日
「御神楽岳(みかぐらだけ)1386.5m」
5月24日(火) 0200起床 (138/89)
天気 晴れ
気温 7℃
昨夕は「小千谷の錦鯉」を頂き早々1800時就寝
今朝は0200時起床、深夜味噌汁ソーメンを作ることから今日の山行が始まる。
30㎞走って、阿賀町室谷の林道終点「御神楽岳」登山口。
まだ夜が明けたばかり
「御神楽岳(みかぐらだけ)1386.5m」
歩行距離 11.7㎞ 所要時間 5時間27分 総上昇量 1094m
コースタイム
0445時 林道終点登山口発
0620時 水場
0652時 大森
0705時 展望の尾根
0734時 雨乞峰
0741時~0808時 「御神楽山(みかぐらやま)1386.5m」山頂
0815時 雨乞峰
0836時 展望の尾根
0845時 大森
0903時 水場
1012時 林道終点登山口着
沢沿いの登山口を入るといきなりツルツルの「雪崩岸壁」が迫る
今日は、この「雪崩岸壁」の日だ
暫くで、登山道はブナの森に変わる、200年クラスのブナが林立する広いブナの森を登って行く
漸く朝陽がブナの森に射す時刻になった。
朝陽が差し込むブナの森が一番美しい
鳥の声やカモシカの声を聴きながら登って行く
最後の水場着、ここまで1時間35分。
水はたっぷり流れ、その冷たさも格別である。
美味しく頂いた
尾根に登りあがるとそこが「大森」、ブナの幹に赤ペンキで「大森」と大書してあった
僅かに頂上稜線が望める
「大森」から7分で展望が開けた。勝手に「展望の尾根」と名付けた
ひと月も前ならば、見上げる尾根には雪庇が大きく張り出していただろう。
今はその雪庇がない代わりに、急な斜面が谷底まで落ちている
登山口から2時間49分やっと山頂が見えた
三角形のピークが嬉しい、豪雪の山の典型的な山頂の姿である。
ところが山頂へ至る稜線の登山道左側は、遥か600mから800m下の谷へ一直線のスラブ。
ブナの森を楽しみながら登って、最後の最後にこの緊張は痺れる
狭い山頂で一枚
今日は濃い霞が掛かって展望はない。近くの山がそれと指摘できるのみだった。
今日の一押しはこれです
蝉ヶ平コースの大岩壁、「コンクリートを流したような」と形容されている雪崩斜面、ツルツルの雪崩大岩壁」
岩壁下部までツルツルだから[驚く]ではなく「恐怖」が沸き起こる
上部の岸壁を見る勇気は、ここからだから覗き見ることが出来るだけで、多分、岩壁上部の現場に行ったらきっと眼を瞑る。
さらに、岩壁上部の刃物の刃先のような尾根の天辺に登山ルートと云うから絶句。
単独では絶対に入らない、入っても多分歩けない、最初の一歩は出ないだろう。
「御神楽岳(みかぐらだけ)1386.5m」から、「本名御神楽(ほんなみかぐら)1266m」がすぐそこに見下ろせる
が、今日は行かない。行く勇気がない。あの尾根の反対側は谷底まで一直線ツルツルのスラブだ。とても歩ける稜線とは思われない。
今日は「御神楽岳」山頂往復で、立派の一言。
これ以上はありません
これでほっとして花を楽しむ余裕が出てきた
タムシバの白い花
サンカヨウの白い花
ミツバツツジの濃い桃色の花
そして、朧なシャクナゲの花
1300mクラスの山に限らず、700mから800mクラスの山が雪崩岸壁を抱えてその山稜は白く光っている。雪の重さが長い年月をかけて作った山の姿である。
だからの登ってみないと分からない。
(残念、今日は写真が入らない。明日をお楽しみに)
(今朝やっと入った)
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こんばんは。
返信削除朝2時に起床し、午前中の早い時間には山登り終了。
なんだか、リズムがでもとに戻りましたね。素晴らしい写真に驚きますが、特に本日の断崖の写真は最初細く加工された写真と勘違いしたくらい恐ろしさを感じますね。
すっかりソーメンパワーで山登りも絶好調になったところで、こちらも梅雨間近。
はやく、しないと天候が心配ですね。
登っていて恐怖すら感じる山です。稜線に上がると山全体の凄みが全身を包みます。こんなに感じさせる山はそうありません。峰の天辺から谷底までツルツルです。掴まる物無しのツルツル、真っ逆さまの一直線。想像を絶する豪雪のなせる業です。だから登ってみないと分からない、1300mと侮る名でしょう
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