2017年3月31日金曜日

烏帽子岳(1182m)



3月31日(金) 0500起床 (---)
天気 曇りのち雨
気温 2℃


上野村の北隣「南牧村(なんもくむら)」の「シボツ沢登山口」から、「烏帽子岳(1182m)」に登る
コースタイムは「2時間50分」と紹介されている
上野村から「湯ノ沢トンネル」を通って20㎞走り、「大仁田ダム」下、チョイ先の駐車場着
広い駐車場に一台貸し切り

烏帽子岳(1182m)
歩行距離 5.05㎞ 所要時間 4時間12分 総上昇量490m 平均移動速(3.3㎞) 全体平均速1.2㎞


0640時 シボツ沢登山口発
0823時 左股ルート郡界尾根
0910時 烏帽子岳コル
0920時 烏帽子岳(1182m) 山頂
0935時 烏帽子岳コル
1000時 奥の二股(左股右股分岐)
1052時 シボツ沢登山口着

登山口から三基の砂防堰堤が連続するシボツ沢右岸を辿る
登山道はよく踏まれ冬枯れの谷に踏み跡が続いている



支沢に沢の半分を埋めるほどの大岩がゴロンと転がっている
岩が、岩塊が、連続する沢を登る













高度が上がり奥の二股付近から雪でルートが消滅する
先行者は左ルートに入っているが、新雪の右ルートに入る
新雪の急斜面に微かに痕跡を残す右ルートを最初はちびラッセルで登った






郡界尾根のコルが近づくに従って勾配は更に急に、そして雪は次第に深くなった
我慢と根気のいる登りである。
雪が無ければそれでもこの急斜面は楽しめるのだろう














登り上がった郡界尾根に雪はない
北側の斜面に大量の雪が積り且つ融ける事も無く残っていた訳だ











郡界尾根から小ピーク「マル」へ灌木の急斜面を登り、そのピークから烏帽子岳を見て驚く
山頂という姿ではなく「岩峰」が、灌木の先に立っていた
烏帽子岳のコルへの下りは、北側の尾根を下るのだが雪がたっぷり積もっている
ストックをアイゼンとピッケルに替えて一歩一歩慎重に下っていく






下る左右に灌木が生えているとは云え、雪の下のルートとその段差を想像しつつ下る腰は引け気味である
辺り一面の雪なら対処の仕方はあるが、朝の冷え込みでクラストして且つ登山道のみの積雪は気味が悪い
烏帽子岳コルから眺める岩峰は、どこから取り付くのか見当も付かない





一瞬、登るのを止めようかと思った
ところが岩峰の基部に行き取り付いてみると、岩峰が灌木に覆われているのも幸い、ロープが下がった登攀ルートに高度感がない
それでも足元に注意、ロープと手がかりを確実に岩峰に立った











烏帽子岳(1182m)山頂から、「浅間山」が遠く、白く、一際抜きん出ている














大仁田集落が下に小さく見える先には「妙義山」が折り重なっている














烏帽子岳コルから下る左ルートは、雪が薄い
が、しかしその急斜面たるやとんでもない斜度である
雪が薄い斜面を、ロープを掴みつつ、アイゼンを履いて下る
雪に濡れた泥濘の急斜面で、アイゼンが効いてくれてよかった














泥濘斜面がガレ場に変わって上方を見上げて、知っておればこのルートを登りに選択する勇気はない。、先行者に脱帽である















南牧村の道の駅で「温泉は?」と聞くと「南牧村には有りません」とのこと。
下仁田まで出て「荒船の湯(600円)」で筋肉を解した 









南牧村道の駅で棚を覗くと「花わさび(300円)」、一握りだけれど春を味わには最高の一品である









軽く湯掻いて醬油を一掛け、ビールで頂く
今日も2時間50分の所を、4時間12分かかった
岩と、狭い稜線、急斜面、ロープが下がった山が続いている
 

2 件のコメント:

  1. おはようございます。
    こりゃまた、もう本格的に山旅モードじゃないですか?もう少し軽めの山からと思っておりましたが、脱帽です。

    また、まさかその山頂に登るとは?読んでいて諦めたと思っておりましたが、凄いですね。

    山の道具と技があるからこその成功ですね。
    我々にはとんでもないです。本日の感想でした。

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  2. 謳い文句が「展望の岩峰」と云うけれど相当な勇気が要ります。岩峰の天辺には、凍った雪が残っていたから尚更でした。雪は解けるどころか更に積もった状態、この辺りの山はこの時期でも本気モードで登らないとやばいです。
    しかし、登ると気持ちも充実、筋肉パンパン、気合が入ります

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