2016年6月3日金曜日

「荒沢岳(1968.7m)」に登る


6月3日(金) 0230起床 (---)
天気 晴れ
気温 6℃

登山口駐車場には先着の車が一台、後着一台で二番目に出発。
長い尾根の登りと岩場越えが待っているので早出である。

「荒沢岳(1968.7m)」
歩行距離 11.0㎞ 所要時間 7時間37分 総上昇量 1285m

コースタイム
0415時 登山口駐車場発
0500時 伝之助コース合流
0540時 最低コル
0555時 前嵓取り付き
0658時 前嵓終了
0820時 頂上稜線
0835時 1900m岩場で撤退
0950時 前嵓下降開始
1024時 前嵓上半終了
1039時 前嵓下半終了
1052時 最低コル
1126時 伝之助コース分岐
1152時 登山口駐車場着

朝早いとは云え既に太陽は上がって雲の中、振り返ると奥只見が雲海の下だった















「荒沢岳」の稜線が朝日に照らされ残雪が白く光っている














尾根を登って行くと「前嵓(まえくら)」の岩峰に行き当たる











まずは、「前嵓」の下半に取り付く
鎖が縦に上部に伸び、鉄はしごが掛かり、そしてまた鎖と全線鎖と梯子と言って良い下半だった
足元が薮で高度憾は薄らぐが、緊張は変わらない、慎重に通過する















「前嵓」上半部は、下半部天辺からいったん下り「前嵓」の岩場を斜上した後直上する。












鎖は斜上する部分にあるのみ、そして最後の直上する岩場に一本鎖が下がっている。
難しい岩場の乗越が二か所ほどある。
下ることを考えると相当に悩ましい地点である












「前嵓」を登り切ると右手の「越後駒ケ岳」が全容を見せた
たっぷりの残雪を被ったままである。肩の小屋が小さく見えている








「前嵓」を登り切り「荒沢岳」に至る稜線は、細い岩稜が頂上稜線まで上がっている
特に東側が崩壊している箇所が次々に出てくるので「緊張」は続く。
頂上稜線に上がると南の展望が一気に開けた
特に「平ヶ岳(ひらがたけ)2141m」の山体が際立って大きい
見事までに大きな山体である。









その頂上稜線が凄かった
岩峰が連続して山頂までつながっている
最初の岩峰は左側の岩場をトラバースして通過した














が、二番目の岩峰基部の岩場で「困った」
登ったにしても、下れるか?と思った瞬間に「今日はここまで」と決めた
頂上まで70mで今日は撤退。
こんな日もあるさ
(今日は写真は一枚、電波が薄くて写真が入らない) 












とは云うものの、下山も楽じゃない。登り以上に慎重にかつ緊張感をもって下る。
「シャクナゲ」に元気を貰う。
「前嵓」は、下りの方がよっぽど怖かった
慎重に慎重に下って今日も無事下山だった











緊張と疲れを銀山平キャンプ場「かもしかの湯(500円)」で解す













特に「右足アキレス腱」を特に念入りにほぐしてメンテナンス、どうもこの古傷がいつも問題なのだ




2 件のコメント:

  1. お疲れ様です。
    すごい山ですね。大丈夫かも思ったら撤退。そこは流石です。

    ところでメンテナンスも大事と温泉に入られることが多いですが、使いすぎた足の筋肉や筋には、温泉の熱は良くないのでは??
    やはり、しばらくクールダウンしてから温泉が良いと思いますよ。

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  2. 山での「心の動き」そのままに登り下りる。と云う事を実感した荒沢岳だっった。通常は山頂目前で引き返すなどありえないのだが、今日に限っては「行くか?」と思ったのだ。こんな時は「行かない」と決めたのもごく当たり前のことだ。これが「右脚アキレス健」の異常のせいだったのかどうかはわからない。それでも何等かの体や心の異常が信号を送ったと云う事かもし入れない。
    頑張ると、慎重と、さらに心静かに。山旅の要かもしれない

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