2018年5月21日月曜日
「七面山(しちめんざん 1989m)」に登る
5月21日(月) 0230起床 (---)
天気 晴れ
気温 11℃
分県登山ガイド「山梨県の山」には、「七面山(しちめんざん 1989m)」羽衣登山口からの標準所要時間が8時間10分と記されている。
気温が上がる前に登りつきたい、 0230起床で準備する
「七面山(しちめんざん 1989m)」
歩行距離 15.0㎞ 所要時間 5時間20分 総上昇量 1442m 移動平均速 4.4㎞(全体平均速 2.7㎞)
0450時 羽衣登山口発
0533時 中適坊
0600時 中適坊
0648時 青雲坊
0724時 和光門
0735時 敬愼院
0743時 隋神門
0823時~0833時「七面山(しちめんざん 1989m)」山頂
0902時 和光門
0918時 青雲坊
0938時 中適坊
0953時 中適坊
1010時 羽衣登山口着
夜が明けきらない時間に羽衣に到着。ところがライトの灯りでは周囲が見えないので暫く右往左往。漸く登山口への道を発見して一安心。大杉の木立の中に車を停めて出発
整備された広い表参道を両ストックで快調に登る。丁目石ならぬ丁目灯篭が距離を教えてくれる
二つ目の「肝心坊」は、早朝なのでまだ開いていない
表参道には、随所にベンチが置かれ各所に屋根付きの休憩所が設置されている
老若男女、幼稚園児まで登って来る表参道はしっかり備えが出来ている
ところが山旅仙人には、高速道路に映ってしまい、ついつい歩きまで早くなる。
ゼイゼイ言いながら登ると二十三丁の「中適坊」に上がる
ザックからペットボトルを出して水を飲み5分間の休憩
再び、整備の行き届いた表参道を歩き始める
二十九丁で、初めて展望が開ける
南アルプスがそれも「間ノ岳と北岳」そして「鳳凰三山」
雨ヶ岳、毛無山、身延山の先に富士山だから、信徒の皆さんは大感激の瞬間だろう
その後も、整備された表参道を上がって行く
四つ目の「青雲坊」に上がる
此処まで上がっても杉並木は続く、杉並木の迫力が一層の荘厳と神聖さを添えている
参道脇に「立ち入り禁止」の札がある。札の先に「荷揚げ用のケーブル」と「荷受台」がある
表参道の傾斜が緩くなり暫く進むと山上とは思えない大きな「和光門」に到る
その門脇の立て札は、下乗と注意書き
「和光門」を潜り坂を登ると「鐘楼」が建つ
そのまま真っすぐ進むと「宿坊」、その建物の大きさはとても山上とは思えない大建築物である
宿泊すると朝夕の勤行は必須と云う
宿坊の先に車庫がある
何と「軽トラックが二台」「小型シャベル二台」、荷揚げ用のケーブルで分解して揚げたのだろうと勝手に想像する
その先に「敬愼院」が
そして碧の「一の池」がある
檜皮葺の屋根が歴史を物語る、霊場に相応しい曲線を見せている
院から正面の階段を上がった先に「髄身門」が建つ
その門の中に富士山が見える。彼岸の中日にはこの富士山の頂上から放たれた朝日が門を貫くという。計算され尽された門である
門の広場から「身延山」一望である
山頂へ歩く先に「荷揚げ用ケーブルの山上駅」がある。修行のための完璧な備えは此れなしには成り立たないのだろう
ケーブル駅を過ぎて漸く登山道らしくなる。カラマツの林の中の登山道を歩く
その先に突然出現したのが大崩壊地「ナナイタガレ」
大迫力、そして背筋がゾクッとする
此処まで崩壊した斜面を始めてみる。それも頂上から真っ逆さまの崩壊だから驚く
止まることの無い崩壊が怖い
その崩壊崖ギリギリを登山道が上がっているから尚更怖い
そしてそこに「倒木帯」が重なるので不気味ですらある
「七面山(しちめんざん 1989m)」山頂は樹林の中、展望はない
山頂からは、小走り一気の下りで登山口着
軽登山靴が調子が悪いので、目下厳寒用登山靴で登っている
「笊ヶ岳」をこの重登山靴では登る気がしない
しかし、登山口は確認しておきたいので「老平」集落まで入って確認する
温泉は、そこの「ヴィラ雨畑 すず里の湯(550円)」、快適な温泉でゆったり
そして「雨畑硯」を購入する
一生物である
山梨県を一先ず終了する
その足で「安曇野」入りである
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おはようございます。前日のの歴史の話や人生ものと言われるような、山々。。。
返信削除山梨の山は奥深いですね。
室町時代から鎌倉時代に、人は富士山を超えて関東方面にの習った。
富士山の脅威なのか、利根川、荒川、多摩川など暴れ川を制すとこの出来ない技師の問題なのか?
それから、短期間で世界の江戸になる。世界の歴史からすればかなり浅い。子どものようなもの。このスピード感の中で、富士山を中心しとた山々はどのような気持ちで神社仏閣を作ってきたんでしょう。
不思議な気持ちになりますね。
日本の歴史の中心地周辺の山を登っていると、歴史が今に息づいていることにビックリする。源頼朝や武田信玄が山と云わず峠と云わず、山中の岩屋にも出現する。日蓮宗の総本山と七面山には、今も「日蓮」は生きている。暫くこうした山行が続くのではないだろうか。
返信削除七面山から駆け下っていると先行者を追い越す。「私も速いと思っていたけれど、速いなー、私68歳、お幾つ、」と仰る。「お若いですね、膝に良いものですから駆けてます、66歳です。」山を駆ける等不届きかもしれないが、昔々修行僧の皆さんも駆けていたかもしれない。山が歴史が元気を呉れる